レッド・シェリフ・メジャーメントのご紹介~「ロイヤリティ・モジュール」によるビデオリサーチのホームページの結果から~

VRDigest編集部
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本記事は2002年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

◆「深さ」「ロイヤリティ度」を測定するには

 前回、ビデオリサーチネットコムがレッド・シェリフ(本社 米国)との提陽により日本市蓼で提供している、Webサイト全数トラッキングシステム「レッド・シェリフ・メジャーメント」を活用したサイトのリニューアル前後における視聴者動向の分析事例をご紹介いたしました。

 今回は、レッド・シェリフ・メジャーメントの特色であるユーザの視聴の「深さ」「ロイヤリティ度」について、ビデオリサーチのホームページの計測結果を元にご紹介いたします。現在、提供している「探さ」「ロイヤリティ度」に関する指標は次の通りです。

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◆「再訪問率」から

 特にEコマース系のサイトにおいては、初めて訪れたユーザが、その後当該サイトの視聴が習慣化したかというのは気になるところです。「レッド・シェリフ・メジャーメント」では連続する2期間(今週と先週、今月と前月等)によるユーザの前期聞からの再訪問状況を見ることが出来ます。

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 ビデオリサーチサイトでは前月からの再訪問ユーザーは当該月のユーザのうち毎月コンスタントに約20%前後になります。残りの80%のユーザは初めて訪れた(もしくは、前々月以前からの再訪問)ユーザになります。意外に月単位で見た場合の再訪問率は少ないものと思われます。

 ビデオリサーチのサイトはeコマースサイトでもありませんのでこの例には当てはまりませんが、今後インターネットをマーケティングチャンネルとしてとらえているサイト運営者の方々には「新規ユーザ獲得」から「既存ユーザの掘り起こし」が重要と言われています。その様な時に2点間上でのユーザの流れを見る「再訪問率」指標が役立つのではないでしょうか。

◆「ブックマーク率」から

 お気に入りからのアクセスもユーザのロイヤリティ度を測る1つの指標と言えるでしょう。定期的に、習慣としてアクセスするサイトはお気に入り(ブックマーク)から選択される場合が多いと思われるからです。ビデオリサーチのサイト上での総訪問数(セッション数)におけるブックマークからのアクセス(=ブックマーク率)を次に見てみましょう。

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 全アクセス数にみる、ブックマーク率はだいたい0.5%前後のようです。0.5%を低いとみるよりは、他の99%強のユーザがよくビデオリサーチのサイトに来ていただいたと見るべきでしょう。さきほどの「再訪問率」の数字と合わせて見ると、ビデオリサーチサイトの視倍音はブックマークによるロイヤリティユーザによってではなく、「通りすがりユーザ」によって支えられているサイトだと言えるでしょう。つまり何らかのリンクを経てビデオリサーチサイトに流れてくるユーザがほとんどなのです。このようにビデオリサーチサイトの「流入元」を見るとお客様の顔が見えてきます。

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 ビデオリサーチサイトの流入元をサブドメイン単位でまとめると上表になります。数字はアクセス数になりますも過去1年流入元アクセストップ5は順位の入れ替わりはあっても、必ずこの5サイトによって占められています。この流入元の結果から見えてくる事は、ビデオリサーチのサイトアクセスはdailynews.yahoo.co.jpからの影響力に左右される部分が大きいという事です。それ以外の部分は、お気に入りからのアクセスを含めて変動が少ないようです。6月は「ワールドカップ・サッカー関連視聴率」10月は「NHK朝の連続ドラマ一回目の視聴率」という記事がdailynews.yahooに掲載されましたので、そのことが影響しています。

◆ブロードバンド化と「滞在時間」

 ブロードバンド化という言葉が、最近のITのキーワードになりました。インターネットユーザが増加した次は、ブロードバンド化によって視聴の質が変わってくるのではと言われています、具体的には総視聴時間が増えてくるのではと考えられます。ビデオリサーチサイトのユーザの視聴帯域は今年に入ってどのように変わったでしょうか?また、それによりビデオリサーチサイトへの視聴時間は変化したのでしょうか、次の結果を見てみましょう。

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 レッド・シェリフではブロードバンドを64kbps以上の視聴帯域を利用してアクセスと定義しており、通常のダイヤルアップなどは含みません。その定義の元でブロードバンド化率をみると、ゆるやかに進んでいる事がお分かりいただけます。ただし、それが「視聴時間」には影響は無いようです。ブロードバンド化はユーザの総視聴時間を長くはしても、個々のサイトに対する視聴時間に変化は及ぼさないのでしょうか? あくまでも推測ですが、前回ご紹介したようにビデオリサーチのサイトはコンテンツをなるべく軽くすることを目指して、サイトのリニューアルを行いました。これによりダイヤルアップのナローバンドの帯域でも、ブロードバンドとさほど変わらないサーフィンが楽しめているのではないでしょうか?

 上記では滞在時間を平均化しましたが、レッド・シェリフ・メジャーメントでは分単位にまたは秒単位に滞在時間分布を集計することも可能です。

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 今回のビデオリサーチサイトの例では、ブロードバンドド化の進展と滞在時間との相関は特に見られませんでした。サイト訪問者の約6割は1分以上視聴するという傾向が続いています。

 eコマースサイトやメディアサイトにとっては、キャンペーン実施時/番阻放送時などにおける滞在時間分布は、その企画が視聴者をどの程度つかんだかを推し量る重要な指標となります。

◆さいごに

 私どもビデオリサーチネットコムでは、ECサイトの効果測定、Webサイトランダムサンプリングポップアップ調査、Webサイトの全数トラッキングシステムなど、各種Webマーケティングの課題を解決するための様々なソリューションをご提供しております。どうぞお気軽にご相談下さい。

                      株式会社ビデオリサーチネットコム 松本 圭一

(matsumoto@vrnetcom.co.jp)

■お問い合わせ先■

株式会社ビデオリサーチネットコム

TEL:03-5540-6503 E-Mail:info@vrnetcom.co.jp

または、株式会社ビデオリサーチの営業担当者までお願いいたします。

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