ニューメディア事情10

VRDigest編集部
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―キャプテンとバーコードリーダー

 わが国でキャブティシステムが実用化され2年になった。普及率は当初予測に反して芳しくなく、"悩めるキャプテン"といったところだ。当社も実験に参加したという経緯もあり情報提供、社内利用もしているが、利用度は決して高くない。そこで利用されない理由について社内で調査をしてみたので紹介してみよう。

1. 情報内容が不明、どのような情報が入っているのか明確ではない。

2.  操作性が悪く必要画面に到達するのに時間がかかる。

3. 料金が家庭で利用するには高すぎる、予約利用などは電話のほうが安くて便利、といった意見が多く挙がってきた。

1の情報内容が不明という点については初期段階に比べると格段に内容が豊富になっているが、どのように充実したかは検索しなければわからない。2の操作性については、システムが15年前の開発思想がそのまま残っており、操作機能の改善が必要のようだ。3の料金についても初めて操作する人と、手慣れた人では利用時間や料金に大きな差がでてしまうことである。つまり、当初から問題点となっていたことが現在でもまだ未解決といった状況である。

 しかしこれらの問題を解決するような端末が出現しそうである。INS実験で利用されているバーコードリーダー付のキャプテンが評判が良い。そのシステムは、商品などについているバーコードと同じようなコードを端末でキーインするかわりに読みこむものである。このシステムの最大のメリットは他媒体の利用ということにある。パンフレット、新聞、雑誌、DMなどに、この検索用バーコードを印刷しておき、それをバーコードリーダーを使い読みこませると、必要な画面に到達することができる。利用法として新聞などにこのコードを印刷しておけば記事を読んだあとに内容のフォローが端末ででき、そこから関連記事の検索も始められる。パンフレットやDM、時刻表にこのコードがあれば、予約や注文の画面に瞬時に到達できるというものである。これにより1の情報内容が不明ということは事前に文書によってわかるので、ある程度解決できる。2の操作性も、バーコードを読むことで、キーインと同じ操作になるので、初期画面から検索していくということは不用になる。3の料金も不慣れによる利用時間オーバーということもなくなる。ここまでは解決できそうである。これによって多くの人が使うようになれば、情報も充実し、また端末の価格も下るだろう、そのインパクトになるかもしれない商品で

ある。

 これらバーコードリーダーの開発やパソコン通信との一体化により、本年はキャプテンシステムにも光明がみえそうだ。

 とくにキャプテンの契約者の80.3%が事業所となって潜り、ビジネスユースの見直し、開発が進む年になるだろう。           (新規事業開発部 森一美)

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