武田信玄の人気度をみると ―静岡営業所―

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※本記事は1988年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」は、昨年、日本中にブームを巻きおこしました。

 今年の大河番組「武田信玄」は、「独眼竜政宗」ブームを上廻る位の好スタートをきりました。ドラマの舞台は、甲斐の国、そして駿河、静岡へも押し寄せてきているようです。静岡県は、武田信玄の地元山梨県の隣りですが、県民の関心も高くなっています。

 そこで静岡営業所(川津健一所長)から静岡地区における"信玄"の人気度を視聴率からリポートして貰いました。

■上半期の視聴率の平均は8地区中5

「武田信玄」の放送開始から6月末までの6カ月平均視聴率をみると、日本の中央に位置しているからというわけでもありませんが、36.0%と8地区中5位でした。昨年の「独眼竜政宗」の平均をみると、32.4%で8地区中8位でしたから、視聴率、順位ともに今年は上昇したことになります。なお、昨年の「独眼竜政宗」は、政宗の地元仙台地区が他地区よりかなり視聴率が高く、最低だった静岡地区とは25%も差がありましたが、今年の「武田信玄」では、昨年ほど大きな地域差はみられません。

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■好スタートから下降傾向に ―― その真にはナイターの影が...

 では、「武田信玄」を「独眼竜政宗」と比較しながら、放送開始から追いかけてみましょう。(図1参照)「政宗」はスタートがあまり良くなかったのですが、2週目にグーンとアップし、10週目位迄上昇し続けます。「信玄」の方は「政宗」の人気をひきついでスタートしたためか、好スタートをきりました。しかし両者とも10週をすぎた頃から上がったり下がったりして、20週目位から凸凹がほぼ同じになってきました。これは4月から始まるプロ野球のナイター中継に関係があるようです。図2は「武田信玄」の裏で、巨人戦ナイターが放送された時の視聴率を「信玄」の視聴率に重ねてみたものですが、ナイターが放送されていてしかもその視聴率が高い時は、「信玄」の視聴率は低くなっています。

また、裏に巨人戟ナイター中継が有る時と無い時で分けてみると、ナイター中継が無い時の方が、有る時より視聴率は高くなっています。「政宗」は、ナイター中継が終了した頃に視聴率も回復していますから「信玄」もナイター中継が終了すれば、また視聴率も高くなるのではないかと思われます。

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■あらゆる世代に好まれる番組

 時代劇は一般的に、高年齢層の人々に好まれる傾向にありますが、図3にみるように、「武田信玄」は比較的若い層にも視聴されています。これが高視聴率を得ている理由のひとつかと思われます。何はともあれ、平均で30%を超える番組というのはそうあるものではありません。今後の展開に期待したいと思います。

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静岡地区の高視聴率番組をみると...

 最後に静岡営業所を開設した1984年より、1988年までの高視聴率番組ベスト20を表2でみてみました。静岡地区の視聴動向をみる上で参考になる番組の数々です。

 さて、今秋は、ソウル・オリンピックをはじめ多くのテレビ番組、CMにどのような視聴行動をみせるのでしょうか。

 そして来年の大河ドラマは「春口局」が放送予定で、その舞台は駿河にも及びます。当静岡では、今から大変な期待が寄せられているのです。どういうことになるのでしょうか?いずれまた機会を改めることにしまして、今宵は、これまで、といたします。

                                  (静岡営業所 川津健一)

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