【2025年最新】推し活用語集|いい推しの日に知りたい推し活用語39選
- この記事はこんな方にオススメ!
-
- 「推し活」について興味がある方
- 「推し活」に使える用語をおさえておきたい方
<推し活>の文化が広く浸透し、SNSやメディアでも日常的に見かけるようになった今、改めてその意味を整理してみることは、推し活をより深く楽しむための第一歩かもしれません。今回は、11月4日"いい推しの日"にちなんで、推し活にまつわる言葉をひも解きながら、推し活の魅力と広がりを考えていきます。
1.推し・推し活とは?
「推し」とは、一般的には好き・お気に入りの人物やモノで応援したい対象を指し、それらを応援したりする活動のことを「推し活」といいます。ビデオリサーチの生活者シンクタンク「ひと研究所」による2025年の調査では、15~19歳は7割以上、中高年は4人に1人が「推し」がいることがわかりました。
そんな「推し活」がますます盛り上がりをみせている昨今。なかでも11月4日は"いい推しの日"として、推しへの愛を語るなど、推し活への熱量がさらに高まる記念日です。SNSや会話の中では、推し活ならではの言葉が飛び交い、「それってどういう意味?」と感じることもあるかもしれません。
推し活にまつわる言葉は、日々進化しながらファン同士のコミュニケーションを支えています。そこで今回は、推し活界隈でよく使われる用語をジャンル別にまとめました(2025年10月時点、VR Digest編集部調べ)。意味や活用例も添えているので、最近推し活を始めた方も、沼民の方もぜひチェックしてみてください!
2.推し活用語39選/活用例
推し活をするときによく利用される用語39語とそれぞれの意味、活用例を「テレビ・メディア系」「SNS・ネット・ファン活動系」「推しへの感情・関係性系」「番組制作・業界用語系」の4カテゴリーで紹介します。
※2025年10月、VR Digest編集部調べ
テレビ・メディア系
| 用語 | 意味・解説 | 活用例 |
|---|---|---|
| ワイプ | 番組中に出演者のリアクションが小窓で表示される演出 | 「推しがワイプでずっと暴れてる...」 |
| 番宣 | 番組や映画の宣伝のために他番組に出演すること | 「推しが番宣でバラエティ出てた!かわいすぎ」 |
| 電波ジャック | 番宣などのために短期間(1日間など)で複数の番組に出演すること | 「今日は推しが電波ジャックしてるから一日中テレビつけてる」 |
| 裏被り(かぶり) | 同時間帯で複数のテレビ局の番組に出演すること | 「裏被りしててどっちを観るか迷う...」 |
| リアタイ | 放送をリアルタイムで視聴すること | 「今日は絶対リアタイする!」 |
| 録画勢 | 番組を録画して後から視聴する人 | 「録画勢だからネタバレは避けたい...」 |
| 神編集 | 編集が素晴らしく、推しの魅力が最大限に引き出されていること | 「神編集ありがとう...スタッフさんに感謝」 |
| 神回 | 内容が非常に満足した回 | 「今日の回、完全に神回だった」 |
| 尺 | 番組内での放送時間 | 「推しの尺が長くて嬉しい!」 |
| テロップ | 番組内で表示される文字情報 | 「推しのコメントにテロップついてて笑った」 |
| テロップ芸 | テロップの演出が面白く、番組の魅力を高めていること | 「テロップ芸が冴えてて爆笑」 |
| はしご出演 | 複数の番組に連続して出演すること | 「今日ははしご出演!毎回変わる衣装も楽しみ」 |
| ゲスト回 | バラエティ番組などにゲストとして出演する回 | 「推しのゲスト回、絶対見る」 |
| ぶら下がり取材 | 移動中など短時間の立ち止まり時に行う取材 | 「推しが空港でぶら下がり取材受けてた!移動中なのに神対応...」 |
| 天の声 | 番組内でナレーションや進行を担当する声の出演者 | 「天の声が推しだったなんて気づかなかった!」 |
SNS・ネット・ファン活動系
| 用語 | 意味・解説 | 活用例 |
|---|---|---|
| スミン | 「ストリーミング」の略。楽曲や動画を繰り返し再生することで、再生回数を伸ばし、ランキングや注目度を高めるための応援活動。主にK-POP界隈で使われる。 | 「今日もスミン頑張ってる!推しを1位にしたい」 |
| センイル広告/応援広告 | ファンが推しのために自費で駅、街頭などに掲出する広告。※センイル=韓国語で誕生日の意味。 | 「今年もセンイル広告出さなきゃ!」 |
| 供給過多/不足 | 推しの出演や情報発信が多すぎる/少なすぎること | 「供給過多で追いつけない!」/「供給不足で禁断症状...」 |
| トレンド入り | SNSのトレンドに関連ワードが入ること | 「推しの名前がトレンド入りしてる!」 |
| 実況 | 番組やイベントをリアルタイムで視聴しながらSNSに投稿すること | 「実況しながら見るのが楽しい!」 |
| エゴサ | エゴサーチの略。自分の名前などでSNS検索すること | 「推しがエゴサしてるって言ってた!気をつけなきゃ」 |
| パブサ | パブリックサーチの略。自分以外の人物(推しなど)の情報を検索すること | 「推しの名前でパブサしたら今日のライブのセトリがもう上がってた」 |
| 切り抜き | 番組や動画の一部を編集して投稿すること | 「推しの切り抜き動画がバズってる」 |
