視聴率実践講座 ~ その16 ~

VRDigest編集部
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※本記事は1998年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

先月号に引き続きワールドカップの分析を紹介しようと思います。

個人視聴パターン分析をみると流石に3戦目は夜遅いということもあり初戦・2戦目よりもパーソナル視聴が増え、35才以上主婦+αのファミリー視聴と50才以上の女性のパーソナル視聴がやや減っていますがいたしかたないことでしょう。

番組平均世帯視聴率は3試合ともに昨年の紅白・第2部を上回りましたが、視聴世帯をファミリー視聴にさせるパワーということではまだまだ紅白の方が優れていることもわかりました。いずれにしても素晴らしい番組分析結果です。

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先ず視聴分数分布データをみると全枠-5分以上接触世帯の比率で3試合ともに3割前後の高いスコアを示しています。日本の最終戦となったジャマイカ戦が番組平均世帯視聴率では初戦・2戦目に比べ10%近く下回るものの全枠-5分以上接触世帯の比率では2戦目を上回る結果となっていることが特に注目されます。次に視聴判定1/3レベルの累積到達率をみると全体で82.4%にも達しています。また、3試合ともに見たと判定された世帯も全体で43.6%と関東の約4割の世帯が日本戦3試合ともに見逃すまいぞという姿勢をとっていたということがわかります。

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 さて、ここで標準区分よりも性・年齢を細かく分けて個人視聴分数分布をお知らせすることにしましょう。このデータからみると最も積極的に長時間W杯を見たのは35~49才の男性であることがわかります。そして4~12才の男の子と65才以上の女性の第3戦の長時間接触者は第1戦・第2戦と比べて特に少なくなっています。そして全く見に来ない人も大幅に増えています。放送時間帯的にいたしかたないことでしょう。

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(本社 テレビマーケティング部 加納永-)

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