【25年最新】みんなvs. ○○好きで差分をチェック!部門別人気芸能人ランキングベスト10
ビデオリサーチでは、50年以上にわたり、「タレントイメージ調査」を実施しています。
今回は、「タレントイメージ調査」と生活者データ「ACR/ex」の調査結果をかけあわせることで、<〇〇な人>が好きな芸能人(=タレント)の傾向について深堀りしていきたいと思います。
(「ACR/ex」は、生活者属性、商品関与、メディア接触などを網羅的に調査している日本最大級のマーケティングデータです。「タレントイメージ調査」と同一サンプルに対して調査を実施しています。)
【グルメ番組好き】に特に人気の芸能人は「松重 豊」 グルメ番組出演者多数ランクイン!
はじめに、<「グルメ雑誌やテレビのグルメ番組を見るのが好きだ」と回答した人>と<個人全体>とのタレント人気度の差分をランキング形式で紹介します。【グルメ番組好き】に特に人気の芸能人は誰でしょうか。
第1位はテレビ東京系『孤独のグルメ』で主演・井之頭五郎役を務める「松重 豊」。作中で仕事の合間に飲食店に立ち寄り、一人で自由に食事を楽しむ役の印象からか、グルメ好きから支持を集めているようです。
第2位は食べることが大好きと公言し、グルメ番組にナビゲーターとして出演経験もある「伊藤 沙莉」。ドラマでの活躍に加え、飾らない元気な人柄が視聴者の心をつかんでいるのかもしれません。
同率第2位は「博多華丸・大吉」。テレビ東京系『二軒目どうする?〜ツマミのハナシ〜』でのグルメロケバラエティー番組や、生活情報番組のNHK総合『あさイチ』などから、グルメや親しみやすいイメージを持たれているようです。また、出身地である福岡の地元グルメに精通しており、さまざまなテレビ番組の福岡グルメを紹介する企画では「博多華丸・大吉おすすめの...」といったお墨付きの表現でも使われています。
第4位には、フジテレビ系『ノンストップ!』で料理コーナーを担当していた「飯尾 和樹」がランクイン。第9位は、雑誌で約3年間に渡りグルメ企画の連載を担当し、テレビ番組でも明るく元気な食レポが印象的な「佐藤 栞里」。同率第9位には、YouTube公式チャンネルで家庭料理を披露する動画が大人気の「杏」の姿も。いずれも、グルメ系コンテンツを通して手料理を披露したり、美味しそうに食べる・飲む姿をお茶の間に届けているタレントへの支持が厚いことがわかりました。
【節約志向・男女】に特に人気の芸能人は「タカアンドトシ」と「ホラン 千秋」生活感のあるキャラクターがカギ
次に、<「節約術を実践している」と回答した男女>と<男女全体>とのタレント人気度の差分をランキング形式で紹介します。【節約志向・男女】に特に人気の芸能人は誰でしょうか。
【節約男性部門】
第1位は今年でデビュー30周年となる「タカアンドトシ」でした。テレビ朝日系『もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!』からの人気企画「帰れま10」(現在は『帰れマンデー見っけ隊!!』内で放送)でチェーン店の人気メニューを美味しそうに食べる姿のほか、同『帰れマンデー見っけ隊!!』や故郷・北海道の冠番組、北海道文化放送『発見!タカトシランド』で地元の人たちと生活感あふれる会話で交流する姿が、節約志向の男性からの支持に繋がっているかもしれません。
第2位には、節約家として知られる「春日 俊彰」がランクイン。『M-1グランプリ2008』に敗者復活戦から準優勝まで勝ち上がりテレビ露出が急増したあとも、約20年間風呂なしアパートに住み続けていたことで有名で、同様の価値観を持つ男性から共感を得ているようです。
「綾瀬 はるか」、「松 たか子」、「松嶋 菜々子」、「土屋 太鳳」など清潔感や堅実なイメージのある女優陣もランクインしました。
【節約女性部門】
