自主ラジオ調査 「首都圏・関西圏・中京圏」3地区まとめ~聴取率比較、聴く場所etc.

VRDigest編集部
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※本記事は2002年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

 中京圏でのラジオ聴取率調査が、2002年6月より、首都圏、関西圏に続き、ビデオリサーチの自主調査としてスタートしました。3地区とも手帖サイズの携帯型調査票を用い、男女12~69才の約3,000人の調査設計となっています。(調査概要詳細は後述をご参照ください)今回は各地区の結果がまとまりましたので、その一部をご紹介したいと思います。

■ラジオに接触している人...全体の7~8割!!

 図1は各地区の一睡牢齢別に、1週間のうち少しでもラジオを聴いた人の割合(リーチ)を示したものです。各地区男女とも12~69才で7割以上の人がラジオに接しています。首都圏では男女とも、関西・中京圏では男性で、年齢が高くなるほどラジオに接している人が多くなるという傾向があり、男性60~69才では、各地区ともに8割から9割近くになります。関西圏・中京圏の女性層では40代の按角賭の割合が他の層より多くなっているのが特徴的ですムまた、関西圏は男女とも10代で他地区より多くなっています。

図1)ラジオ接触率(一週間平均:5-29時)

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■ラジオを聴いている時間...男性140分、女性100分(関西圏はやや長い)

 ではその人たちがラジオに接している時間は平均どのくらいなのでしょうかも図2ではラジオに接触した人の1日あたりの平均聴取分数を示しています。各地区とも男性12~69才で約140分(関西圏がやや長く148分)、女性12~69才では100分前後(やはり関西圏がやや長く112分)です。また男女ともに年齢が高い程、聴取分数は長くなる傾向があります。首都圏では10代と比べ60代では男性で3倍、女性で4倍程に増え、約180分になりますも 関西圏では更に20分長く男性60代では207分の聴取があります。また、中京圏では男性20代の聴取時間が他地区より20分くらい長いという特徴があります。

図2)接触者の1日あたりの平均聴取分数(週平均:5-29時より算出)

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■ラジオを聴く場所...自宅外が5割、中京圏では車内聴取が多く6割!!

 次に、ラジオがどこで聞かれているのか、自宅内、車の中、車以外(職場や店の中etc)の場所別の聴取時間シェアを示したのが図3です。首都圏と関西圏では自宅内シェアはそれぞれ48%、47%と約5割、車の中が約3割、車以外が約2割という結果になっていますが、車の中と車以外を合わせた「自宅外」のシェアと比べると、やや「自宅外」の方が多めという結果でした。しかし、中京圏では少し様子が異なり、「自宅外」のシェアが約6割、特に「車の中」は46%と非常に多く、自宅内のシェアを上回っています。これは中京圏の大きな特徴のひとつと言えるでしょう。

図3)聴取場所別聴取時間シェア(男女12~69才 週平均:5-29時)

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 ここで少し中京圏をクローズアップしてみます。図4は中京圏の性年齢別に、聴取場所別シェアを比較していますが「車の中聴取」を支えているのは男性20代~50代で、特に30代では7割以上が車内聴取となっています。女性でも30代では5割以上が車内となっています。尚、10代や60代では(女性では50代でも)自宅内での聴取が多くなるようです。

図4)中京圏の聴取場所別聴取時間シェア(週平均:5-29時)

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■ラジオを聴く時間帯...中京圏はカーラジオリスナーが多い!!

更に、車内聴取で特徴のある男性30代にスポットをあて、毎60分の聴取の動きを3地区で比較してみました。(図5)どの地区も7時台にむけて高くなり、関西圏では10%、中京圏では15%を超えます。その後各地区それぞれ異なった推移をしているのがわかりますも首都圏では日中5~6%で推移し、17時台には7%になりますこその後は24時台に1%前後になるまで、少しずつ車内での聴取率は減少していきますも関西圏では、9時台に6.3%に下がるものの、日中15時台まで7~8%で推移しますもまた、 18時台、22時台に山が出来るのも特徴的です。中京圏では10時台(11.0%)と14時台(11.8%)に車内聴取が増え、22時台でも3%以上と、他の地区とは異なる傾向がありますこ12時台には関西圏が8.4%で高くなりますが、全体的に中京圏が首都圏 や関西圏を上回っているのがわかります。この傾向は車内聴取の多い他の性年齢区分(男性20代や40代)にもあてはまると思われ、中京圏では日中の(おそらく仕事中の)車内で、ラジオはなくてはならない存在なのかもしれません。

図5)車内聴取時間帯の比較(平日:5-29時)

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ラジオ聴取率...

ここまで、どのくらいの人が、どのくらいの時間を、どのような場所で「ラジオを聴いている」のかを見てきました。図6に、各地区のラジオ接触者(リーチ)と聴取分数をプロットしてみましたが、男女12~69才では首都圏と中京圏は関西圏よりリーチが高く(ラジオに接する人数が多い)、逆に関西圏は首都圏、中京圏より接触する時間が長いという特徴があることがわかりますも これを平日、土曜、日曜別にすると図7になります。各地区とも共通していますが、平日は土日と比べてリーチが高く、分 数が短くなっています。平日は短い時間でもたくさんの人がラジオのスイッチを入れていることになりますも朝夕の通勤通学時、家事をしながら等、日々の活動のお供になっているのではないでしょうか)土曜や日曜は人数は多少減りますが、150分~180分近くの長時間をラジオと共に過ごしているようです。

図6)各地区のリーチと接触者数(男女12~69才 週平均:5-29時)

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図7)各地区のリーチと接触者数(男女12~69才5-29時)

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 このように、「どのくらいラジオは聴かれているのか」という質問には「人数」と「時間」の両方の答えがあります。それらを加味して「ラジオのパワー」を示した指標が「聴取率」です。図8に週平均、平日、土曜、日曜別に3地区の比較をしています。土曜、日曜より、平日の方がよいスコアであることはどの地区にも共通しています。首都圏は関西圏や中京圏に比べ、平日、土曜日でやや低めですが、日曜は高めです。関西圏では土曜で他の地区を上回っています。しかし、どの集計区分でも地区によってそれほど大きな差は見られません。ラジオ聴取率を眺めるときに、パワーとしての数字を見ることも大切ですが、そのパワーのもとになっているものは何かを探ることもラジオの聴かれ方を考える上で重要なポイントです。

図8)各地区の聴取率(男女12~69才 週平均:6-24時)

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今回は首都圏、関西圏、中京圏での比較をし、それぞれの特徴を探ってみましたが、まだまだ他にも興味深いラジオリスナーの実態を探ることも可能ですム機会がありましたら、またこの誌面でご紹介していきたいと思います。

(調査概要)

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(メディアマーケティング部 大庫 菜生)

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