2022年1月アーカイブ
2022年1月12日
ワンクール
One Cours CMまたは番組の放送契約期間の単位。一般的には3か月、13週間がワンクール。
累計到達率
Cumulative Reach 複数回放送されたテレビ番組やCMに一度でも接触したことのある(=番組やCMが到達した)世帯(個人)の割合。最大でも100%で100%を超えることはない。テレビでは番組もCMも複数回放送が一般的なため、累計到達率の意味で「到達率」というケースが多い。
流入・流出
視聴率の分析手法のひとつ。視聴移動。毎分の時点で分析する場合と、番組の長さに対して視聴条件を決めて分析する場合がある。どこの局からどのくらいの視聴世帯(個人)が、その時点(番組)にチャンネルを切り替えてきたのかを表したものが「流入」。その時点(番組)の視聴世帯(個人)が番組終了後どこの局にチャンネルを切り替えたのかを表したものが「流出」。
リーチMAX
視聴率の分析手法のひとつ。目的リーチに到達するための最も効率の良い組合せを見つけるための分析手法。
リーチ
Reach
ランダムサンプリング
統計学の理論に基づいて、無作為に対象を抽出する手法。ビデオリサーチの視聴率では、この手法のひとつである「系統抽出法」を用いて調査対象世帯を選定する。
ヨの字型
CM出稿パターンのひとつ。平日の朝・昼・夜から深夜及び土日の全時間帯に多く投入するパターン。
毎分視聴率
1分毎の視聴率。ビデオリサーチが集計している視聴率データの最小単位。
フリークエンシー
Frequency 視聴(到達)回数。到達した世帯(個人)をベースに何回見られた(接触した)かを示す指標。平均視聴回数はAverage Frequency。視聴回数分布はFrequency Distribution。
プライムタイム
視聴率を時間帯別に見るときに使われる、1日の時間区分のうちの19時~23時の4時間の通称。
拡がりと深さ
視聴率の分析手法のひとつ。番組や時間帯がどのように見られているかを、視聴世帯(個人)の拡がり(1分以上視聴世帯(個人の割合)と視聴の深さ(平均視聴割合=視聴世帯(個人)あたりの平均視聴分数÷放送分数)でみる分析手法。
標本世帯
視聴率調査の対象世帯。関東地区の場合2,700世帯。
標本誤差
視聴率は標本調査から集計した数値なので、その数値は絶対値ではなく誤差を伴う。例えば調査対象世帯数が2,700世帯で、世帯視聴率が10.0%の時、信頼度95%での標本誤差は±1.2%になる。
標本調査
ある集団の中から一部の標本(調査対象)を抜き出して行う調査。
番組平均視聴率
該当する番組の放送時間内における視聴世帯(個人)の割合で、番組の放送時間内における「毎分視聴率」の合計を番組の放送分数で割って、パーセント表示したもの。
番組終了時視聴率
ある番組の放送時間終了直前の1分間の視聴率。通常ステーション・ブレイクの視聴率と見なされる。
パーコスト(%コスト)
番組CM・スポットCMの効率をみるために使われる指標のひとつ。世帯(個人)視聴率1%を獲得するために要する費用を金額で示したもの(広告費÷GRP)。
延べタイムシフト視聴率
タイムシフト視聴(7日内)における同一箇所の複数回視聴を視聴回数分カウントした指標。複数回視聴を加味することで、累計でどの程度のタイムシフト視聴があったのかを示すもの。
到達率(Reach)
一定の期間内に、特定のテレビ番組やCMに一度でも接触したことのある(=番組やCMが到達した)世帯(個人)の割合。「リーチ」ともいう。一度でも接触すればカウントされ、接触量(視聴分数など)は問わない。複数回放送されたテレビ番組やCMの到達率は「累積到達率」ともいう。
タイムランク
放送広告料金の基準のための時間区分で、曜日・時間帯別に設定される。Aタイム・特Bタイム・Bタイム・Cタイムがある。
タイムシフト視聴率
タイムシフトでの視聴を示す指標。リアルタイム視聴の有無にかかわらず、7日内(168時間内)でのタイムシフト視聴の実態を示す。
タイムシフト(視聴)
Time Shift テレビ放送本来の編成時間軸の流れ(放送と同時)とは、別の時間軸でテレビ番組を見る行為。録画機器や見逃し配信サービスなどで、視聴者が「見たいときに、見たい番組を、自分の見たい見方で見る」こと。
タイムCM
