個人メータ視聴率調査システム実験に入る

VRDigest編集部
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※当記事は1988年に発刊したVRDigestに掲載されたものです。

 当社は、テレビ視聴率の個人レベルの調査システムを開発、さる2月報道機関に発表された。すでに本誌1月235号巻頭言で言草している通り、現在、少サンプルによる実験がはじめられている。今回実験に入ったビデオ・リサーチ「個人メータ視聴率調査システム」の概要、特長はつぎの通り。

1.概 要

 世帯単位の視聴率調査とは異なり、家庭内の個人単位で視聴率調査を可能にした調査システムである。従来の世帯視聴率調査システムをレベルアップさせたものでピープルメータ入力装置器(マイクロコンピュータ内蔵)を新しく開発しこの装置により個人視聴率調査が可能となった。

2.VRピープルメータ入力装置器の特長

 (1)家庭内人数

   テレビ視聴者最高7人まで調査可能。

(2)個人別方法

   家庭内の個人がテレビ視聴の時に個人データを入力して行なう。入力(ON)方法はリモコンまたは入力表示器のスイッチを押して行なうもの。一方、停止(OFF)方法も同様にリモコンまたは入力表示器のスイッチを押して行なうことができる。

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(3)テレビ視聴表示

   テレビ視聴の個人データが入力されると対応した個人のランプが点灯する。ランプには個人のイラストを入れて子供や老人でも簡単に使えるようにし、家庭だけでなく、来客視聴者も記録できるなど個人データの判別ができるようになっている。

(4)個人データ入力警報

   テレビのスイッチが入っているのに、個人データが入力されない場合は、メロディを流すことにより警報入力をうながす。入力されるとメロディは停止する仕組みになっている。

(5)家庭内個人視聴調査TV台数

   最大8台まで、視聴実態を調査することができる。

なお、個人メータ視聴率調査システムは、実用化のため本年中に首都圏100世帯へ実際にVRピープルメータ入力装置器を設置し本格的な実験を行なう予定にしている。

今後、衛星放送やCATVの普及など高度情報化社会を迎え、テレビ視聴のパーソナル化、多様化時代に入ることから今回の実験、実用化には大きな期待がよせられている。

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