~インターネットオーディエンス測定~効果的なWebマーケティング活動のために

VRDigest編集部
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※本記事は2000年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

 今回は、パネル調査によるインターネットオーディエンス調査データの分析システム(Web Report)の新メニューについてご紹介させていただきます。

 同システムは今年4月よりサービスを開始しておりますが、従来からのドメイン分析(ドメイン、サブドメイン単位での基本指標の集計・分析機能)に加えて、今月より、各種の分析メニューを順次リリースしてまいります。インターネット広告のメディアプランニング、Webサイトの企画・構築など様々なWebマーケティングのシーンでご活用いただけるものとなっております。

◆Reach & Frequency MAX分析

 このメニュー右耳、インターネット広告のメディアプランニングの際、ターゲットに対するリーチ、または、フリークエンシーを最大にするサイトの組み合わせをシュミレーションするものです。

限られた予算の中で最大の効果を得るための分析です。

①Reach MAX分析

 Reach MAX分析は、広告出稿の侯繍となる複数のドメイン(サブドメイン、ページ)の中から、どのような組み合わせがターゲットに最も効率よく到達(リーチ)するのかを分析するもので、リーチ(接角賭率)が最大になる順番にドメインを並べて出力されます。なるべく少ないドメイン数で最大のリーチを得るための、効率のよいドメインの組み合わせ(順位付け)が分かります。

 次のような手順で分析を行います。(図1参照)

1)候補となる複数のドメインを選択します。最大100のドメイン(サブドメイン、ページ)が指定できます。 ここでは5つのドメイン(D1、D2、D3、D4、D5)が選択されているものとして説明します。

2)各ドメインの接触者率(リーチ)を計算して、最も高いドメインを「1位」に設定します。ここではD1が設定されています。(Step l)

3)次に、「1位」に選択されたドメインと残りのドメインについて、各々を組み合わせた場合の接触者率(累積脚を計算し、最も高くなるものを「2位」としますムここではD1とD2との組み合わせが最も高かったものとします。(Step 2)

4)1位、2位に設定されたドメインと残りのドメインとの組み合わせた場合の接触者率(累積接触者率)を 計算して、最も高くなるものを「3位」に設定します。以下、同様の手順で残りのドメイン組み合わせた場合の接触者率を計算し、これを接触者率の伸びが止まるまで繰り返します。(Step 3)

図1.Reach MAX分析の流れ

vol385_14.jpg

 

②Frequency MAX分析

一方、「Frequency MAX分析」は、複数のドメイン(サブドメイン、ページ)の中から、ターゲットに対する最も接触回数が多くなる組み合わせを分析するものです。ターゲットに対して繰り返し接触させることが目的の広告の場合に利用します。手順は次の通りです。(図2参照)

1)候補となる複数のドメインを選択します。ここでは5つのドメイン(D1、D2、D3、D4、D5)が選択されているものとします。

2)「1位」のドメインは、Reach MAX分析と同じく、各々のドメインの接触者率(リーチ)を計算して、最も高いドメインが設定されます。この例ではD1が1位に選択されています。(Step l)

3)次に、「1位」に選択されたドメインと残りのドメインについて、各々を組み合わせた場合の平均接触者率(フリークエンシー)をそれぞれ計算し、最も高くなるものを「2位」とします。ここではD1とD2と の組み合わせが最も高かったものとします。(Step 2)

4)1位、2位に設定されたドメインと残りのドメインとの組み合わせた場合の平均接触回数を計算して、 最も高くなるものを「3位」に設定します。以下、同様の手順で残りのドメイン組み合わせた場合の 平均接触回数を計算し、これを伸びが止まるまで繰り返します。(Step 3)

図2.Frequency MAX分析の流れ

vol385_15.jpg

「図3」は、Web Report(Web上の集計分析サービス)の分析結果表示画面です。「Reach MAX分析」、「Frequency MAX分析」の切り替えが可能です(集計パターンで操作)。

Reach MAX分析では「累積按角駒の高くなる順番に、またFrequency MAX分析では「平均接触回数」の高くなる順番にドメインを並べて表示します。また、「増加ポイント」(そのドメインを追加した場合の累積接触者率の伸び)、「重複ポイント」(既に順位づけられているドメイン群に接触している人の割合)、及び、そのドメイン単体での「接触者率」の各項目について一覧表示します。

また、表示画面の印刷の他、表計算ソフトで取扱い可能なCSVファイルへの出力機能を備えています。

図3.Reach MAX分析 分析結果表示画面(Web Report

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◆流入流出分析

 このメニューは、サイト間のアクセスの流れ、トラフィック状況を分析するものです。あるドメイン(サブドメイン、ページ)を基準とした場合、どのドメインを経由してのアクセス(流入)なのか、また、どのドメインに出ていっているのか(流出)について集計します。

この分析により、自社のサイトへの広告媒体として有効なサイトを選定することや、また、ユーザーのアクセスの流れを把握することでコンテンツ内容、サイト内のナビゲーション等の検討に利用できるものです。(図4、図5参照)

 なお、このメニューのリリースは今年11月頃の予定となっております。

図4.流入流出分析の考え方

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図5.流入・流出分析結果表示画面(Web Report

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◆重複分析

このメニューは、指定したドメイン(サブドメイン、ページ)間の重複アクセス状況を分析するものです。最大4つのドメインについて集計が可能です。

 例えば、A・B・Cの3つのサイトが指定されている蓼合、下記の各々のケースについて、接

着率、推定接触人口を集計します。(図6参照)

 なお、このメニューのリリースは今年10月頃の予定となっております。

図6.重複分析・サイトA、B、Cが指定された場合の集計パターン

vol385_19.jpg

◆ドメインくくり機能

 この機能は、ユーザー側で、予め複数のドメインを集計対象として設定・保存する機能です。ページ単位で集計する場合もこの機能を利用して、集計対象とするページを指定します。

 ユーザーの側で、頻繁に集計するドメインの組み合わせ、特定の業種に絞ったドメインの指定などが可能となっています。また、「Reach & Frequency MAX分析」、「流入流出分析」、「重複分析」の各分析メニューにおけるドメイン指定も、この機能により作成したドメインのグループを利用して行うものです。

◆最後に

 今回は、パネル調査によるインターネットオーディエンス調査データの分析システム(Web Report)の新規メニューについてご紹介させていただきました。

 今回取り上げたものの他、広告分析(広告接角賭のプロフィール等の把握)、Eコマースサイト分析(Eコマースサイトにおけるアクセス動向、及び、接触者における購入者の割合等の分析)など、Webマーケティングをサポートする各種メニューの開発を進めていく予定です。

 また、皆様のWebマーケティング上のテーマ、分析課題などがございましたら、是非お知らせ下さい。今後のメニュー開発の参考とさせていただきます。

                  株式会社ビデオリサーチネットコム  江村 謙太郎

                                 (emura@vrnet.co.jp)

■お問い合わせ先■

株式会社ビデオリサーチネットコム

 TEL:03-5540-6502 E-Mail:info@vrnet.co.jp

または、株式会社ビデオリサーチの営業担当者までお願いいたします。

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