放送局の広告セールスを
支援するプラットフォームの
開発・運用
放送局の新たな広告セールスを支援する「枠ファインダ」は、価格や視聴率などのデータを見ながら、テレビCM枠を検索・購入予約申込みまでを担うワンストップのプラットフォームです。顧客ニーズに迅速に対応すべく内製(自社)での企画・開発・運用を行っています。
放送局のセールス支援に貢献
2018年、スポット、タイムという従来のテレビCMに加え、15秒1枠単位で番組、日時を指定して購入できるSAS(Smart Ad Sales)という新しい広告セールスがスタートしました。
SASは従来のテレビCMと比べ少額から出稿できるので、予算や目的に応じた柔軟な広告出稿が可能です。そのため、これまでの既存のお客さまだけではなく、新たな顧客層の開拓が放送局の狙いでした。
そこで、ビデオリサーチは放送局と協議・検討を重ね、各放送局のSAS枠をECサイトのように横並びで検索、比較、分析して購入できる「枠ファインダ」というプラットフォームを立ち上げました。

「枠ファインダ」の詳細はこちら
サービス紹介ページプラットフォームを支える内製へのこだわり
「枠ファインダ」は、機密性の高い各放送局の広告枠情報、そして枠の価値を高めるための視聴率をはじめとする各社のデータを膨大に取り扱うため、プラットフォームとしてのサービスレベルや品質、信頼性を担保する必要があります。そのため、サービスリリース当初から内製(自社)での企画・開発・運用を行っています。
推進体制としては、カスタマーサクセス・開発アーキテクチャーの2つのチームで構成しています。カスタマーサクセスチームは、枠ファインダ上で取得したマーケティングデータを分析し、そのデータをもとに放送局とSAS拡販の議論を重ねています。また、データ提供会社、広告会社からも、日々課題や新たなニーズをヒアリングしています。

そうしたステークホルダーとの協議をサービス要求としてまとめ、開発アーキテクチャーチームと密接に連携することで、顧客ニーズに沿った機能の開発やサービスの安定的な運用を行える体制を構築しています。
また、モダンアーキテクチャーを採用してサービスを運用し、アジャイル開発でサービスの拡充を行っています。月間約40,000枠という膨大な枠情報の中から、最適な枠をより見つけやすく、納得のいく比較・分析ができるよう、日々サービスの改修を重ねています。
技術スタック例
バックエンド

TypeScript

NestJS

TypeORM

OpenAPI
(Swagger)

Passport.js
フロントエンド

TypeScript

React

MUI
(Material-Ul)

Figma
インフラストラクチャー

AWS

Terraform

Amazon Cognito
(Auth)
CI/CD

GitHub Actions
オブザーバビリティ

Datadog

Sentry

PagerDuty

Snyk

Codecov
技術スタックに関する詳細はこちら
ITサービスマネジメントシステム(ITSMS)、情報セキュリティ(ISMS)に則った効率的な運用・管理にも努めており、2024年にはプラットフォームとして国際認証規格「ISO/IEC20000」、「ISO/IEC27001」を取得いたしました。
2019年に立ち上げた当サービスは、これからもステークホルダーのニーズを取り入れながら、自社での企画・開発・運用を通し、さらなる発展を目指していきます。
また、新しいビジネスモデルの構築・データ活用・作業の効率化など貴社が抱える業務課題があれば、ぜひ当社にご相談ください。「枠ファインダ」の開発・運用で培った知見や技術を活かし、最適なソリューションをプラットフォームの立ち上げも含めてご提案いたします。
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