第1位は2017~2025年3月までTBS系『Nスタ』でキャスターを務めていた「ホラン 千秋」。自身でも節約家を公言しており、自炊した料理の残り物を保存容器に詰めた手作り弁当がSNS上で話題になったとき、「これが働く人のリアル」と発言するなど、節約志向の女性の共感を集める存在です。
第2位には、「雪ちゃん」「ハニタビ(ハニオちゃん、タビちゃん)」など多くの動物と生活する"丁寧な暮らし"をSNSで発信している「石田 ゆり子」がランクイン。ナチュラルで飾らないライフスタイルが共感を呼んでいるようです。
TOP10入りの「鈴木 福」、「いとう あさこ」、「高橋 茂雄」、「ぺこぱ」など日本テレビ系『ヒルナンデス!』レギュラー出演者が多数ランクイン。さらに、第8位「アン ミカ」は日本テレビ系『DayDay. 』の曜日レギュラーやTBS系『サタデープラス』MCなどを務めており、朝~夕方の情報番組に出演するタレントへの支持が厚い傾向が見られました。
【X利用・20代男女】に特に人気の芸能人は「藤原 竜也」と「シソンヌ」 芸人を筆頭に多彩なジャンルが人気
次に、<「週に1回以上Xを利用している」と回答した20代男女>と<20代男女全体>とのタレント人気度の差分をそれぞれランキング形式で紹介します。【X利用・20代男女】に特に人気の芸能人は誰でしょうか。
【20代男性X(旧Twitter)ユーザー部門】
第1位は、ドラマ『そして、誰もいなくなった』や映画『カイジ』、『デスノート』シリーズなどでの演技やセリフが度々Xでバズる「藤原 竜也」。印象的な演技や表情がミーム化しており、人気漫画の実写化作品における再現度の高さも共感を呼び、人気に繋がっているようです。
第2位には、知性と毒っ気のあるキャラクターが若年層からの人気も根強い「マツコ・デラックス」がランクイン。テレビ番組での鋭いコメントや社会へ意見がX上でも頻繁に拡散されています。
TOP10には「オードリー」(「若林 正恭」3位、「春日 俊彰」7位)両名をはじめ、芸人が5組ランクインしており、独特なセンスやユーモアのあるタレントが20代男性Xユーザーから支持されていることがわかりました。
【20代女性X(旧Twitter)ユーザー部門】
第1位は、お笑いコンビ「シソンヌ」。
シソンヌ「じろう」は自身のXアカウントで、日本テレビ系番組『有吉の壁』で共演しているハナコ「岡部 大」の写真を定期的に投稿。そのシュールなセンスが人気の秘訣かもしれません。またシソンヌ「長谷川 忍」は人気バラエティー番組で活躍中。フジテレビ系番組『何か"オモシロいコト"ないの?』でtimelesz「菊池 風磨」とのタッグも話題を呼んでいます。
第2位には、Hey! Say! JUMP「山田 涼介」がランクイン。グループは今年デビュー18周年を迎えるベテランながらも、若年層女性を中心に厚い支持を獲得しています。X上では圧倒的なビジュアル力で度々「顔バズ」しており、SNS上での影響力の高さがうかがえます。
「山田 涼介」所属事務所のSTARTO ENTERTAINMENTからは「井ノ原 快彦」(10位)、SixTONESの「松村 北斗」(5位)と「ジェシー」(10位)もランクイン。2025年2月に公開された「松村 北斗」主演の映画『ファーストキス 1ST KISS』では、繊細な演技がSNSでも大きな反響を呼びました。
芸人・アイドル・俳優・声優などジャンルを問わず多彩なタレントがランクイン。女性部門では、ユーモア的センスに加えて、ファン熱量の高いタレントの支持が厚いことがわかりました。
【Instagram利用・20代男女】に特に人気の芸能人は「川口 春奈」と「岡田 将生」 女優・アイドルらが多数ランクイン
続いては、<「週に1回以上Instagramを利用している」と回答した20代男女>と<20代男女全体>とのタレント人気度の差分をそれぞれランキング形式で紹介します。【Instagram利用・20代男女】に特に人気の芸能人は誰でしょうか。
【20代男性Instagramユーザー部門】
