デジタル広告視聴率で分かること〜Instagram広告で試してみた〜

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広告・マーケティング
#DAR(デジタル広告視聴率) #デジタル #広告 #広告効果検証
デジタル広告視聴率で分かること〜Instagram広告で試してみた〜

【この記事はこんな方にオススメ!】
✅デジタル広告(インターネット広告・WEB広告)のリーチを使ってプランニングしたい方
✅デジタル広告をより効果的に出稿するためのノウハウが知りたい方
✅デジタル広告について理解を深めたい方

デジタル広告の効果が知りたいときに使える、デジタル広告視聴率(DAR)

デジタル広告視聴率(Digital Ad Ratings/DAR)とは、文字通り「デジタル広告」がどれくらい「視聴(リーチ)」されていたかを図る指標です。

具体的には、
・デジタル広告がリーチした人数
・デジタル広告の平均リーチ回数(フリークエンシー)
・(日本全国において、)当該デジタル広告がリーチできた人口カバー率

・・・・などです。

本ページでは、これらの情報を用いることでどんなことがわかるのか、実際の事例をもとにご紹介します。

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ご紹介する事例の概要:ビデオリサーチ社実施 Instagram広告キャンペーン

弊社主催のウェブセミナー参加者を募るため、Instagram広告にてキャンペーンを作成。
「フィード」と「ストーリー・リール」でそれぞれどのような結果の違いが出るのかを検証するため、キャンペーン【A】の配信面はフィード面を中心とした"正方形のクリエイティブ"が表示されやすいエリアを指定。
逆にキャンペーン【B】はストーリーとリール="縦長のクリエイティブ"が表示されるエリアを指定。

キャンペーン【A】【B】それぞれにデジタル広告視聴率(DAR)タグを設置し、キャンペーン単位でのリーチ計測を行った。

Instagram広告キャンペーン概要

デジタル広告視聴率(DAR)でどんなことが分かる?

1つ目:デジタル広告がどのくらいリーチしたかが分かる

【図1】デジタル広告視聴率(DAR)でわかること1つ目、デジタル広告がどのくらいリーチしかたがわかる

デジタル広告視聴率(DAR)で分かることの1つ目は「リーチ(到達)」です。
図1では、キャンペーン【A】【B】における、DARで計測した
・表示回数(imp数)
・リーチした人数
・平均フリークエンシー
・人口カバー率
の4指標をそれぞれ計測しています。

キャンペーン【A】【B】で比べてみると、フィード面を中心に出稿した【A】のほうが9万impほど多く表示され、人数ベースで見ると4万人以上多くリーチしたという結果となりました。

フリークエンシーは【A】【B】ともに3回前後だったので、同じ予算で出稿した本キャンペーンにおいては、【A】のほうが効率よくリーチができたことが分かります。

2つ目:リーチしたユーザーの性年代が分かる

【図2】デジタル広告視聴率(DAR)でわかること2つ目、リーチしたユーザーの性年代が分かる

デジタル広告視聴率(DAR)で分かることの2つ目は「リーチしたユーザーの性年代構成」です。
図2では、DARにより判明したユーザーの性年代構成をキャンペーン【A】【B】それぞれ円グラフで掲載しています。

キャンペーン【A】【B】ともに、まずパッと見の印象として目立つのは「青系の色=男性の構成比が高い」という点です。
今回のキャンペーンでは、ビジネスセミナーの告知ということでターゲティング設定もビジネスへの関心が高そうな層に設定していました。このことから、もともと配信されたターゲットの男性比率が高かったことが推察されます。

Instagramのストーリー機能やリール動画は、(特に若い)女性がよく見ているという印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、ターゲティング設定等諸条件によってはこのように男性へのリーチが高くなることもあります。

実際、今回のキャンペーン担当者も「男性に多くリーチしそうなターゲティングをしていた」という意識があまりなかったそうで「次回同じターゲティング設定で配信する際は、もっと男性を意識したクリエイティブを作るべきだと感じた」とのことです。

3つ目:キャンペーン間での重複度合いが分かる

【図3】デジタル広告視聴率(DAR)でわかること3つ目、キャンペーン間での重複度合いが分かる

そして、デジタル広告視聴率(DAR)で分かることの3つ目は「キャンペーン間の重複」です。
図3では、キャンペーン【A】と【B】でリーチしたユーザーがどのくらい重複していたかをベン図で示しています。

計測結果から、キャンペーン【A】と【B】での重複は11.1%とほとんど重複していないことが分かりました。

今回のキャンペーンでは、クリエイティブ上で訴求している内容が同じであったため重複リーチを稼ぐよりも、広くリーチを稼いでいくことを期待していました。
配信期間やターゲティング設定、予算などまったく同じ条件での配信でしたが、弊社キャンペーン担当者も「思ったより重複していなくてよかった」とのこと。※1

キャンペーンの訴求内容によっては、クリエイティブやテーマを変えて「重複リーチを取りに行く」ことを求めたいシーンもありえることでしょう。DARを使うことで、どの程度の予算規模や出稿タイミング、ターゲティング条件ならどのくらいの重複が見込まれるか、肌感を養うことができそうです。

デジタル広告視聴率(DAR)の測定方法

いかがでしたか。
上記はあくまで一事例となり、配信期間やターゲティング設定、予算、そして出稿媒体等の諸条件により結果は大きく変わります。自社・自ブランドで通常行っている設定で何回か計測してみることで、どのようなスコアが出るかをつかむことが大切だと考えられます。

デジタル広告視聴率は、タグ1本の設置のみで最短3営業日後には上記のような結果をお届けできます。
デジタル広告は多くの企業が年に何本もキャンペーンを走らせ、運用を行っていることかと思います。
DAR(デジタル広告視聴率)でのリーチ計測は、"自分たちの出稿の実態を第三者視点で可視化する"ことができるという点から、「定期健診」代わりに利用される方も多いです。

何回かに一度は"健診"を行い、振り返りを行うことでより良いキャンペーンプランや出稿設定、そして運用コントロールができるようになると考えられます。
DAR(デジタル広告視聴率)での"健診"にご興味お持ちいただけました方は、以下よりぜひご相談ください。

デジタル広告を「何人に届けられたか」明らかにするタグソリューション「DAR(デジタル広告視聴率)」のご紹介


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【本記事で紹介したサービス】
・サービス名:ビデオリサーチグループ「DAR(Digital Ad Ratings/デジタル広告視聴率)」*2
・調査時期:2023年5月8日〜21日
・対象地区:全国

*1:組み合わせパターン別の重複についての詳細は、別途お問合せください。
*2:DARはニールセンデジタル社のサービスで、ビデオリサーチグループが販売代理を行っています。

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