視聴率の分析
ビデオリサーチのテレビ関連調査、視聴率の分析についてご紹介しています。
番組とスポットの累計到達率(リーチ)・平均視聴回数(フリークエンシー)
累積到達率・平均視聴回数を算出する際、スポットの場合は挿入時点の毎分または毎5分の視聴率データをもとに、“見た”“見ない”の判別から出すことができますが、放送分数がまちまちな番組の場合には、視聴条件の設定が必要となります(視聴の深さの設定)。通常は番組放送枠の1/3以上視聴した場合“見た”とするのが一般的になっています。
番組の視聴の広がりと深さ
通常“視聴率”と呼ばれている番組平均世帯視聴率というのは、例えば30分番組であれば、30分全部見ている世帯もあれば、5分しか見ていない世帯もありますが、これらすべてを平均した形で算出したものです。 すなわち、番組平均視聴率を分解すると次のような関係になります。

下記の30分番組の場合、視聴世帯はAからFまでの6世帯(60%)が接触しています。しかしながらAのように30分全枠視聴している世帯もあれば、Eのように5分にとどまっている世帯もあります。 AからFまでの6世帯の平均視聴分数は90分÷6世帯=15分となり、“広がり”は6世帯÷10世帯=0.6、“深さ”は15分÷30分=0.5となります。このように平均視聴率はどのくらいの世帯が接触し、どのくらいの分数を見たかといった両指標から成り立っています。したがって、高い視聴率を獲得するためには多くの世帯に見てもらうことも必要ですが、番組開始から終わりまでなるべく長く続けて見てもらうことも重要なポイントです。
ある30分番組の番組視聴分数
| 世帯 | A | B | C | D | E | F | G | H | I | J |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 番組の 視聴分数 |
30分 | 25分 | 10分 | 15分 | 5分 | 5分 | 0分 | 0分 | 0分 | 0分 |
番組の流入流出分析
その番組の放送開始と同時にどの局のどの番組から、どれくらいの視聴世帯がチャンネルを切り替えるのか〈流入〉、また、番組終了と同時にどの局のどの番組に、どれくらいの視聴世帯が移動していくのか〈流出〉を示すものです。 前の番組を視聴している世帯がチャンネルを切り替えることなく、引き続き同局の後番組を視聴し、その番組が終了してもまた同局の後番組を視聴するように番組編成することが望ましいことです。
流入の説明
A局の前番組の視聴世帯のうち19%が継続してA局を視聴し、加えて、他局の前番組視聴世帯やテレビ非視聴世帯からも11%取り込み、A局の後番組は30%という高視聴率になっています。
流入の概念図

流出の説明
A局の前番組の視聴率が30%と高いにもかかわらず、後番組への継続は10%と低く、20%が他局、またはOFF(非視聴)に流出しています。
流出の概念図

- 視聴率データの分析事例はこちらをご覧ください>>