第1位は、Instagramフォロワー数※503万人の「川口 春奈」。Instagramで見せるおしゃれさとYouTube公式チャンネルでの飾らない等身大の姿が、20代インスタ男子に刺さっているのかもしれません。
第2位は、フォロワー数302万人の「小松 菜奈」。独特な世界観とセンスが光る投稿には、ファッション誌『VOGUE』や『CHANEL』とのキャンペーンも。ラグジュアリーな投稿も話題を呼んでいるようです。
TOP10のうち9名が女性タレントでしたが、唯一男性タレントからはお笑いコンビ「見取り図」がランクインしました。多数のバラエティー番組に出演、YouTubeでの企画力や、Instagramでの発信などテレビとSNSを横断するマルチなスタイルが支持を集めているようです。
【20代女性Instagramユーザー部門】
第1位はフォロワー数111万人、「岡田 将生」。第48回日本アカデミー賞では、映画『ラストマイル』で優秀助演男優賞を受賞。レッドカーペットには、黒タートルネック×リムレスメガネのスタイルで登場。その完璧なビジュアルとスタイリングがSNS上で大きな反響を呼びました。定期的に投稿している、食事の様子とともに「わたくしは〇〇が好きだ」と好きな食べ物を紹介する"好きだ"シリーズも好評のようです。
第2位はフォロワー数255万人、timelesz「菊池 風磨」。「#寝起き手書きチャレンジ」とハッシュタグをつけた毎日の「おはよう」ストーリー投稿や質問箱での返信などが注目を集めています。
男性部門でも第1位にランクインしていた「川口 春奈」は第3位に登場。男女問わず支持を集めていることがうかがえます。
また、X部門に続き、STARTO ENTERTAINMENT所属のタレントが4名ランクイン。
第4位「松田 元太」(フォロワー数98万人)、第6位「山田 涼介」(フォロワー数264万人)、第9位「永瀬 廉」(フォロワー数265万人)と、SNS上でのファン熱量と影響力の高さがうかがえる結果となりました。
お笑い芸人からは「ガンバレルーヤ」が第6位にランクイン。日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」でのオフショットなどコミカルで仲睦まじいショットが人気を集めているようです。
男女ともに「X」は芸人・バラエティタレントが多くランクイン、「Instagram」は俳優・アイドルが多くランクインしていることから、Xはユーモア、Instagramはおしゃれでビジュアル重視な傾向があることがわかりました。
※記載のフォロワー数は2025年8月4日時点
さいごに
さまざまな属性からみるタレント人気ランキング、いかがでしたでしょうか。
年代や性別だけではなく、生活者の価値観やメディア接触によって支持されるタレント像が異なることが明らかになりました。
「タレントイメージ調査」×「ACR/ex」を活用することで、特定の属性からみる人気のタレントや、特定のタレントを好む人の特徴など、ファンの特性もより深く把握することが可能です。
同調査では、上記以外のタレントについても多数結果を採録しています。
ビジネスでのご利用におすすめの「おためし利用」プランも展開しておりますので、ご興味をお持ちいただいた方は以下よりご案内資料をダウンロードいただくか、お問合せ下さい。
※テレビ番組でのご利用やウェブサイトや記事への転載についてのご相談はこちら
【本記事で紹介したサービス】
・サービス名:ビデオリサーチ「タレントイメージ調査」、「 ACR/ex」
・調査時期:2025年1月10日(金)~1月26日(日)
・対象地区:東京50km圏
・対象者:男女12~69歳
・調査パネル:ACR/ex
・有効標本数:4,769サンプル
・リクルート方法:エリア・ランダム・サンプリング(ARS)
・調査手法:回答専用タブレットによるインターネット調査
・対象タレント数:1,000タレント
・質問内容:「認知」「好意」「イメージ」