~インターネットオーディエンス測定~ 利用時間別の視聴動向について

VRDigest編集部
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※本記事は2000年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

 今回はインターネットオーディエンスデータについて、利用時間を切り口にして接触動向を見てみたいと思います。

【調査概要】

 ・調査対象:RDD方式により無作為に抽出された自宅内のPCによるインターネットユーザー(4才以上)

       下記期間に1回でもインターネット(Web)を利用した人(N=2,849)

 ・対象期間:2000年7月3日(月)~7月30日(日)の4週間のデータを利用

◆利用時間の構成割合

「図1」は、集計対象とした4週間のうち、1回でもインターネット(Web)を利用した人について、利用時間の分布をみたものです。利用時間3時間未満の人が全体の約半数となっています。今回は4週間での利用時間別にインターネットユーザーを3つのグループに分けて分析を行いました。

・ライトユーザー  :3時間未満 (全称の50.8%/平均1時間5分)

・ミドルユーザー  :3~15時間(全体の36.1%/平均7時間12分)

・ヘビーユーザー  :15時間以上(全体の13.1%/平均35時間10分)

図1.利用時間の構成割合

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◆ユーザータイプ別の利用状況

「図2」は利用時間による各グループ別に、「平均利用日数」、「視聴ページ数」、「接触したドメイン数」についてまとめたものです。平均利用日数は、4週間のうち利用のあった(1ページ以上の視聴があった)日数の1人当たりの平均、平均視聴ページは、1人当たりの視聴ページ数の平均、また、平均接触ドメイン数は、4週間のうちに「1回以上」接触したドメイン数の1人当たりの平均です。

 利用日数、視聴ページはもちろん、視聴経験のあるドメイン数についても利用時間が長いほど多くなっており、決まったところだけではなく、様々なサイトにアクセスしていることが伺えます。

図2.ユーザータイプ別の利用状況

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◆性年代別の構成割合

「図3」は、性別・年代別に各ユーザータイプの構成割合をみたものです。

 各年代層とも男性の方が女性に比べて利用時間が長く、また、年齢が若いほど利用時間が長いことがわかります。

 図3.性年代別のインターネットユーザーの構成割合

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◆接触ドメイン動向

 次に、ドメイン別の接触状況について見てみましょう。「表1」は各ユーザータイプ別にドメインへの接触者率、平均視聴ページ、平均滞在時間をまとめたものです。上位となるドメインの傾向について大差はありませんが、利用時間が長いユーザーほど総じて接触者率が高くなることがわかります。また、視聴ページ数や平均滞在時間についても多くなる傾向があります。

表1.ユーザータイプ別の接触者率ランキング

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◆コミュニティサイトでの利用状況

 次にご紹介するのは、「オークションサービス」、「掲示板サービス」のサイトの利用動向です。

これらはユーザー相互の情報交換や商品取引をサポートするもので、双方向性という特性を活かしたインターネットならではサービスといえます。いずれもその代表的なサイトについて利用動向をまとめてみました。

●オークションサイト

 サイト別に比較すると、Yahooオークション(actions.yahoo.co.jp)が個人全体の接触率:13.8%、平均視聴ページ:213.4ページ、平均滞在時間:1時間23分と突出して高くなっています。さらにユーザータイプ別にみると、ヘビーユーザー(15時間以上利用)においては、38.7%と4割弱もの人にアクセス経験があり、また、視聴ページ数(447ページ)、平均滞在時間(2時間52分)についてもミドルユーザーの4倍以上、ライトユーザーの10倍以上ものスコアとなっています。他のサイトについても、Yahooほどの差はないもの、ヘビーユーザーでの利用が他の層に比べて非常に多くなっています。

表2.オークションサイトの利用動向(利用時間別)

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●掲示板サイト

 掲示板サイトへのアクセスをみると、やはりオークションサイトと同じく、各指標ともヘビーユーザーでのそれが他の層を大きく上回っています。ヘビーユーザーでの接触率では、tea Cup(tcup.com)が64.2%と3人に2人以上に接触経験があり、これはドメイン別のランキングでも18位(ヘビーユーザー)に入るものです。また、Yahoo掲示板についてみると、ここでも平均視聴ページ、平均滞在時間が突出して高く、熱心な固定ユーザーの存在がうかがえます。

表3.掲示板サイトの利用動向(利用時間別)

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◆最後に

 今回は、利用時間を切り口にしてインターネットの接触動向について見てまいりました。サイトの種類によっては利用状況に大きな差があることがお分かりいただけるかと思います。

 また、利用時間に限らず、インターネットの利用実態をより明らかにするための視点・観点について、今後とも検討・分析を進めていきたいと考えております。

 また、皆様のW曲マーケテイング上のテーマ、分析課題などがございましたら、是非お知らせ下さい。今後のメニュー開発の参考といただきます。

 今後ともよろしくお願いいたします。

                      株式会社ビデオリサーチネットコム 江村 謙太郎

                               (emura@vrnetcom.co.jp)

■お問い合わせ先■

株式会社ビデオリサーチネットコム

 TEL:03-5540-6502 E-Mail:info@vrnet.co.jp

または、株式会社ビデオリサーチの営業担当者までお願いいたします。

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