日本のインターネット利用人口動向 ~ 2001年9月調査結果より ~

VRDigest編集部
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※本記事は2001年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

 今回は、2001年9月に日本全国を対象に実施したインターネット母集団推計調査の結果をご紹介します。この調査は私どもビデオリサーチネットコムのインターネットオーディエンス測定調査の基礎資料とするため、半年ごとに実施しているものです。

●調査概要●

調査目的 日本全国のインターネット利用動向の把握、及び、

パネル構築のマスターサンプルの確保等

調査地域 日本全国

調査対象 一股世帯

サンプル数 60,000世帯(2001年9月)

<21,000世帯(2001年4月)/60,000世帯(2000年9月)>

調査時期 2001年9月(半年ごとに実施)

調査方法 RDD方式による電話調査

調査機関 株式会社ビデオリサーチネットコム

●調査項目●

 ・世帯内におけるパソコンの所有

 ・世帯内におけるインターネット利用人数

(自宅内利用/自宅夕挿り用の双方について)

 ・ユーザー各々のセ娼小年齢・職業・利用場所

 ・インターネット利用機器(自宅内利用のみ)

 ・インターネット利用開始時期(自宅内利用のみ)

※ 携帯電話でのインターネット利用については、主として利用するのが自宅以外の場所であっても、 個人での契約の場合には「自宅利用」として取り扱っています。

◆日本のインターネット利用人口

 図1はこの1年間での日本のインターネット人口の推移をみたものです。利用場所や利用ハードウェアに関わらず、普段インターネットを利用している人口は約4,787万人、また、対人口比のインターネット利用率は約38%となりました。日件の同時期と比較すると、約1,400万人増加しており、この1年間でインターネット利用人口は約1.4倍となっています。

 また、利用場所別のインターネット利用人口をみると(図2参照)、「自宅内」での利用者が約4,000万人となり、全人口の約1/3にあたる人が自宅内でインターネットを利用しています。また、勤務先・学校といった自宅外でのみ利用するという人の割合は全利用者の16.6%となっており前年同時期に比べて減少しています。

●図1:インターネット利用人口の推移(全体)

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●図2:インターネット利用場所の構成割合

vol401_05.jpg

◆インターネット世帯利用率、自宅内推定インターネット利用人口

 次に、自宅内でのインターネット利用状況の推移をみてみます。図3はインターネット世帯利用率(利用機器を問わず自宅でインターネットを利用している世帯の割合)、及び、自宅内でのインターネット推定利用人口(利用機器別)の推移をみたものです。世帯利用率は調査を開始した1999年9月以降ほぼ直線的に伸びており、今回の調査では44.7%と日本の半分弱の世帯でインターネットが利用されています。また、自宅内のインターネット利用者数は推定3,993万人となり前年同時期に比べて約1.6倍に拡大しています。

 利用機器別にみると、パソコンでの利用者は推定3,306万人となり、前年同時期の2,243万人と比べて約1.5倍の利用者数となっています。一方、携帯電話での利用者は推定1,826万人と、前年同時期の415万人と比べて約4.4倍と爆発的にユーザーが増加していることがわかります。

 また利用機器別に自宅内インターネットユーザーの構成割合をみると、携帯電話は利用せずパソコンでのみインターネットを利用しているユーザーが全体の約半数を占めていますが、前回調査(2001年4月)に比べてその割合は減少し、携帯電話との併用者が増えていることがわかります。昨年の段階ではインターネットユーザーの大多数がパソコンでの利用者でしたが、今回の調査ではパソコンは利用せず携帯電話でのみインターネットを利用する層が全ユーザーの16%にあたる約623万人となっており、今後もこの層の割合は増えることが予想されます。

●図3:インターネット世帯利用率/自宅内インタ「ネット利用人口(時系列推移)

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●国4:インターネットに接続機器の構成割合(自宅内利用)

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◆性年代別の利用状況

 次に、自宅内のインターネットユーザーについて性年代別にみてみます。図5は、利用機器を問わず自宅内でインターネットを利用している人における性年代別構成割合の推移をみたものです。この2年間の推移をみると、女性の割合が徐々に増えていることがわかります。また年代でみると、男女とも20代の利用者の割合が高かったものが次第にそれ以外の層にも利用が拡大していることがわかります。                 

 また利用機器別にみると、携帯電話ユーザーはパソコンユーザーに比べて女性の割合が高く、年代では10~20代層の利用者の割合が高いことがわかります。

●図5:自宅内インターネット利用者の性年代別構成割合(全ハードウェア)

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●図6:自宅内インターネット利用者の性年代別構成割合(利用機器別/2001年9月調査)

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 また、日本の全人口に対する利用率をみると、まず自宅内パソコンによるインターネット利用率は全体で26.2%となり、4人に1人がインターネットを滞り用しており、これを性年代別にみると、男女とも30代での利用が最も高く、特に男性30代では54.5%と半数以上の人が利用するまでに至っています。

 一方、携帯電話での利用率をみると、女性20代が35.1%と最も高く、以下男性30代(33.4%)、男性20代(32.3%)と続いています。また10~40代の層では男女とも5ポイント以上の利用率が伸びており、利用者が急激に拡大していることがわかります。

●図7:性年代別インターネット利用率(自宅内・パソコンによる利用/2001年9月調査)

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※( )内は2001年4月のスコア

●図8:性年代別インターネット利用率(自宅内・携帯電話による利用/2001年9月調査)

vol401_11.jpg ※( )内は2001年4月のスコア

◆都道府県別の普及状況

 最後にインターネットの利用状況を都道府県別にみてみましょう(表1参照)。世帯利用率が最も高いのは神奈川県で53.7%、以下、埼玉県(53.5%)、京都府(53.1%)、千葉県(51.9%)、滋賀県(51.7%)、東京都(51.2%)、大阪府(51.1%)、兵庫県(50.1%)と続いており、首都圏、関西圏では全世帯の半数以上でインターネットが利用されています。一方、大都市圏以外の地域で20~30%台の普及率となっていますが、この1年間では10ポイント以上伸びている地域も多く、大都市部以外での利用の拡大にも注目していきたいと思います。

●蓑1:都道府県別インタ「ネット普及状況(世帯普及率/推定利用人口)

vol401_12.jpg

                   株式会社ビデオリサーチネットコム 江村 謙太郎

                               (emura@vrnetcom.co.jp)

■お問い合わせ先■

株式会社ビデオリサーチネットコム

 TEL:03-5540-6502 E-Mail:info@vrnet.co.jp

または、株式会社ビデオリサーチの営業担当者までお願いいたします。


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