【2025最新版】大河ドラマ歴代の視聴率一覧

1963年『花の生涯』から最新作まで、大河ドラマの歴代視聴率を一括で確認できる保存版です。各作品の期間平均・最高を同一指標で整理し、年代別の推移も解説。大河ドラマを通じて、リアルタイム視聴が中心だった黎明期から、配信・録画での視聴が広がる近年まで、時代とともに変わる視聴行動を見ていきましょう。

ちなみに
ビデオリサーチの視聴率ページでは朝ドラの歴代視聴率も紹介しています。
NHK朝の連続テレビ小説　歴代視聴率

1. 1960年代：『花の生涯』『赤穂浪士』『太閤記』『源義経』『竜馬がゆく』『天と地と』

1960年代は、テレビの急速な普及とともに、大河がお茶の間の共通体験になった時代でした。
『花の生涯』【主人公：井伊直弼／主演：尾上松緑（二代目）】は最高視聴率32.3%、『太閤記』【主人公：豊臣秀吉／主演：緒形拳】は最高視聴率39.7%と高水準。
なかでも、最高視聴率53.0%を記録した『赤穂浪士』【主人公：大石内蔵助／主演：長谷川一夫】は、作品ごとの最高視聴率において大河ドラマ歴代1位を誇ります。
『源 義経』【主人公：源義経／主演：尾上菊之助（四代目）】、『竜馬がゆく』【主人公：坂本龍馬／主演：北大路欣也】、『天と地と』【主人公：上杉謙信／主演：石坂浩二】など、王道の時代題材×スター俳優の組み合わせが大河の象徴でした。

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2. 1970年代：『国盗り物語』『勝海舟』『元禄太平記』『花神』『黄金の日日』『草燃える』

テレビ視聴の定着とともに、大河＝日曜夜の定番になった1970年代。
『国盗り物語』【主人公：斎藤道三、織田信長／主演：平幹二朗、高橋英樹】は最高視聴率29.9%、『勝 海舟』【主人公：勝海舟／主演：渡哲也、松方弘樹】は最高視聴率30.9%など、多くの人が見ていたことがうかがえます。特に『元禄太平記』【主人公：柳沢吉保／主演：石坂浩二】は最高視聴率41.8%と高視聴率を誇りました。
1970年代後半は、『花神』【主人公：大村益次郎／主演：中村梅之助（四代目）】最高視聴率25.9%、『黄金の日日』【主人公：呂宋助左衛門／主演：市川染五郎（六代目）】最高視聴率34.4%、『草燃える』【主人公：源頼朝、北条政子／主演：石坂浩二、岩下志麻】最高視聴率34.7%が並び、王道の時代題材にスター俳優を配した編成で国民的番組としての地位を盤石にしていきました。

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3. 1980年代：『おんな太閤記』『徳川家康』『独眼竜政宗』『武田信玄』『春日局』

現代劇のドラマも多く放送される中、引き続き大河の人気が際立っていた1980年代。
『おんな太閤記』【主人公：ねね（高台院）／主演：佐久間良子】は最高視聴率36.8%、『徳川家康』【主人公：徳川家康／主演：滝田栄】は最高視聴率37.4%と引き続き高水準の視聴率を記録。
なかでも、大河ドラマの視聴率歴代1位（期間平均）の名作『独眼竜政宗』【主人公：伊達政宗／主演：渡辺謙】は最高視聴率47.8%を記録。作品の中で語られた「梵天丸もかくありたい」という台詞が当時の流行語となり、舞台となった仙台には多くの人が訪れるなど、その人気は社会現象を巻き起こすほどでした。
その後に続く『武田信玄』【主人公：武田信玄／主演：中井貴一】は最高視聴率49.2%、女性主人公作『春日局』【主人公：春日局／主演：大原麗子】は最高視聴率39.2%といずれも高い視聴率を記録し、大型企画が続いた黄金期を象徴しました。

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4. 1990年代：『翔ぶが如く』『太平記』『信長』『秀吉』『毛利元就』『徳川慶喜』

