ブロードバンドユーザーのプロフィール・2 ~Broadband Market Reportより~

VRDigest編集部
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本記事は2002年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

◆ はじめに

 先月に続き「Broadband Market Report」より、ブロードバンドユーザーの特性についてご紹介させていただきます。今回はブロードバンドユーザーがインターネットをどのように活用しているのか、また、生活の中でインターネットがどのように意識されているのか、といった観点からまとめてみたいと思います。

Broadband Market Reportについて

Broadband Market Reportは、ブロードバンドの普及状況をはじめ、ブロードバンドユーザーのプロフィール、Web接触状況など、ブロードバンドユーザーの実態と動向を的確に把握し、ブロードバンドマーケティングを多方面からサポートするサービスです。

 第一弾ラインナップ

●ブロードバンド・普及動向レポート

●ブロードバンド・ユーザープロフィールレポート

●ブロードバンド・Web利用動向レポート

 本稿はこのうちの「フロードバンド・ユーザープロフィールレポート」より作成したものです。

このレポートはビデオリサーチネットコムのオーデイエンス調査の協力者を対象として実施したアンケート調査の結果を基に作成したものです。

【調査概要】

・調査対象 :ビデオリサーチネットコムのインターネットオーディエンス調査対象者

・調査地域 :日本全国

・調査時期 :2001年12月~2002年2月

・調査方法 :郵送調査

・調査実施 :ビデオリサーチネットコム

【ブロードバンドユーザー/ナローバンドユーザーの定義】

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◆ブロードバンドユーザーのWebサイト利用

 まず、ブロードバンドユーザーはふだんどのようなWebサイトを利用しているのかをみてみましょう。図1はインターネットブラウザの「お気に入り(ブックマーク)」に登録しているサイトのジャンルについてみたものです。全体的な特徴として各サイトジャンルとも、ブロードバンドユーザーはナローバンドユーザーと比較して登録している割合が高くなっています。もともとインターネットを活発に利用していたユーザーを中心としてブロードバンド導入が進んだこと、また、ブロードバンドを導入することでより活発なインターネット利用につながっていることがうかがえます。

 ジャンルごとの登録状況をみると、ブロードバンドユーザー、ナローバンドユーザーともほぼ同じような傾向となっており、「検索・ポータルサイト」が最も高く、ブロードバンドユーザーで46.9%、ナローバンドユーザーで35.2%が登録しています。以下、「個人が開設しているサイト」(32.3%/22.7%)、「加入プロバイダのサイト」(26.7%/18.5%)となっています。

●図1.お気に入り(ブックマーク)に登録しているWebサイトのジャンル

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 なおWebサイト(ドメイン)別の接触状況について、ブロードバンド、ナローバンドをはじめとする各接続形態のユーザーごとに集計分析を可能とするシステム「ブロードバントWeb利用動向レポート」をBroadband Market Reportの一環としてご提供致します。

 (2002年6月リリース予定)

◆インターネット上での情報発信、情報交換について

 続いて、「ホームページの作成」「掲示板の運営」「パソコンによるテレビ電話」などインターネットを利用した情報発信、情報交換活動についてみてみます。

 まず、ブロードバンドユーザーのうち「現在個人でホームページを制作・公開」している人は12.2%、また「掲示板の運営・管理」を行っている人は8.6%とナローバンドユーザーに対して㌧、ずれも4~5ポイント程度高くなっています。

 一方、「現在は行っていないが今後行ってみたい」という利用意向度ではブロードバンドユーザーとナローバンドユーザーとの差はほとんどみられず、「ホームページの制作」では31~33%と3人に1人、「掲示板の運営」では約14%と7人に1人のユーザーが「今後行ってみたい」と回答しています。

 また、「パソコンでのテレビ電話」については、ブロードバンド、ナローバンドとも4~5割程度と利用意向度が高くなっています。

●図2.インターネット上での活動(ホームページ制作/掲示板運営/パソコンでのテレビ電話)

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◆自宅で利用しているパソコンについて

ふだん自宅でインターネット利用に使用しているパソコンについてみたのが図3です。

 ブロードバンドユーザーでは富士通、NEC、SONYといった大手メーカー製のパソコンを抑えて「自作パソコン」のユーザーが16.0%と最も高くなっているのが目立ちます。

 また、ブロードバンドユーザーの現在使用しているパソコンの購入形態をみると(図4)、「買い換え」(35.2%)、「買い増し」(22.7%)となり、ブロードバンドユーザーの過半数で利用しているパソコンが2台目以降のものという結果となっています。またブロードバンドユーザーのうちADSLユーザーでは「買い増し」としたユーザーの割合が27.2%と、CATVユーザー(17.3%)と比べても約10ポイント高く、複数台のパソコンを所有・利用しているユーザーの割合が多くなっています。

●図3.自宅で利用しているパソコン

 <自宅で最も利用するもの:上位10位>

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●図4.現在使用しているパソコンの購入形態

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◆ インターネットについての意識

 次にインターネットがユーザーにとってどのように意識されているのかについて、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌といった他のメディアとの比較を通じてみてみましょう。図5は、それぞれの評価項目について当てはまると思われるメディア種類について、ブロードバンドユーザーとナローバンドユーザーで比較したものです(各複数回答)。

 まずブロードバンドユーザーでみると、「①最新の情報を得られる」、「②自分にとって情報収集の中心となっている」、「③購入する商品やサービスを選ぶきっかけとなる」といった項目ではインターネットをあげる人の割合が他のメディアと比べて最も高くなっており、情報収集や比較検討といった生活シーンでインターネットが必要不可欠な存在になっていることがわかります。

一方、ナローバンドユーザーではこれらの項目は他のメディア(①②:テレビ/③:雑誌)をあげる人が上回ります。

 また、「④見聞きしていて楽しめる」、「⑤自分の生活になくてはならない」という項目でインターネットをあげている人は、ブロードバンドユーザーにおいてはテレビに次いで多くなっています。(ナローバンドユーザーではともに3番目)

 一方、「⑥趣味や旅行・レジャーに関する情報を知る」では、ブロードバンド、ナローバンドともインターネットが最も高く、インターネット利用目的の中心であることがわかります。

●図5.メディアについての意識(それぞれ複数回答)

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◆オンラインショッピングの利用

 最後にオンラインショッピングの利用状況について見てみましょう。表1は「最近1年間に購入したオンラインショッピングで購入した商品」をみたものです。「書籍・雑誌」を購入した人がブロードバンドユーザー(14.1%)、ナローバンドユーザー(10.1%)とも最も高く、次いで、ブロードバンドユーザーでは「パソコン関連」の商品、ナローバンドユーザーでは「旅行関連」が続いています。また大半の項目でブロードバンドユーザーにおける購入率がナローバンドユーザーを上回ります。

 また、インターネットユーザー全体で前年同時期の調査結果と比較すると、この一年間でオンラインショッピングが着実に浸透していることが分かります。意識面で商品購入のきっかけとしてインターネットが重視されている(前頁参照)ことを考え合わせると、今後のブロードバンド普及に伴ってオンラインショッピングの利用も更に活発になることが予想されます。

●表1.オンラインショッピングで購入した商品(購入経験率:%)

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                   株式会社ビデオリサーチネットコム 江村 謙太郎

                               (emura@vrnetcom.co.jp)

■お問い合わせ先■

株式会社ビデオリサーチネットコム

 TEL:03-5540-6502 E-Mail:info@vrnet.co.jp

または、株式会社ビデオリサーチの営業担当者までお願いいたします。


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