北海道の教育番組はいま...  ―北海道支社―

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※本記事は1988年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

青函トンネルが開通し.それに伴う『青函博』、また、『JUNO′SJAPAN世界・食の祭典』のイベントが行われるなど、この夏の北海道はかなりにぎやかです。今回はこの北海道から札幌地区幹の教育に対する関心度について、開東・関西、そして北の北海道とは逆.南の北部九州地区と比較しながら北海道支社(三宅暫蔵支社長)からリポートします。

まず、NHK教育テレビの視聴動向を見てみました。札幌地区は、'87年の年報をみると図1・図2からもわかるように平日平均と土曜日で午前中(9:00~12:00)のNHK教育の視聴率は、関東・関西・北部九州地区に比べ高くなっています。この時間帯にNHK教育で放送されている番組は、「理科教室」、「ワンツー・どん」、「いってみようやってみよう」のように幼児向け番組が多く、視聴率は6~7%といったところです。また、同じ様な幼児向け番組の「ひらけ!ポンキッキ」も札幌地区は他地区に比べ高くなっています。しかし、語学講座や教養講座の放送されている午後7時以降の視聴率は他地区に比べ低くなっています。

ここで、62年度版の「道民生活白書」から家計支出を見てみますと、図3からわかるように家計消費支出の中で、教養娯楽関係支出の割合は関東に次いで2番目に高くなっていますが、教育関係支出は全国で1番低くなっています。

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北海道地区札幌では、教育というよりは教養(?)、娯楽、やや遊びに近いものに関心が高く、支出の比重が高くなっています。

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次に、新聞・雑誌・テレビ・ラジオではどうでしょうか?'87年度のACRの調査結果から教育、育児、教養ものの関心度を表1から表4にまとめてみました。

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札幌地区では、男性は教育記事を新聞で読み、女性はラジオ(AM)の教育番組が好きな人の割合が高くなっています。特に女性30代後半から40代はテレビ・ラジオで放送される教育番組の好きな人が多くなっています。また、表5から表7でわかるように、文化教室やカルチャーセンターの広告に対する関心は他地区に比べ高くなっています。特に50歳以上では男女とも高くなっています。ところが通信教育の受講や文化教室・カルチャーセンターへの参加ということになると他地区に比べ低くあまり積極的とはいえないようです。しかし、女性の50歳以上に限っては文化教室にかなり熱心なようで4人に1人は何らかの講座に参加していることがわかります。

前述したデータだけで結論的な事を出すことは早計かもしれませんが、札幌地区の教育に対する関心度は、他地区に比べるとかなり関心度・欲求度は高いようです。ところが、今のところは手軽なもので高く、能動的というよりは受動的といえます。そして、通信教育よりは文化教室やカルチャーセンターの方が人気が高くなっています。教育=勉強というよりはやや軽い知識を身につける、教養を身につける方が好まれているというところが今の札幌地区の教育に対する関心度といえるようです。

                              (北海道支社 業務課 永島公祐)

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