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2020年08月17日

ニューノーマル時代、「生活満足度」を高めるのは"良質な時間"

中山 不尽子
メディア・コミュニケーション事業局 ACR/ex事業推進部
中山 不尽子

ニューノーマル時代、「生活満足度」を高めるのは

コロナ禍における「暮らしやすさ」「生活満足度」は、『暮らしやすさ(7.68点)』『生活満足度(7.00点)』と、双方で前年比2%増加という結果となりました(2020年6月ACR/ex調査より)。このように、自然災害やコロナ禍による社会的不安が高まるなかで、なぜ生活に対する意識がプラスに向いているのでしょうか。その理由について、データを活用しながら検証したいと思います。

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【ACR/ex】   

1.全体的に増加している満足要素は"時間のゆとり"


まず、地区別に平均得点を比べてみた場合、"暮らしやすさ"では北部九州(8.04点)、札幌(7.99点)、広島(7.86点)、"生活満足度"では北部九州(7.46点)、札幌(7.42点)、仙台(7.24点)の順に高くなっています。一方、前年同時期との差分では、関西のプラス0.4pt、名古屋のプラス0.2~0.3ptが高めの増加になっています。(図表1)

【図表1:「暮らしやすさ」「生活満足度」平均点】39672_zuhyo1.png
データソース:ACR/ex2020年/2019年 4-6月,全国7地区



次に、地区別に満足を押し上げている要因をみると、上位項目は地区により異なりますが、全体的に"時間"に対するゆとりが上位項目およびプラスの差分で多くあがっており、とくに前年とのスコア増加が大きい関西・名古屋では5pt以上増加しています。(図表2)

【図表2:居住している市区町村に対する満足・不満の要素】39672_zuhyo2.png【クリックで拡大】
データソース:ACR/ex2020年/2019年 4-6月,全国7地区

2."余暇・自由時間のゆとり"への満足は、働き盛り世代が高めになっている

さらに"余暇・自由時間のゆとり"満足層について年別で構成割合を見た場合、40代(22%)が最も高く、次が30代(19%)と働き盛りの世代が高めとなっています。(図表3)
また、平日の自由時間については2時間未満が5割を超えているのは年代別で30代(54%)、40代(51%)のみとなっているなど、最も時間が重要な世代であることもうかがえます。(図表4)

【図表3:余暇・自由時間のゆとり"満足"年齢構成割合】

39672_zuhyo3.png

【図表4:年齢別"平日の自由時間量"】39672_zuhyo4.png
データソース:ACR/ex2020年/2019年4-6月,全国7地区

3.ニューノーマルで生活時間が変化、慌ただしい朝から"穏やかな"朝に

最後に、"ゆとり時間"満足度が高い40代について平日の「起床在宅・睡眠・外出」の推移をみると、2019年に比べ男性では外出時間が約2時間半減少し、起床在宅時間が2時間程度増加、女性は外出時間が約1時間半減少し起床在宅時間が1時間程度増加になっています。(図表5)
また、朝の時間帯では7時までに起床している割合は男性が75%(前年度79%)、女性は83%(前年度90%)となっているなど、朝の習慣が変わっていく兆しがうかがえます。(図表6)

【図表5:男女40代「基本生活行動時間量」推移】39672_zuhyo5.png
【図表6:男女40代「朝の行動」推移】39672_zuhyo6.png【クリックで拡大】
データソース:ACR/ex2020年/2019年4-6月,全国7地区

4.まとめ


このように満足度を押し上げる要素は地域により異なりますが、移動など物理的な消費時間の減少は生活時間の自由度を高めることに繋がり、少なからず全地域でプラスの要素になっているのではないかと思われます。
ニューノーマルな生活様式で今までになかった"時間"を創れる自由度が全国的に高まりつつあります。これからは"自由な時間を持つ"ことにとどまらず、得た時間を如何に有意義に過ごすのかといった"時間の質"がより重視され、生活満足度を高める重要な要素になっていくのではないでしょうか。
今後もデータを活用しながら、検証を行っていきたいと思います。

関連記事:『生活満足度』は前年比3%増加、ニューノーマルを積極的に実践中

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