~インターネットオーディエンス 全数トラッキング調査~ RedMeasureトライアル結果から(第4回)

VRDigest編集部
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※本記事は2000年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

 サイトの依頼によりインターネットのユーザ側からブラウザベースで測定する受注調査、「全数トラッキング調査システムRedMeasure」について、今まで3回にわたり「延べ視聴ページ」「接触者数」「セッション数」「流入(ページ別/ドメイン別)」「経路分析」「出口/入り口アクセス」「滞在時間」に関してご説明しました。今回は残りの指標「ブラウザ別アクセス」「OS別アクセス」「JAVA/CGI別アクセス」「国別アクセス」「総合サマリ」書こついてご説明します。

RedMeasureではエンドユーザの利用環境を集計する指標もご提供しています。これらの指標はサイト構築の参考資料として役立てられるユーザの方が多いようです。それではビデオリサーチの結果を元に指標を見ていきましょう。

◆ブラウザ別アクセス

エンドユーザがどのようなブラウザを使用しているかTOP10を表す指標です。この割合は全延べ視聴ページ(ページビュー)における割合となっています。ビデオリサーチのサイト全体の11月1日~23日までの結果の中で見てみましょう。

vol390_13.jpg

 上記のランキング3位の「不明なブラウザ」はiモードを含む携帯端末からのアクセスや旧式のブラウザからのアクセスを含んでおります。将来的にはiモードからのアクセスは独立したアクセスとして測定していきたいと考えております。

 一般にはインターネットエクスプローラからのアクセスは80%程度と言われていますが、ビデオリサーチのサイトも同じ様な数字となっています。ホームユースは常に最新の環境を使用するユーザが多いので、インターネットエクスプローラ5によるアクセスが多いサイトは「ホームユースが多いサイト」、インターネットエクスプローラ4全盛時にイントラを導入された企業が多い傾向があるので、インターネットエクスプローラ4が多いサイトは「ビジネスユースが多いサイト」と言われています。この結果からビデオリサーチはホームユースが多いサイトという事が言えます。

この指標はサイト構築者にとって有益な指標で、ページ構築時にどのブラウザを意識してページを構築したら良いのか?という参考にしていただいています。

今度はビデオリサーチのiモードサイトの「ブラウザ別アクセス」を見てみましょう。本来ならiモードが含まれる「不明ブラウザ」がランキングTOPに位置するはずですがどうでしょうか?

       iモードサイトブラウザ別アクセス状ブ兄(11月1日~23日)

vol390_14.jpg「不明ブラウザ」からのアクセスは全体の12.3%です。インターネットエクスプローラのアクセスが全体の8割を占めています。ビデオリサーチのiモードサイトは、いわゆる「勝手サイト」なのでiモード以外の機器からもアクセス可能です。iモード用のページはコンパクトに作られており、ページのダウンロードに時間がかかりません。PCユーザでも簡潔に情報を見たいユーザがiモードサイトにアクセスしているものと思います。iモードサイト=iモードによるアクセスが多いとは限らないことを留意しておく必要があります。

 ユーザの属性ではブラウザの他に、使用しているコンピュータのOS別のアクセスも見ることが出来ます。

◆OS別アクセス

エンドユーザがどのようなOSを使用しているかTOP10を表す指標です。この割合も延べ視聴ページ(ページビュー)における割合となっています。ビデオリサーチのサイト全体の11月1日~23日までの結果の中で見てみましょう。

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 ここでもホームユースが多いサイトはWindows98の割合が高くなり、ビジネスユースが多いサイトはWindows 95の割合が多くなる傾向があります。Windows 2000は現在ではWindowsNTの中に含まれてしまいます。これも将来的には分ける方向で考えております。巷間LinuxというOSが、ITインフラを席巻するかの如く言われていますが、少なくともこの表を見る限りではクライアントレベルではまだ殆ど使われていないようです。

 ユーザの属性を見る指標としては最後に「JAVA/CGI別アクセス」という指標があります。

◆JAVA/CGI別アクセス

 RedMeasureが「JAVAアプレットとCGIを併用してデータを収集する」モードと、「CGIのみ」で運用するモードの、2種類のモードの中から、お客様のサイトポリシーによりどちらか選択できるという事は前々回ご説明いたしました。両者の違いはJAVAアプレット/CGI併用モードで動かすと「滞在時間」関係の指標が測定できます。

この指標はその「JAVAアプレット/CGI併用モード」で運用したときに有効になる指標です。サイトへのアクセスのうちJAVAにてデータを収集した割合と、CGIによってデータを収集した割合を表します。ビデオリサーチの11月1日~23日までの結果を見てみましょう。

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JAVAは日本ではサイト構築のソリューションとしてはまだ一般的ではありません。採用には躊躇するサイトが多いようです。ビデオリサーチの結果で見ると、アクセスする36%のユーザはJAVAに対応していない、もしくはJAVAの利用に問題がある(Netscape4等)ブラウザを使用しているという事が言えます。サイトのソリューションとしてJAVAを採用すると36%のユーザはその機能を使用できないという事になります。

 ビデオリサーチサイトのユーザはブラウザやOSは最新のバージョンを使用している割合が高いのですが、何故かJAVAが利用できるユーザの割合は高くありません。通常は80~90%のユーザが、JAVAが利用できると言われています。ビデオリサーチサイト特有の面白い現象です。

◆国別アクセス

 RedMeasureでは「国別アクセス」を正確に測定することが出来ます。従来の「サイトログ集計システム」でも国別アクセスが収集できるサービスがありましたが、ドットcomのURLデータベースが不備なため、結果的にアメリカからのアクセスが実態より多くなるという欠点がありました。

RedMeasureはその間題点を克服し、ユーザがどこの国からアクセスしてきたのかを正確に測定することが出来ます。

 次の表はビデオリサーチの英語サイト、11月1日~23日の結果になります。

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 全部で19カ国から見られていますが、ここでは上位8カ国を掲載しました。英語サイトの結果とはいえ、国内からのアクセスが7割弱を占めます。これは国内に居住している外国人の方が視聴していると考えるのが一般的でしょう。結果の表は割愛させていただきますが、反対に日本語のページは全部で27カ国から見られていました。日本からのアクセスが94%強でしたが、残りの6%は在留邦人によって視聴されたものなのでしょうか?この結果を見るにつれインターネットがその名の通りWorldWideWebとして機能しているという事が如実に分かってきます。

◆総合サマリ

最後に、主要な指標を一覧出来る「総合サマリ」という指標の実際の画面をご覧ください。

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 この指標は「延べ視聴ページ(ページビュー)」「接触者数」「セッション数」「滞在時間」等の指標が一覧出来るサマリとなっています。詳細は各々の指標を見ていただくとして、簡単な回覧資料として使えるレポートとなっております。

4回に渡りまして、ビデオリサーチのトライアル結果を元にRedMeasureの指標をご紹介しましたが、このRedMeasureに閲しましては、お試しのトライアルサービスも常時お受けしております。お気軽にお問い合わせ、お申し込み下さい。なお、RedMeasureの仕組みについてはhttp://vrnetcom.co.jpにてご紹介しております。

                     株式会社ビデオリサーチネットコム 松本 圭一 (matsumoto@ vrnetcom.co.jp)

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