年末・年始のテレビ視聴率は? ~関東地区視聴率調査より~

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※本記事は1987年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

この年末年始は、某タレントのスキャンダルによる番組の中止、放送変更やNHK紅白歌合戦も辞退者が出るなどの波乱にテレビ界も揺れにゆれましたが、さて、一般視聴者のテレビのみられ方はどうだったでしょうか。

テレビの視聴状況は昨年並!?

 大晦日から正月3ヵ日にかけてのテレビ視聴状況は総世帯視聴率全日(6~24時)でみると、4日間のどの日をとっても昨年並で、4日間の平均もほとんど昨年と同じ傾向になっています。

 ところが、これがゴールデンタイム(19~22時)では、12月31日の視聴率が'84年からだんだん低下し、そのためか、4日間の平均視聴率も下降傾向にあります。

 しかし、これが深夜になると、昨年あたりから逆に高くなっており、年末年始には、深夜にテレビをみる世帯がふえていることがわかります。特に今年は、1月4日が日曜日で、1月5日に仕事初めのところが多かったためか、例年では低くなる1月3日の視聴率が高くなっています。

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恒例番組が不振!!~年末年始の番組から~

 毎年、年末年始には、多種、多彩の番組が放送されますが、その中でも、毎回恒例となっている番組が何本かあります。今年は、前年におよばなかった番組が少なくありませんでした。

 特に、「NHK紅白歌合戟」は、'86年の年間最高視聴率番組ではあるものの、当社の調査が始まって以来始めて視聴率が60%を下回ってしまいました。

 一方、毎分視聴率でみると、最高は69.2%で、70%弱の視聴率で辛うじて毎年恒例の話題番組の面子をたもったといえそうです。

 グラフ1からわかるように、この日の夜の総世帯視聴率(HUT)は以前より下がっていますが、HUTが低かったら「紅白」が下がったのか、「紅白」が下がったからHUTが下がったのか、あるいは全く関係ないのか、定かではありません。いずれにしても今回の「紅白」が'84年の78%から約20%も低下したことは、歌手の辞退騒動や裏番組の健闘などがあったにせよ、注目すべき現象と言えましょう。

 表1は12月31日から1月3日までの4日間の高世帯視聴率番組をあげてみました。

 紅白歌合戦以外では歌謡番組やバラエティー番組、ドラマ番組、とくに時代劇などに目立った動きがみられます。

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VTRは大活躍! ―鐘画率ふえる―

 年末年始は、各放送局がこぞって力を入れ多彩な番組を放送するため、視聴者の方も見逃さないためにVTRで録画する視聴者が多かったようです。12月31日から1月3日の4日間で、表2にみるように最も録画率の高かったのがなんと視聴率では史上最低だった「紅白歌合戦」でした('85年は3.8%)。 つぎが「ドラマ白虎隊」。また、日別にみると12月31日ついで1月1日、時間別にみると、やはり夜の時間が高くなっています。 (テレビ・ラジオ調査部 中奥美紀)

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