【2022年最新データ】スマホ決済アプリ、お得感で利用拡大中!使っているのはどんな人?

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生活者データ
#ACR/ex #ユーザープロフィール #ライフスタイル
【2022年最新データ】スマホ決済アプリ、お得感で利用拡大中!使っているのはどんな人?

【この記事はこんな方にオススメ!】
✅キャッシュレス決済、スマホ決済アプリの利用動向を知りたい方
✅スマホ決済アプリ利用者の特徴を押さえておきたい方

近頃、スーパーやコンビニへ買い物に行くと、クレジットカードやスマホ決済アプリ(※)、交通系電子マネーなど、レジには多くの「キャッシュレス決済」のブランドが表示されています。
コンビニにランチを購入しに行くときは、財布を持たずスマホ決済アプリで決済、駅のホームの自動販売機を利用するときは、交通系電子マネーを使用するなど、どこで何を買うかによって「キャッシュレス決済」を複数使い分けている人も多いのではないでしょうか。

※本記事における「スマホ決済アプリ」とは、当社生活者総合調査ACR/exにて、スマートフォン内にインストールし決済ができるアプリとして定義しています

1. 利用率が急上昇「スマホ決済アプリ」

全国のキャッシュレス決済の利用状況について、【図1】の株式会社インフキュリオンの「各キャッシュレス決済の利用率の推移」(2015年3月〜2022年4月)をみると、「QRコード決済アプリ」(スマホ決済アプリ)の利用率は、クレジットカードのそれには及びませんが、FeliCa型電子マネー(Suicaなどの交通系電子マネーからEdyやiDといった電子マネー決済サービス)と同レベルまでに普及しています。さらに、他のキャッシュレス決済と比較しても、直近3年間での伸びが最も大きいことが分かります。2019年3月では約12%の利用にとどまっていたところ、2022年4月時点で約60%が利用するまでに広がっており、スマホ決済アプリの利用率が急上昇していることが確認できます。

【図1】各キャッシュレス決済の利用率の推移(%)
各キャッシュレス決済の利用率の推移(%)
出典:株式会社インフキュリオン
決済動向調査<各カテゴリーのうちいずれかのサービスを「利用している」と回答した割合>
(複数回答;N=20,000; ※ 2020年12月・2021年12月はN=5,000)

利用が急激に拡大しているスマホ決済アプリ。PayPay、LINE Pay、楽天Pay、メルペイなどさまざまなアプリが登場し、利用されていますが、スマホ決済アプリは、どんな人たちに利用されているのか、ビデオリサーチの生活者総合調査ACR/exの2022年最新データから確認していきます。

2. 30代を筆頭にどの層も利用が拡大。60代も半数近くの人が利用。

まず、最新2022年のスマホ決済アプリの性年代別利用率【図2】をみると、60代以外の全年代層で50%を超えており、普及が進んでいることが分かります。特に、男性30代、40代 、女性30代においては約60%と、約5人に3人がスマホ決済アプリを利用しており、この年代層を中心に利用の広がりがみられます。
また、前年(2021年)と比較すると、男性40代、50代、女性20代、60代の伸びが顕著で、中でも相対的に利用率が低かった60代でも男女とも40%を超えており、シニア層においても日常生活の中に浸透している様子がうかがえます。
このことから、スマホ決済アプリは特定の性年代だけで利用が活発なのではなく、性別や年代を問わず広く利用されるサービスに成長していることが分かります。

【図2】性年代別スマホ決済アプリの利用率(%)
性年代別スマホ決済アプリの利用率(%)
出典:「ACR/ex」東京50km圏、男女20〜69歳
2021年調査(n=4830)、2022年(n=4344)ともに調査時期は4-6月

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【ACR/ex】

3. ポイントは「お得感」と「情報を手に入れる生活意識」

急速に利用が拡大し、また生活に定着しつつあるスマホ決済アプリですが、どのようなところが生活者に受け入れられるポイントになっているのでしょうか。利用理由【図3】をみると、「ポイント還元などの特典がつく」(86%)を筆頭に、「財布を出さずに決済でき便利」(79%)、「キャンペーンなどのお得なイベントがある」(70%)、「支払いに時間がかからない」(70%)といった理由が多く挙げられています。キャッシュレス決済の中でも歴史の長いクレジットカード利用者の利用理由と比較すると、全体的な傾向は似ているものの、「キャンペーンなどのお得なイベントがある」で15ポイント以上の差が見られます 。スマホ決済アプリでは、様々なジャンルのお店のクーポンが取得できる、決済の度に抽選でポイント還元される、特定エリアや店舗での買いものでポイントバックされる等のキャンペーンを行うブランドもあり、いずれも手間をかけずに感じることができる「お得感」を特に評価していることが分かります。