番組と一体で売買されるCM枠で放送されるCM。「番組CM」「提供CM」「プログラム・コマーシャル」ともいう。
総合視聴率
リアルタイム視聴とタイムシフト視聴のいずれかでの視聴を示す指標。リアルタイムでも視聴し、タイムシフトでも視聴した場合は重複もカウントせず集計。番組単位での視聴の拡がりを示す。
前四週平均
該当する局の当日の番組が放送された枠や時間帯に、普段(過去4週間)どのくらいの視聴があったのかを見る数値。放送枠についての該当する週を除く過去4週間の平均視聴率。
全日型
CM出稿パターンのひとつ。平日・土日のほぼ全時間帯に投入するパターン。
全日(全日平均)
視聴率を時間帯別に見るときに使われる。1日の時間区分のうちの6時~24時までの18時間の通称(およびその時間帯の平均)。
全国視聴率
全国32地区の視聴率。地区別の視聴率と同じサンプルを用いて集計するが、各エリアの推定世帯数と有効サンプル数の関係性から、エリア毎に1世帯の持つ重みをウエイト値で調整して集計。
占拠率(視聴占拠率)
視聴全体を100として、各局が占める割合。「シェア」ともいう。
世帯視聴率
調査対象となる世帯全体の中で、時間別や番組別にどのくらいの世帯がテレビをつけていたかという割合。
スポット投入パターン
スポットCMを投入するパターン。1週間のタイムテーブルの時間帯別投入本数百分比により分類される。
スポットCM
テレビ局が定めたCM時間枠に放送されるCM。PT・SB・ガイドがある。
推計到達数
番組や時間区分を通じて、どれくらいの世帯もしくは個人が視聴していたかを推計した値。全国32地区の世帯もしくは個人の平均到達率×全国推定世帯数もしくは人口で算出。
推計視聴数
番組や時間区分を平均でどれくらいの世帯もしくは個人が視聴していたかを推計した値。全国32地区の世帯もしくは個人の視聴率×全国推定世帯数もしくは人口で算出。
終了時視聴率
該当する局の番組が終了する直前1分間の視聴率。
週平均視聴率
1週間(月~日)の平均視聴率。
視聴分数分布
視聴率の分析手法のひとつ。番組や時間帯の視聴世帯(視聴者)を視聴時間量の分布からみる分析手法。
視聴条件
該当する時間帯、番組の放送分数の何分以上視聴していれば、視聴していたとするかの基準を決めるもの。視聴分数と断続的(途切れ途切れ)か継続的(連続)かの設定をする。例えば視聴分数1/3以上・断続とした場合は、該当する番組の放送分数の1/3以上を途切れ途切れでも視聴していれば、「視聴」と判定する。
視聴者構成割合
テレビを見ている人を100として、性・年齢階層別の視聴者の割合をパーセントで示したもの。
三冠
全日、ゴールデンタイム、プライムタイムの3つの時間帯で放送局別世帯視聴率のトップであること。
サス
Sustaining Program 「サスティニング・プログラム」の略。自主番組。提供社をつけずに、放送局が一切の費用を負担して放送する番組のこと。
コの字型
CM出稿パターンのひとつ。平日の朝・夕方~深夜と土日の全時間帯に多く投入するパターン。
個人視聴率
調査対象となる世帯の4歳以上の個人全体の中で、時間別や番組別にどのくらいの人がテレビを視聴していたか示す割合。視聴者を性・年齢別、職業別などに分けて使われている。調査方法は機械式(PMシステム)。
ゴールデンタイム
視聴率を時間帯別に見るときに使われる、1日の時間区分のうちの19時~22時の3時間の通称。
継続率(視聴継続率)
視聴率の分析手法のひとつ。編成上の流れにおける前番組から後番組へ、あるいは前週の番組から翌週の番組へ視聴が継続した世帯(個人)の割合。
逆L型
CM出稿パターンのひとつ。平日の夜から深夜、及び土日の全時間帯に投入するパターン。
音声フィンガープリント
元となるデジタル音源から音声波形の特徴を電子的に抽出し、元音源よりも小さなデータ(フィンガープリント)として扱うデジタル音声信号処理技術。参照用フィンガープリントをマスターと照合することにより、コンテンツ特定を行う。
音声透かし
元となるデジタル音源に対し、電子的に情報を埋め込み、埋め込んだ音声から情報を読み出すデジタル音声信号処理技術。聞こえ方が変わらないように、コンテンツ特定のためのデータを情報として埋め込むことが可能。
VR-CIP