家庭用ビデオデッキの普及や、BS・CSの放送開始、番組ジャンルが多様化するなど、テレビ視聴の選択肢が少しずつ増えてきた1990年代。
『翔ぶが如く』【主人公：西郷隆盛、大久保利通／主演：西田敏行、鹿賀丈史】は最高視聴率29.3%、『太平記』【主人公：足利尊氏／主演：真田広之】は最高視聴率34.6%、『信長 KING OF ZIPANGU』【主人公：織田信長／主演：緒形直人】は最高視聴率33.0%と堅調。
中盤以降は『秀吉』【主人公：豊臣秀吉／主演：竹中直人】が最高視聴率37.4%で牽引し、『毛利元就』【主人公：毛利元就／主演：中村橋之助】最高視聴率28.5%、『徳川慶喜』【主人公：徳川慶喜／主演：本木雅弘】最高視聴率29.7%が続く布陣。王道の英雄像を現代的な演出で刷新しつつ、日曜夜の定番枠としての存在感を保ちました。

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5. 2000年代：『葵 徳川三代』『利家とまつ』『新選組！』『義経』『篤姫』『天地人』

2000年代、HDDレコーダーの普及もあり録画視聴など視聴行動の分散が少しずつ進む中でも、大河の看板感は健在です。
『葵 徳川三代』【主人公：徳川家康、徳川秀忠、徳川家光／主演：津川雅彦、西田敏行、尾上辰之助（二代目）】は最高視聴率22.6%、『利家とまつ　加賀百万石物語』【主人公：前田利家、まつ／主演：唐沢寿明、松嶋菜々子】は最高視聴率27.6%、『武蔵　MUSASHI』【主人公：宮本武蔵／主演：市川新之助（七代目）】は最高視聴率24.6%、『新選組！』【主人公：近藤勇／主演：香取慎吾】は最高視聴率26.3%、『義経』【主人公：源義経／主演：滝沢秀明】は最高視聴率26.9%と、安定した視聴率を維持しています。
後半は『篤姫』【主人公：篤姫（天璋院）／主演：宮﨑あおい】が最高視聴率29.2%と高視聴率を記録、その後の『天地人』【主人公：直江兼続／主演：妻夫木聡】も最高視聴率26.0%と健闘。

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6. 2010年代：『龍馬伝』『八重の桜』『軍師官兵衛』『真田丸』『おんな城主 直虎』『西郷どん』『いだてん』

2010年代、番組をテレビで見るだけでなく配信やSNS拡散など新しい楽しみ方が広がりました。大河においては話題作が定期的に生まれた時期といえます。
『龍馬伝』【主人公：坂本龍馬／主演：福山雅治】は最高視聴率24.4%、『江　姫たちの戦国』【主人公：江／主演：上野樹里】は最高視聴率22.6%、『平清盛』【主人公：平清盛／主演：松山ケンイチ】は最高視聴率17.8%、『八重の桜』【主人公：新島八重／主演：綾瀬はるか】は最高視聴率21.4%、『軍師官兵衛』【主人公：黒田官兵衛／主演：岡田准一】は最高視聴率19.4%と並びます。
2010年代後半は『真田丸』【主人公：真田信繁（幸村）／主演：堺雅人】が最高視聴率20.1%、『おんな城主 直虎』【主人公：井伊直虎／主演：柴咲コウ】最高視聴率16.9%、『西郷どん』【主人公：西郷吉之助（隆盛）／主演：鈴木亮平】最高視聴率15.5%、『いだてん～東京オリムピック噺～』【主人公：金栗四三、田畑政治／主演：中村勘九郎（六代目）、阿部サダヲ】最高視聴率15.5%と続きました。

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7. 2020年代：『麒麟がくる』『青天を衝け』『鎌倉殿の13人』『どうする家康』『光る君へ』

2020年代に入り、録画視聴だけでなく配信視聴も浸透。またSNSでの拡散など、さまざまなデバイスでコンテンツに接触できるようになり、大河の楽しみ方も多様化しています。
『麒麟がくる』【主人公：明智光秀／主演：長谷川博己】は最高視聴率19.1%、『青天を衝け』【主人公：渋沢栄一／主演：吉沢亮】は最高視聴率20.0%、『鎌倉殿の13人』【主人公：北条義時／主演：小栗旬】は最高視聴率17.3%、『どうする家康』【主人公：徳川家康／主演：松本潤】は最高視聴率15.4%、『光る君へ』【主人公：紫式部／主演：吉高由里子】は最高視聴率12.7%と並びます。
SNSや配信から話題になることも増え、視聴のきっかけや視聴スタイルの多様化が進んでいるといえます。

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