他社企業の「テレビCM出稿成果」を推察する方法とは

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広告・マーケティング
#CM #メディアプランニング #全国テレビCMデータ #出稿事例 #広告 #広告効果検証
他社企業の「テレビCM出稿成果」を推察する方法とは

【この記事はこんな方にオススメ!】
✅競合・ライバル企業や新規参入を検討している業界情報を収集している方
✅自社の商品/サービスをテレビCMで宣伝しようと検討している方
✅テレビCMの出稿による効果・成果を知る方法を求めている方

はじめに

皆さんは、他社企業を研究する際、どのように調べていますか?
自社が掲げるKPIを基に調査する際、方法の一つとしてGoogleトレンド(※1)を利用する機会があるのではないでしょうか。
例えば広告効果を調べる際には、その"効果"を生み出す基となる"広告"がどのくらい出稿されたのか?という情報が必要になってきます。
そこで今回は、弊社の全国テレビCMデータ
(紹介ページ:https://www.videor.co.jp/service/media-data/tv-cm.html)と
Googleトレンドを掛け合わせた広告効果検証を、2つの実例を用いながら紹介します。

今回扱うテレビCMは他媒体での広告出稿に比べて費用がかかるため、出稿計画を検討する際に他社の出稿プランや成果等、競合情報の収集を予め実施することも多いと思います。
そこで今回は「テレビCM出稿→Google検索→製品・サービス購入や資料請求」という一連フローを想定していることが予想されるテレビCMをピックアップし、テレビCM出稿とGoogle検索がどれほど連動しているのかみていきます。
※1:Googleにおける、キーワード検索トレンドや回数推移を確認できるWebツール

記事の中でご紹介しているサービスはこちら
全国テレビCMデータ

【ケース1】初めてテレビCMを出稿した「求人サービスA」

(図表1)をみると一目瞭然ですが、テレビCMの集中的な大量出稿に伴い、Google検索も急上昇していることがわかります。
このケースでは、テレビCMの放送が秋ごろスタートし、約2週間集中的に全国で出稿されました。
テレビCMでサービス利用内容を訴求したところ、Google検索でテレビCM出稿に応じるようにサービス名称での検索が上昇しており、テレビCM出稿とGoogleの検索上昇が連動した典型的な事例、且つ全国でのテレビCM出稿の効果と到達力を検証できた事例といえるでしょう。

(図表1)

46082-case1.png

【ケース2】近年たびたびCMを出稿している「企業向け事務ソフトB」

2つ目のケースは、テレビCMを出稿していた①〜④の4つの期間に、すべて同じクリエイティブ素材のテレビCMを出稿したところ、Google検索の波もテレビCMの投下に比例して、各期間で上昇しています(図表2)。
こちらも【ケース1】と同様、テレビCMは秋ごろに出稿を開始してサービス利用を喚起した訴求となっており、Googleにおいても①〜④の各期間にサービス名称の検索が上昇しています。
ただし、テレビCMもGoogle検索も上がり幅については次第に小さくなっており、テレビCM同素材の出稿継続や出稿量の微少が一因としても考えられます。

(図表2)
46082-case2.png

終わりに

今回は「検索量」をKPIと仮定し、全国テレビCMデータをGoogleトレンドデータと掛け合わせて分析してみましたが、知りたいKPIに応じて他の方法でも調べることが可能です。
例えば、
・中間ファネル(興味関心や比較検討)領域がKPIならば、サイト分析ツールを使用してみる
(例:SimilarWeb、eMark+など)
・最終ファネル(購入や申込)領域がKPIならば、購買データ提供サービスを利用してみる
(例:ウレコン、KSP-SPなど)

またビデオリサーチでは、認知〜購入までのファネル全層を網羅した生活者データベース「ACR/ex」を提供しております。詳しくはこちらからぜひお問い合わせください。

(図表3)
46082-marketing-f.png

またテレビCMのみならず、デジタル広告統計digiads
(紹介ページ:https://www.videoi.co.jp/service/digiads/)にて、
デジタルにおける広告データも提供しております。
今回ご紹介したデータや効果測定のご相談については、こちらからぜひお問い合わせください。

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