Video Research Communication Intelligence Platform 2014年10月にオープン。iNEX3、ACR/exなどビデオリサーチの各種情報サービスを搭載したプラットフォーム。
VR-Bridge
2015年10月にスポット事前作案システムからリニューアルした、テレビ・ラジオスポットCMの取引業務を支援するシステム。
VOD
Video On Demand 映画などの映像をネットワーク経由で、ユーザーの要求に応じて配信するサービス。大容量のデジタル映像データベースと高速大容量回線を組み合わせる必要がある。有線放送やセットトップボックス、インターネット等の配信手段とテレビ受像機や携帯電話、PCなどの視聴手段を組合せた様々なサービスがある。
TRP
Target Rating Point 「ターゲット・レイティング・ポイント」の略。個人視聴率の指標で、世帯視聴率のGRPに相当する。ある期間中に放送したテレビCMの各回個人視聴率の合計。
TOT
Total Of Television 全局合計視聴率。ある時間帯における各局の視聴率を合計した数字。個人の全局合計視聴率(局別視聴率の合計)は、PUTと同じ。なお、世帯視聴率調査では、複数のテレビを調査対象としているため、同時に異なった局を見ている世帯がある場合、全局合計視聴率はHUTより高くなる。
Teen
個人視聴率の集計区分の通称。男女13~19歳を指す。
SB
Station Break 「ステーションブレイク(ステブレ)」の略。ある番組から次の番組へ移る間の時間のこと。ステブレの周辺にミニ番組、ガイドなどが設けられ、スポットCMの中核をなす時間枠となっている。
PUT
Persons Using Television 総個人視聴率。調査対象となる世帯の4歳以上の個人全体の中で、どのくらいの人がテレビ放送をリアルタイムで視聴していたのかという割合。
PT
Participating Announcement 番組提供ではなく、番組内に挿入されるCMのこと。通常、数社のCMが挿入される。
P+C7
リアルタイムの番組枠平均視聴率(P)+7日間内のCM枠平均タイムシフト視聴率(C7)。スポットCMの取引指標として一部地区で導入されている。算出基準は個人全体。
OTT
Over The Top 動画・音声などのコンテンツ・サービスを提供する事業者、もしくはそれらコンテンツ・サービスそのもののこと。動画コンテンツ配信サービスとして日本では「Amazon Prime Video」「Netflix」「Hulu」「YouTube」などが展開されている。
M1、M2、M3
個人視聴率の集計区分の通称。M1=男性20~34歳、M2=男性35~49歳、M3=男性50歳以上をさす。
iNEX
Information NEtwork compleX ビデオリサーチが提供するテレビ視聴率分析、テレビCM統計、テレビCM事後評価などメディアプランニングの各種データを統合したデータサービスシステム。1996年のシステム導入開始以降バージョンアップを重ね、2018年10月にiNEX3へ移行。
HUT
Households Using Television 総世帯視聴率。調査対象となる世帯全体の中で、どのくらいの世帯がテレビ放送をリアルタイムで視聴していたのかを示す割合。
GRP
Gross Rating Point 「グロス・レイティング・ポイント」の略。ある期間中に放送したテレビCMの各回世帯視聴率の合計。「延べ視聴率」ともいう。
F1、F2、F3
個人視聴率の集計区分の通称。F1=女性20~34歳、F2=女性35~49歳、F3=女性50歳以上をさす。
EDI
Electronic Data Interchange 商取引における受発注などの情報を、標準的な方式を定めて電子的に交換すること。テレビセールスでは、主にスポット取引に関して導入されている。大手広告会社が共同で設立した広告EDIセンターを通じて、放送局と広告会社が枠取り・素材割り付け・枠移動・放送確認・金額などの情報をやりとりしている。
CPM
Cost Per Mill 「コスト・パー・ミル」の略。当該広告をそのターゲット1000世帯・個人に伝達するのに必要な広告費。
Child
個人視聴率の集計区分の通称。男女4~12歳を指す。
Aタイム
広告料金区分の呼称。タイムランクのうち、広告料金の最も高い料金ランクの時間帯のこと。