さらに、スマホ決済アプリ利用者と非利用者の情報・広告に対する生活意識【図4】を比較してみると、全ての項目においてスマホ決済アプリ利用者のスコアが非利用者を上回っています。特に、「広告を見て関連サイトを確認する」「情報収集に熱心なほう」の項目ではスマホ決済アプリ利用有無によって意識の差が大きくなっていることが分かります。

このようにスマホ決済アプリ利用者の情報・広告に対する意識の高さが、スマホ決済アプリの「お得」情報への感度の高さに繋がっていると考えられます。

【図3】スマホ決済アプリ利用者の利用理由(%)
スマホ決済アプリ利用者の利用理由(%)
出典:「ACR/ex」東京50km圏、男女20〜69歳 2022年4-6月調査

【図4】スマホ決済アプリ利用者と非利用者の情報・広告に対する生活意識(%)
スマホ決済アプリ利用者と非利用者の情報・広告に対する生活意識(%)
出典:「ACR/ex」東京50km圏、男女20〜69歳 2022年4-6月調査

4. スマホ決済アプリ利用者が関心を寄せるサービスとは?

では、情報感度の高いスマホ決済アプリ利用者はどのようなサービスに関心を持っているのでしょうか【図5】。非利用者と比較して、各サービス利用において全般的に関心の高さがうかがえます。中でも、「貯蓄・債券・金融商品」(24%)、「クレジットカード」(20%)、「銀行・証券」(15%)への関心が非常に高いのが特徴的で、これらスマホ決済アプリ非利用者を大きく上回っています。お金の管理・運用に関心が高く、自身の資産を「上手く」利用する、というスマホ決済アプリ利用者の人物像が浮かびますね。

【図5】スマホ決済アプリ利用者と非利用者の関心のあるサービス(%)
スマホ決済アプリ利用者と非利用者の関心のあるサービス(%)

スマホ決済アプリ利用者の特徴、ポイントまとめてみました。

・ほとんどの年代層で60%前後利用されている。60代のシニア層でも40%以上の利用率があり、利用の裾野が広がっている
・中でも、男性40代、50代、女性20代、60代 が10ポイント前後の伸び率を示し、全体の利用率をさらに押し上げている
・財布を出さずに済む"便利さ"はもちろん、「ポイント還元などの特典がつく」など"お得感"が利用のポイント
・スマホ決済アプリ利用者は情報や広告に対する意識や関心が高い
・「貯蓄・債券・金融商品」「クレジットカード」「銀行・証券」など、お金の管理・運用に関心がある人が多いのが特徴的

以上の結果から、特に注目すべきポイントは、「スマホ決済アプリ利用者はお金にまつわるサービスに関心を持っている人が多い」ということです。
幅広い性年代で利用が拡大しているスマホ決済アプリ。2022年9月にはデジタルマネーによる給与振り込みが2023年春にも解禁されるとの報道も出ており、スマホ決済アプリのさらなる利用拡大が見込まれます。スマホ決済アプリが決済方法の主流になる日も近いかもしれません。

今回は最新のACR/exの調査データから、スマホ決済アプリの最新の利用状況と、利用者像を簡単に紹介しました。より詳しいデータや分析等の事例もございますので、ご要望の方はお問合せください。

記事内で紹介した株式会社インフキュリオンについてはこちらから

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【ACR/ex】

【本記事で紹介したサービス】

・サービス名:ビデオリサーチ「ACR/ex
・対象地区:東京50km圏
・調査時期:2022年4~6月
・ターゲット:
男女20〜69歳(n=4344)
男性20代(n=422)、男性30代(n=441)、男性40代(n=533)、男性50代(n=483)、男性60代(n=335)
女性20代(n=392)、女性30代(n=412)、女性40代(n=515)、女性50代(n=448)、女性60代(n=363)

・調査時期:2021年4~6月、
・ターゲット:
男女20〜69歳(n=4830)
男性20代(n=463)、男性30代(n=515)、男性40代(n=594)、男性50代(n=519)、男性60代(n=408)
女性20代(n=430)、女性30代(n=454)、女性40代(n=555)、女性50代(n=479)、女性60代(n=413)

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