レッド・シェリフ・メジャーメントのご紹介~ビデオリサーチのホームページリニューアル後の結果、効果について~

VRDigest編集部
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※本記事は2002年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

◆はじめに

 ビデオリサーチネットコムではレッド・シェリフ(本社 米国)との提携により、Webサイト全数トラッキングシステム「レッド・シェリフ・メジャーメント」を日本市場で提供してまいりました。当初はサイトのキャッシュに隠れていた知恵も含めて、サイトの全訪問量を測るシステムという事でご紹介させていただいておりましたが、その後内容を強化し、マーケティング的にも非常に有用なソリューションとしてもお使いいただけるようになりました。

 今回はレッド・シェリフ・メジャーメントの中でも、今までご紹介出来なかった指標について、ビデオリサーチのホームページでの結果からの考察をご紹介したいと思います。

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◆現行のレッド・シェリフーメジャーメント

 レッド・シェリフ・メジャーメントに関しては、一日件ご紹介させていただいた事がありましたが、現状下記のソリューション群から構成されておりますム復習の為、ご参照下さい。

 レッド・シェリフ・メジャーメントのべ-シックモジュールは「CoreAnalysys」「UserAnalysys」「TechnicalAnalysys」「iPATH(経路分析モジュール」より構成されており、「ロイヤリティ」に関しては、他の「ECメジャメント」「FLASHメジャーメント」と同様、追加機能としてご提供させていただいております。

●表1:現行のレッド・シェリフモジュール

Core Analysys(訪問量測定モジュール)

・  延べ視聴ページ

・  接触者数(コニークビジタ)

・  平均接触回数

・  総訪問回数

・  滞在時間(平均ページ滞在時問/平均セッション滞在時間)

User Analysys(訪問元情報測定モジュール)

・  流入元(URL単位/ドメイン単位/ブックマークアクセス/メールリンク)

・  国別アクセス

iPath(視聴パス分析モジュール)

・  人気視聴経路

・  正引きパス(入口ページを起点として、出口までの経路分析)

・  逆引きパス(出口ページを起点として、入口までの経路分析)

ロイヤリティ(再訪問率、各種視聴者分析モジュール)

・  再訪率(該当月(週)における前期間からのユーザ再訪分析)

・  視聴者分布(視聴ページ分布、視聴時間分布、訪問回数分布)

ECメジャーメント

・  ECサイト ユーザ行動分析モジュール

FLASHメジャーメント

・  FLASHコンテンツ効果測定

◆ ビデオリサーチのホームページ測定の結果から

 株式会社ビデオリサーチのホームページは、全ページにレッド・シェリフの測定タグを貼っております。ホームページは2001年の12月1日にリニューアルいたしました。

リニューアル前のトップページは、一博報量が多くコンテンツのダウンロードに時間がかかるとのご指摘がありました。それでは、ビデオリサーチのホームページにアクセスするユーザはどのような回線帯域幅を使用しているのでしょうか?レッド・シェリフではユーザ帯域を測定する事が出来ます。

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 ここで言うナローバンドとは一般のダイヤルアップ接続の速度以下(56kbps)を指し、ブロードバンドとはISDN以上の速度以上(64 kbps)を指します。ビデオリサーチのサイトはナローバンド利用ユーザが3割もいることが分かります。これではリニューアル前のトップページは重かったかもしれません。

 レッド・シェリフではエンドユーザの視聴パスを「iPATH」というソリューションにより提供しております。その「入口アクセス」を見てビデオリサーチの旧トップページから入ってきた人の経路を見てみましょう。

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 トップページを入口としてビデオリサーチサイトにアクセスしたユーザは79,159アクセスあります。これはサイトアクセス者全体の38.7%にあたります。ユーザ5人に2人がトップページを玄関として視聴を楽しんでいる事になります。ところがトップページを玄関としてアクセスしてきたユーザは、そのページの視聴だけでサイト視聴から脱落してしまうユーザが約80%という結果になっています。トップページにファーストアクセスしたユーザの5人に4人がそのページの視聴だけでサイトを離れてしまっています。当時のビデオリサーチのホームページはトップページにおける情報量において相当数のユーザの目的を果たしていたかも知れませんが、この脱落率はサイトの構成上はやはり問題と言えます。

 ビデオリサーチ広報部では上記の様な問題点を考慮して、日韓12月にサイトの更新を行いました。ページの方針は軽くという事で、装飾としての画像を出来るだけ簡略化し、サイトの玄関となる可能性の高いトップページの情報量を抑え、ユーザへのストレスの軽減イヒを図りました。

それでは、リニューアル前後の結果をレッド・シェリフで見てみましょう。

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 ビデオリサーチのサイトは、テレビの改変月に接触率が多いようです。た今年の6月はワールドカップの影響で過去最高のアクセスを記録しています。

 本題に戻りますが、まずページビューを見て下さい。ホームページリニューアル前は100万ページビューを越える月がありませんでしたが、リニューアル後は大きく増えました。

勿論情報を分散したこともありますが、それだけではなくインターネット人口が増えている事、ユーザナビゲーションがスムースに行えている事などがあげられると思います。

 次にトップページからの脱落を見てみましょう。サイトのリニューアル前は80%前後であったのが、サイトのリニューアル後には30%前後へと極端に減りました。

 改善の影響を指標の密度で見ますと、1ページあたりの平均視聴時間(サイトログ集計では測定出来ません)はリニューアルの前と後では大きな違いは見られませんが、セッション滞在時間つまり純粋なユーザの平均滞在時間は30秒ほど延びています。このことが視聴者ページの増加に繋がっているものと思われます。

 一方、リニューアル後に気になる点としてはブックマーク(お気に入り)からのアクセス数の減少です(レッド・シェリフではサイトへのアクセスの流入元を計測することが出来ます)。ブックマークからの流入者はロイヤリティユーザという事も出来ます。そのロイヤリティユーザがサイトリニューアル後は約半分になっています。その原因としてはリニューアルの際、リニューアル前のURLを引き継がずに行った事が大きく影響しているものと思われます。知見としてはロイヤリティを確保するうえでは、リニューアルの際、URLを引き継ぐか、存在しないURLが要求された場合はトップページヘの自動ナビゲーションを上手に設定することが必要と言えます。只、データの紹介の説明は省きますが、リニューアル後「視聴インデックスページのブックマークからの流入はリニューアル前と比べて2倍から3倍に増え、その点ではリニューアルはサイト内の活性化には寄与してきています。

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エンドユーザはそのサイトのトップページにブックマークをはるとは限りません。自分が視聴の起点としたいページにはる傾向があります。いわばビデオリサーチのサイトリニューアル後は視聴率インデックスページも玄関的な役割を果たしているようです。

このようにリニューアル前後のアクセスをレッド・シェリフ メジャーメントのデータで見ていくと、視暗の広がりや深さなどから改善の効果が読み取ることが出来ます。サイトのリニューアルは、まずまず成功と言えるのではないでしょうか。

◆ さいごに

私どもビデオリサーチネットコムでは、ECサイトの効果測定、Webサイトランダムサンプリングポップアップ調査、Webサイトの全数トラッキングシステムなど、各種Webマーケティングの課題を解決するための様々なソリューションをご提供しております。どうぞお気軽にご相談下さい。

                      株式会社ビデオリサーチネットコム 松本 圭一

(matsumoto@vrnetcom.co.jp)

■お問い合わせ先■

株式会社ビデオリサーチネットコム

TEL:03-5540-6503 E-Mail:info@vrnetcom.co.jp

または、株式会社ビデオリサーチの営業担当者までお願いいたします。

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