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テレビ
2020年07月10日

VRデータでみるコロナ禍とメディア動向 vol.2 コロナ禍がもたらしたCM出稿の変化について

齊藤 淳
テレビ事業局 テレビ事業部 広告事業グループ
齊藤 淳

VRデータでみるコロナ禍とメディア動向 vol.2 コロナ禍がもたらしたCM出稿の変化について

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は、テレビCM出稿へどのような影響を与えたのでしょうか。テレビCMは景気や産業の動向を表すデータでもあり、どのようなCMがこの期間に積極的な出稿を行っていたのかを明らかにするために分析を行いました。 コロナ禍により、StayHomeが求められる中で、テイクアウト関連やテレワーク関連の業種のニーズが高まっていることはご存じの通りです。みなさんもこれらの関連CMを目にする機会が多かったのではないでしょうか。今回はこうしたテイクアウト関連やテレワーク関連のCMに注目し、どのように出稿を伸ばしたのか、分析した結果をご紹介します。

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  【全国テレビCMデータ】    【テレビ広告統計】


【表1】

39462_hyo1.PNGデータは関東地区におけるテレビCM出稿秒数について、項目ごとに集計しました。4/30までは確定データを、5/1以降のデータは確定前の全国テレビCMデータ(テレビCM速報)(※)を使用しています。
全国テレビCMデータ(テレビCM速報)とは・・・
最速でCM出稿翌日10:00頃のタイミングで「いつ」「どの局で」「何の(企業・商品)」CMが放送されたのか把握できるサービスです。翌日にCM出稿状況が確認できることで、出稿時点レベルでのGRP管理や競合社・競合ブランドのCM出稿状況をいち早く把握することが可能となります。


表1は、全国の小中高に臨時休校が要請された3/2から5/31の期間で、テイクアウト関連ワード(テイクアウト・持ち帰り・デリバリー等)とテレワーク関連ワード(テレワーク・在宅・リモート等)がナレーションorテロップに登場したCMの秒数を週毎に集計したものです。(注1)ともに3月から増加傾向にありましたが、4月に入るとその傾向が顕著になります。特にテイクアウト関連CMについては、4/6週から急上昇を見せています。これは、4/7に緊急事態宣言が発令され、外出自粛が求められたことに起因していると考えられます。この時期、デリバリーアプリや既存店舗のテイクアウト訴求CMを見て、利用した方も多かったのではないでしょうか。一方テレワーク関連CMについては、徐々に増えていましたが、ゴールデンウィークに突入する4/27週から増加傾向がより鮮明になっています。外出自粛が求められ、テレワークが推奨される中で、テレワークでのホテル利用訴求やビジネス向けソフトウェア・サービス等様々なCMがO.A.されたことがわかります。



【表2】

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ここから先は、「テイクアウト関連CM」「テレワーク関連CM」それぞれをもう少し掘り下げていきます。
表2は、「テイクアウト関連CM」として、「デリバリーアプリ各社」「ピザ各社」「既存飲食店のテイクアウト訴求」に分類し集計したものです。(注2)「Uber Eats」「出前館」に代表されるデリバリーアプリ各社は3月頭の時点で一定の出稿がありますが、3/16週に入ると出稿量が大きく増えます。その後も一定の出稿を続け、4/20週に入るとさらに出稿量を伸ばしています。「ピザーラ」「ピザハット」「ドミノ・ピザ」といったピザ各社は期間内で一定の出稿を続けていますが、4/27週に入ると出稿を増やしています。一方で「マクドナルド」をはじめとする既存店舗のテイクアウト訴求CMは、出稿のスタートこそデリバリーアプリ各社、ピザ各社に比べ遅かったものの、4/6週に出稿量が急増し、それ以降も圧倒的なボリュームの出稿を続けています。外出自粛で厳しい局面にあった外食各社が、4月初旬以降テイクアウトに対応し、積極的にCM訴求を行っていたことが明らかになりました。



【表3】

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表3は、「テレワーク関連CM」のうち、「企業・法人向け(B to B)」「一般生活者向け(B to C)」に絞ってその内訳を集計したものです。ともに週を追うごとに出稿量を増やす傾向には違いありませんが、テレワーク応援宿泊プランを訴求した「アパホテル」に代表される一般生活者向けCMよりも、小澤征悦が出演したハンコいらずの電子契約サービス・クラウドサインの「弁護士ドットコム」、オンライン商談システムの「ベルフェイス」、安否確認サービスの「トヨクモ」等、様々な企業のビジネス向けソフトウェア・サービスCMの方が出稿のボリュームが大きい傾向にあるようです。ベンチャー企業を中心とした、こうしたテレワーク関連のB to Bサービスを提供する企業が、コロナ禍で期せずして起きた商機に対応していたといえそうです。

テレビはしばしば「時代を映す鏡」といわれますが、今回の分析でCMについても「コロナ禍」による社会状況を表し、テイクアウト関連やテレワーク関連のCMが出稿を伸ばしたことが分かりました。withコロナ/afterコロナともいわれる今、CM出稿の傾向が今後どのように変化していくのか、要注目です。

注1) テイクアウト関連ワード(テイクアウト・持ち帰り・デリバリー等)とテレワーク関連ワード(テレワーク・在宅・リモート等)がナレーションorテロップに登場したCMを分析対象としており、テイクアウト関連/テレワーク関連のCMすべてが集計対象ではありません。

注2) 本来的にテイクアウトが主サービスである「デリバリーアプリ各社」「ピザ各社」と、「既存飲食店のテイクアウト訴求」(テイクアウト関連ワード(テイクアウト・持ち帰り・デリバリー等)のナレーションor テロップを使用)を対象に集計を行っております。

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