名古屋地区の視聴率は...

VRDigest編集部
VRDigest編集部
  • facebook
  • facebook
  • Twitter
  • HatenaB!

本記事は1986年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

 1980年9月の名古屋地区調査地域拡大から5年が経過し6周年を迎えようとしています。

そこで今回は、'81年から'85年までの5年間の視聴率の動きをまとめて紹介いたします。

関東地区・関西地区に比べて変化の少ない名古屋地区の視聴率

 名古屋地区の全日(6時~24時)の世帯視聴率をみてみますと、わずかながら上昇傾向をたどっており、41.1%('81年)から42.4%('85年)へと1%強上昇しています。逆にゴールデンタイム(19時~22時)では、ゆるやかな低下傾向がみられ、この5年間に約2%(1.9%)低下していますが関東地区、関西地区に比べると、その低下幅は微少なものといえましょう。次にプライムタイム(19時~23時)をみてみると、5年間ほぼ横ばいで、ほとんど変化がみられません。(図1)

vol219_01.jpg

 このゴールデンタイムの低下とプライムタイムの横ばい傾向を併せてみてみますと、プライムタイムの視聴率の横ばい傾向は、表1にみるように午後10時台の上昇にささえられてきた結果といえましょう。

いま名古屋では報道番組とスポーツ番組がホット

 視聴者の好みは年々変化しており、それに応じて番組編成にも変化が現われてくるものです。名古屋地区視聴者の好みの変化をみるために表2で番組種目別放送分数、平均視聴率、1日当り視聴分数を5年間追ってみました。(表2参照)

 また図2で、年別の1日平均視聴総分数をみると'83年の最大456分、'81年の最少441分その差は15分とわずかで、7時間30分前後で推移しています。

vol219_02.jpg

vol219_03.jpg

表2をみると、との5年間放送分数が増加しつづけている番組種目のひとつとして「報道」があげられます。この報道番組群は放送量の増加と共に1日当りの平均視聴分数も着実に増加しており、5年前と比べると、12分増の65分となっています。同様にスポーツ番組にも'82年からその傾向がみられ、その視聴分数は'82年の35分から'85年の52分へと実に17分も増加しています。

 報道とスポーツ以外で放送分数が増加傾向を示している番組種目として、「音楽」と「スリラーアクション」の2種目をあげることができますが、その視聴分数をみてみると、前者「音楽」は減少、後者「スリラーアクション」は横ばいといずれも増加傾向はみられません。

 これ以外の種目にもそれぞれ次のようなことがいえそうです。

 ◎クイズ・ゲーム......'83年、'84年と好調であった種目ですが、'85年は放送分数が減少(対前年マイナス2149分)、さらに視聴量にも減少がみられます。もう1年みてみないとはっきりしたことはいえませんが「カゲリ」の気配がわずかながらありそうです。

 ◎マンガ......'82年をピークに、視聴量は着実に減少中、放送分数への連動は今の所まだみられません。

 ◎-般劇......視聴量が'82年に落ちてそのまま'85年も増加の気配がみられません。

 ◎時代劇......'83年から減少傾向をみせほじめ、'85年もまだ減少中といっところです。

 以上の8つの番組種目以外の種目には、大きな変化はみうけられません。

                 (注、NHK教育を除く、放送分数10分以上の番組のみにて算出)

この秋から名古屋地区でも視聴率オンライン化「日報時代」に

'86年9月29日のデータから関東、関西に続いて名古屋地区でもいよいよ日報配信サービスが開始されます。

 これに伴い調査仕様を変更いたしますのでご紹介しておきます。

変更点1......調査地域の拡大

 現行.........名古屋市を中心にしての約30血圏と豊橋市・津市に至る地続きの地域

 拡大後......名古屋市を中心として約40km圏内の市町村、及び40血圏に一部かかる市部(美濃市、瑞浪市)と豊橋市、津市に至る地続きの地域

 この変更の結果、東海3県でのカバレッジは82.1%から83.7%に拡大されます。特に愛知県では96.9%と愛知県東北部の山間部を除いてほとんどカバーすることになります。

  

変更点2......測定テレビ台数

 現行世帯数でよくみられているテレビ2台までを測定の対象としていましたが、日報配信サービス開始後はさらに1台を追加し、3台までの測定を行ないます。

vol219_04.jpg

日本のへソをご存知ですか? ......

―名古屋地区調査エリアのロケーション紹介にかえて―

 人口の地域分布の状況を集約して示すものの1つとして、人口重心がある。昭和60年の我が国の人口重心は、国鉄越美南線美濃下川駅西南西方向約3キロメートルで、岐阜県郡上郡美並村の片知山の東約1.400メートルに当たる東経136度55分18秒、北緯35度37分34秒の位置にあり昭和55年の人口重心に比べ東南東へ約1.9キロメートル移動している。

 これは総務庁統計局が発表した「昭和60年国勢調査速報」の結果の概要から引用したものです。名古屋地域は日本の中位にあたり、丁度へソの部分に当りますが人口重心が図4、図5にみるように名古屋地区調査エリア(拡大後)の北限をかすめて東南東へ移動しつつあり、現在丁度、ほぼ真北に位置していることになります。(名古屋支社 調査課  渋江贋一)

vol219_05.jpg

この記事をシェアする
  • facebook
  • facebook
  • Twitter
  • HatenaB!