| 公式切り抜き | 公式が番組や編集して公開した動画 | 「公式切り抜きありがたすぎる...」 |
| 供給ありがとう | 推しの出演や情報発信に対する感謝の言葉 | 「今日も供給ありがとう!元気出た」 |
| 同時接続、同接 | ライブ配信をリアルタイムで視聴している人の数 | 「深夜なのに同接10万人...すごい...」 |
| スーパーチャット、スパチャ | YouTubeのライブ配信中、視聴者が配信者へ送る「投げ銭」機能のこと ※他プラットフォームにおける「投げ銭」と同義 |
「推しにコメントを読んでもらいたくてスパチャしちゃった」 |
推しへの感情・関係性系
| 用語 | 意味・解説 | 活用例 |
|---|---|---|
| 解釈一致/解釈違い | イメージや解釈が他者と一致/不一致すること | 「このイラスト、完全に解釈一致!」「その解釈はちょっと違うかも...」 |
| 尊い | 推しがかけがえのない存在であることを最大限に賞賛する際に使用 | 「今日も推しが尊い...」 |
| 沼 | 推しにハマって抜け出せなくなること、推しの存在が生活の中心になっている状態 | 「完全に沼った...毎日が楽しい」 |
| 箱推し | グループ全体を応援すること | 「箱推しだから誰が出ても嬉しい!」 |
| 同担 | 同じ推しを応援している人 | 「同担大歓迎!」 |
番組制作・業界用語系
| 用語 | 意味・解説 | 活用例 |
|---|---|---|
| タイアップ | 企業やブランド、タレントなどが提携した、互いの強みを活かして商品やサービスの認知度・売上を高めるためのプロモーション施策 | 「〇〇(企業名)と推しのタイアップ決定うれしい!」 |
| ガヤ | 番組内でのにぎやかしのリアクション | 「推しのガヤが地味に面白い」 |
| ひな壇 | バラエティ番組で出演者が並んで座る形式 | 「推しがひな壇でずっと笑ってて癒される」 |
| 食レポ | 料理の見た目、味などを伝えること | 「推しの食レポが上手すぎて食べたくなった」 |
| ドッキリ | 驚かせる演出や企画 | 「推しがドッキリ仕掛けられてて爆笑した」 |
| クール | 番組の放送期間 (1クール=約3ヶ月) |
「次のクールも推しが出演決定!」 |
| クランクイン/アップ | 撮影開始/終了のこと | 「とうとう推しがクランクアップしたって...お疲れ様!」 |
3.ひと研究所 主任研究員コメント
若狭谷 笑未(わかさや えみ)
専門領域:推し活
【推し活】は、もともと"好きな存在(推し)"を応援する行動として始まりましたが、昨今ではそれ自体が"日々を楽しく生きるための手段"として、多くの人の生活に根付いています。
最近では、「推しを応援したい」だけでなく、「推しを見つけたい」という動機で推し活を始める人も増えてきました。【推し】がいること自体が、生活の質を高めるきっかけになっているのです。
さらに、【推し】は個人のパーソナリティを表す要素としても定着しつつあります。特に若い世代では、プロフィールの一部として「推し」が組み込まれている傾向が見られます。
自分を表現する手段として【推し】が誰(なに)であるのかを語ることが当たり前になっており、「推しがいる自分」を前提とした自己表現が広がっています。
こうした流れの中で、推し活にまつわる言葉も急速に浸透しています。応援や自己表明の場面で使われるだけでなく、同じ推しを持つ仲間との交流を深める"共通言語"としても機能しており、推し活文化の広がりを象徴する存在となっています。
主任研究員
若狭谷 笑未
(わかさや えみ)
専門領域:推し活
【推し活】は、もともと"好きな存在(推し)"を応援する行動として始まりましたが、昨今ではそれ自体が"日々を楽しく生きるための手段"として、多くの人の生活に根付いています。
最近では、「推しを応援したい」だけでなく、「推しを見つけたい」という動機で推し活を始める人も増えてきました。【推し】がいること自体が、生活の質を高めるきっかけになっているのです。
さらに、【推し】は個人のパーソナリティを表す要素としても定着しつつあります。特に若い世代では、プロフィールの一部として「推し」が組み込まれている傾向が見られます。
自分を表現する手段として【推し】が誰(なに)であるのかを語ることが当たり前になっており、「推しがいる自分」を前提とした自己表現が広がっています。
こうした流れの中で、推し活にまつわる言葉も急速に浸透しています。応援や自己表明の場面で使われるだけでなく、同じ推しを持つ仲間との交流を深める"共通言語"としても機能しており、推し活文化の広がりを象徴する存在となっています。
4.ひと研究所では<推し活>研究を進めています
ビデオリサーチの生活者シンクタンク・ひと研究所では、「推し活」が人々のメディア利用、消費行動の促進につながることに注目し、「推し活」に関する研究をしています。
<推し活>研究について、メディアでの引用・紹介にご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。
<推し活>研究やメディアでの引用・紹介にご興味がある人はこちらからお問い合わせください!
なお、VR Digest+内の芸能人・タレント関連記事はこちらからご覧いただけます。
<推し活に関する分析記事>
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