ブロードバンドユーザーのプロフィール・3~Broadband Market Reportより~

VRDigest編集部
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本記事は2002年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

◆ はじめに

 前回までの2回にわたり、ブロードバンドユーザーの特性、意識など各種のプロフィールデータのご紹介をさせていただきました。今回はブロードバンドユーザーがWebサイトをどのように利用しているのか、また、ブロードバンドがWebサイトの利用にどのような影響を与えているのかについてみていきたいと思います。

Broadband Market Reportについて

Broadband Market Reportは、ブロードバンドの普及状況をはじめ、ブロードバンドユーザーのプロフィール、Web接触状況など、ブロードバンドユーザーの実態と動向を的確に把握し、ブロードバンドマーケティングを多方面からサポートするサービスです。

 第一弾ラインナップ

●ブロードバンド・普及動向レポート

●ブロードバンド・ユーザープロフィールレポート

●ブロードバンド・Web利用動向レポート

 本稿はこのうちの「ブロードバンド Web利用動向レポート」より作成したものです。このレポートはインターネットの接続回線を切り口にしてWebサイトの利用動向の集計、分析を可能とするものです。

【概要】

・データ提供方法  :ビデオリサーチネットコムのW由サイト上で集計分析

・接続回線種別

  ブロードバンド :ADSL/CATV/無線アクセス/FTTH

  ナローバンド :ダイヤルアップ<アナログ/ISDN>/フレッツISDN/PHS

  ※接続回線については3ケ月に1回データ更新

・主な分析メニュー  :接続形態別のWeb利用動向

           時間帯別の利用状兄

          サイト接触者に占めるフロードバンドユーザーの割合

◆ブロードバンド利用の拡がりは?

 Webサイト利用についてご紹介する前に、最近3ヶ月間(2001年12月調査~2002年3月調査)の比較でのブロードバンド利用の拡大について見てみましょう。図1は普段自宅で利用しているインターネット接続回線の内訳をみたものです。

 ADSLユーザーの割合は17%となり、最近3ケ月間で7ポイントと大きく利用者を伸ばしているのが目立ちます。CATV等をあわせたブロードバンドユーザーの割合は約28%となり、インターネットユーザー全体の約3人に1人がブロードバンドを利用しています。これを人口に換算すると、約1,046万人となります。

 ※2002年4月未現在のインターネッ峠U用人口(家庭内)の推計値(約3,700万人)を元に算出

 またADSLとCATVについてユーザーの性別・年代別の構成割合を比較すると(図2)、ADSLユーザーでは男女とも20~34才の層の割合が高く、CATVユーザーではメインは男女とも35~49才の層ですが、10代、50代以上の層の割合が高くなる傾向がみられます。最近3ヶ月間での推移をみると、ADSLユーザーで女性の割合がやや高くなっています。

●図1.インターネット接続形態(自宅内)

vol408_11.jpg

●図2.ブロードバンドユーザーの性別・年代別構成割合(ADSL,CATV

vol408_12.jpg

◆ ブロードバンドユーザーのWeb利用動向

 ブロードバンドによるインターネットは、高速回線を活用した高品質な動画・音声などのコンテンツの視聴が可能になるだけでなく、常時接続による使い放題のインターネット環境が提供されます。時間を気にせず、またダイヤルアップのような手間も不要なことから、より気軽に、様々なシーンでのインターネットの活用が進んでいることが窺えます。図3は、Webサイト全体の利用状況について、「接触サイト(ドメイン)数」、「視聴ページ数」、「利用時間」の3つの指標からみたものです。(2002年4月の1ヶ月間のデータ)

 ダイヤルアップ接続のユーザー(アナログ/ISDN)と、ブロードバンドユーザーを比較すると、接触ドメイン数ではダイヤルアップの37ドメインに対してブロードバンドユーザーでは100ドメイン(約2.7倍)と様々なサイトを利用していることがわかります。視聴ページ数、利用時間についても、ブロードバンドユーザーはダイヤルアップユーザーと比べると、約3倍の利用となっています。

 ※ 平均視聴ページ数:706→2189ページ(3.1倍)

 ※ 平均滞在時間:5時間50分→17時間6分(約2.9倍)

●図3.Web全体の利用動向(2002年4月の1ヶ月間)

vol408_13.jpg

◆サイト別の接触状況をみると

 次にサイト(ドメイン)ごとに接触状況をみてみます。図4は、主要ポータル・検索サイトの接触者率(Web利用者を100%としたときに当該サイトを利用した人の割合)、及び、サイト接触者におけるブロードバンドユーザーとナローバンドユーザーの構成比をみたものです。

 接触者率では、ブロードバンドユーザー、ナローバンドユーザーともYahoo!JAPAN(yahoo.co.jp)の割合が最も高く、ブロードバンドユーザーで80.4、ナローバンドユーザーで69.0%となっています。以下、infoseek(infosseek.co.jp)、MSN(msn.co.jp)と続きます。全体として接触者率はブロードバンドユーザーがナローバンドユーザーを大きく上回ります。

 また、サイト接触者に占めるブロードバンドユーザーの割合が高いのは、キーワード検索サイトのgoogle(google.co.jp)が50.8%、各分野の第一人者がお奨めサイトを紹介するAll About Japan(allabout.co.jp)が55.2%とそれぞれ半数を超えています。

●図4.主要ポータルサイトの接触状況(ブロードバンド/ナローバンド別)

vol408_14.jpg

 次回以降もブロードバンドユーザーのプロフィール、Web利用動向など各種の事例のご紹介をさせていただきたいと思います。

                   株式会社ビデオリサーチネットコム 江村 謙太郎

                               (emura@vrnetcom.co.jp)

■お問い合わせ先■

株式会社ビデオリサーチネットコム

 TEL:03-5540-6502 E-Mail:info@vrnet.co.jp

または、株式会社ビデオリサーチの営業担当者までお願いいたします。

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