スポーツの祭典ソウル・オリンピックと福岡  ―九州支社―

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 ソウル・オリンピック開催まで残すところ3カ月。マラソンの日本代表選考会を兼ねた'87年11月の東京国際マラソンから、'88年3月のびわ湖毎日マラソンまでの視聴率を北部九州地区のデータを中心に追ってみました。

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 上表のように北部九州地区のマラソン中継の視聴率は他地区と比べても全般に高く、マラソンに対する福岡市民の関心の高さを示しているようです。

 とくに、ソウル・オリンピックの前哨戦ともなった「第22回福岡国際マラソン選手権大会」.は、'86年より海の中道をカットし、都市部を回るように変更され、より市民の沿道での声援を受けやすいようなコースになりました。

 当日は、10カ国152人の参加で行なわれましたが、気温も低く、強い風と雨の悪条件となり、記録更新にはならなかったものの、優勝した中山竹通、2位新宅雅也の2人がソウル・オリンピックの切符を手に入れました。この大会では、瀬古利彦の欠場で今いちもり上がりに欠けたとはいえ、地元北部九州地区では41.4%、関東地区でも41.0%で高い視聴率となり、'84年のロス・オリンピックのマラソン中継が48.8%(関東地区)で、これに次ぐ驚異的な視聴率となりました。

 このように、ソウル・オリンピックの日本代表選考を兼ねた大型レースのテレビ中継は、いずれも高い視聴率でマラソン人気の高まりを強く印象づけたようです。

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 男子3人目の代表は、左足の故障で「福岡国際」、「東京国際」を欠場し、最後のチャンスとなった「びわ湖毎日」で優勝した瀬古利彦に決定した訳でありますが、北部九州地区でのこのマラソン(びわ湖毎日)の視聴率は、前半は上昇したものの、後半は横ばいといったところで福岡国際のような盛り上がりは見られなかったようです。-方、女子では「大阪国際女子」で日本では初めて2時間30分の壁を破った宮原美佐子と3位に入った荒木久美そして4位の浅井えり子の3人が出場と決まりましたが、ちなみに、宮原と荒木はともに九州を代表するランナーです。

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