番組好感度からみた時間帯別視聴傾向~第15回テレビ番組カルテより~

VRDigest編集部
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本記事は1986年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

'86年5月に実施した「第15回テレビ番組カルテ」から、時間帯別に最近のテレビ番組の視聴状況及び噂好の傾向を探ってみました。

 Ⅹ軸をFレイティング(視聴経験)、Y軸をQレイティグ(好感度)として、今回の詞.・

査対象番組を時間帯別にプロットし、種目別傾向をみてみました。

1 ポジションの相反する"連続ドラマ"と"主婦向けワイドショー"

  平日の7時~17時台

 今回の調査対象番組の中から平日の7時~17時台に放送されている34番組について、FレイティングとQレイティングの関係を見た結果、34番組平均Fレイティングは21.0%、Qレイティングの単純平均は56.6%でした。

 番組別にみると、Fレイティング、Qレイティングともに平均値を上回るゾーンには芸能人ゲストにインタビューするトークショー番組が多く見られます。また、この時間帯に多く放送されている主婦向けワイドショーは全般的にFレイティングは高いが、Qレイティングが低く、逆に昼の連続ドラマはFレイティングは平均以下だが、Qレイティングが高く、特定層に好まれ視聴されている傾向がうかがえます(図1)。

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2 評価の分散する芸能バラエティー、評価の高い探訪番組

  土・日曜日の7時~17時台

 土・日曜日の7時~17時台に放送されている31番組についてみると、平均Fレイティングは18.8%だが、Qレイティングが62.7%であり、平日の日中の番組にくらべ全般的にQレイティングの高い番組が多くみられます。

 個々の番組についてみると、今年の2月のダイジェストでも紹介したように、同じ教育・教養番組でも"楽しい気分になる""親しみがある"といった娯楽性の点でも高い評価を得ている探訪番組が高いQレイティングを示しています。また、寄席・演芸から視聴者参加インタビュー、コントバラエティーショーまでタイプが多岐にわたる芸能番組は評価が分散し、F・Qレイティングともに平均値を上回っている番組もあれば、Fレイティングは高いがQレイティングは平均以下などさまざまな様相を示しています(図2)。

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3 パーソナル視聴の時間帯ほど平均点に収斂

  月~日曜日の18時~23時台

 次に18時~23時台の調査対象番組110番組についてみると、各時間帯の平均Fレイティング、Qレイティングは以下の通りでした。21時台を除けば全般的な傾向としてパーソナル視聴の時間帯になるほどQレイティングの高い番組が多くみられます。また、各時間帯のプロット図をみると、19時台・20時台の番組は比較的各ゾーンに分散していますが、21時台・22時台になるほど平均点に収斂する傾向がみられます(図3~図6)。

平均Fレイティング  平均Qレイティング

18・19時台(32番組)  19.6%         69.4%

20時台  (29番組)  22.2          72.0

21時台  (26番組)  22.4          70.5

22・23時台(23番組)  19.2          73.2

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 なお、各番組別にみますと、この1~2年雑学バラエティークイズ番組やドキュメンタリー情報番組、更に"ビートたけし"出演の芸能バラエティー番組などが高F、Qレイティングを獲得しています。また、ドラマ番組は従来のホームドラマから特定のターゲットに絞ったドラマが好評を博していることもあり、Fレイティングはやや低いものの、Qレイティングはほとんどの番組が平均値を上回っています。

                      (テレビ・ラジオ調査部 加藤雄二)

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