ニューメディア事情(3)=文字放送は普及するか? 安い受信機が登場すれば...=

VRDigest編集部
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本記事は1986年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。

郵政省は、テレビジョン文字多重放送(法律上の正式名称)がこれまで文字多重放送や文字放送などバラバラな名称で呼ばれていたのを、今後、この普及を推進するため、名称を統一した方がよいとの判断で「文字放送」に一本化した。

文字放送はテレビの電波に便乗して放送されるもので「茶の間のニューメディア」と呼ばれている。

文字放送は昭和60年11月に実用化され、現在東京地区で10社、大阪地区で6社、名古屋地区で1社となり、年内には福岡など全国的にも広がる状勢である。

この文字放送はキャプテンと同じ方式(ハイブリッド伝送方式)を使用し文字情報をテレビ画面で視聴できるシステムである。現在のテレビに、文字放送受信用のアダプターを付けるか、内蔵型の新しいテレビを購入しなければ視聴できないので、このアダプターまたは内蔵型のテレビが普及しなければならない。しかしキャプテンシステムと同様に本格的普及には、価格の問題、提供する情報内容の問題など乗り越えなければならない課題は多いものの、テレビ局各社、また第三者法人も含め多数の会社が誕生し番組数も大きく増加しつつある。またキャプテンと異なりアダプターか、内蔵型テレビを購入すれば現在のテレビ番組と同様に情報が無料で手に入るわけであるから、受信機が安くなれば普及はキャプテンよりは速いと考えられる。

郵政局もこの文字放送の普及には関心が高く、現在の技術基準も安い受信機が製作できるなら改善することも考えられる、としている。

この技術基準については放送局、メーカーなどで構成する放送技術開発協議会で検討し、今年の9月までには何らかの提案をしたいとしている。しかしこれは実用化される前にもっと検討しておく問題であったはずである。技術基準の変更があるということになれば、新しい内蔵型テレビも、アダプターも仕様変更されるかもしれない。これはこれから購入しようとしている人達にとっては大きなマイナスと考えられる。

このニューメディア機器もやはり普及には時間がかかりそうである。一般の人達はまず機械を見て、触れてから、それが本当に便利なものならば購入するもので、何が出てくるかわからない、どんな利用方法があるかわからない、ということでは普及に時間がかかると考えられる。(新規事業開発部 森 一美)

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