ナイター視聴率の動き

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※本記事は1987年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

視聴率的にも盛り上がるセントラル・リーグ

 今シーズンのプロ野球セントラル・リーグほ、4月10日幽のペナントレース開幕以後、巨人が例年にない好調な滑り出しで、王監督になって初めて、前半戦を首位で折り返しそうな勢いである。そこで、巨人戦ナイターの4~6月の視聴状況をみてみた。

1.対戦カード別巨人戦ナイター視聴率

 巨人が好調なのに比例してか、巨人戦ナイター視聴率は、4~6月の平均で26.1%と、昨年同期の24.5%を上回っている。

 これを対戦カード別にみると、広島戦+2.3%、中日戦+2.4%、ヤクルト戦+2.8%、大洋戦+2.5%と軒並み視聴率がアップしている。しかし、昨年同期に、最も視聴率の高かった阪神戟は、阪神がペナントレース序盤戦で早くも優勝の可能性がうすくなってきたためか、唯一同年同期を下回る結果となっている。

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2.巨人軍先発投手別巨人戦ナイター視聴率

 昨年は、ドラフト時から世間の注目を集めた桑田投手のデビューということもあってか、先発投手別に巨人戟ナイターの視聴率をみると、桑田投手が先発した試合の視聴率が高かった。

 今年は、水野投手以外、あまりかわらない試合数を先発しているが、江川投手が頭一つ

リードしている。

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3.新生星野ドラゴンズ、地元名古屋での人気は?

 巨人の人気が全国的であるかといえば、必ずしもそうではなく、たとえば広島では、当然広島東洋カープの人気が高く、巨人戦ナイターはあまりみられなかったりする。

 では、今年新しく生まれかわった星野監督率いる中日ドラゴンズの地元名古屋での人気を、巨人戦ナイターの視聴率で、関東地区と比較してみた。(グラフ②参照)

 関東地区では、巨人ファンが多いため、どのチームと対戦してもほとんど20%以上の視聴率を記録している。これが、名古屋地区では、当然対中日戦が最も高く、他チームとの試合と20%近い差がある。また、巨人戦ナイターと中日戦ナイターが同時に放送されることがあるが、この場合は中日戦ナイターの方が高い視聴率を獲得することが多く、名古屋地区における中日ドラゴンズの熱狂的な人気がうかがえる。

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 今季のセントラル・リーグは、巨人が好調なこともさることながら、昨年の覇者広島と、星野監督が率いる、元パシフィック・リーグ三冠王落合の移籍した中日との3つどもえの首位争い、さらには、下位チームでも、新生盲莫大洋やボブ・ホーナー加入のヤクルトなど、話題も豊富で、ペナントレースをもりあげている。

 ファンの熱い要望に応え、ますます楽しいプロ野球を期待するとともに、今後の視聴率の動きに注目したい。

                             (テレビ・ラジオ調査部 中奥美紀)

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