「パラメータとは?」今さら聞けない!基本の『キ』

データ統合ソリューション【VR LINC】推進チーム
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このコーナーでは、日頃よりメディア・広告に関連するデジタルマーケティング関係者向けにデジタルマーケティングの世界において「これは知ってて当たり前」と解説がスルーされがちなコトバや仕組みを新入社員にも説明できるような内容でお届けしていきます。

冒頭「こんな方にオススメ」.png

今回のテーマは、「パラメータ」です。

パラメータ(parameter)を辞書で調べると「変数」という訳が出てきます。

「変数」・・・シーンによって値が変化する、という意味です。

さらに検索すると、ITの世界においては「ソフトウェアやシステムの挙動に影響を与える、外部から投入されるデータ(※1)」と出てきます。

・・・ぴんとこない方もいらっしゃると思います。

コンピュータの世界では、パラメータはソフトウェアやシステムを動かす上で欠かせない存在であり、さまざまなシーンで活用されています。

たとえば、ウェブサイトを作り、そのサイトにアクセスした人の数を計測する際に「このサイトに埋めるタグのパラメータには何をセットしておきますか?」と聞かれたりサイトの計測ツールで設定を行う際に、「パラメータの入力欄」などが出てきたことはないでしょうか。

ここで登場する「パラメータ」は、「URLパラメータ」と呼ばれる「URLにくっつけて使用するパラメータ」になります。

今回は、この「URLに付与するパラメータ」を例に、「パラメータ」とは何か解説いたします。

※1 参照:IT用語辞典

もくじ

【はじめに】たとえばこんなシーンがあったとします

【1】URLにおけるパラメータ=URLの後ろにつく「?」以降の文字列のこと

2】「?」以降の文字列は、URLと一緒にのっけることができる『お知らせ』

【3】「お知らせ」(パラメータ)を伝えられたソフトウェアは、何をする?

【4】さいごに

パラメータとは?

ここからは、皆さんがイメージしやすいよう、ある架空の事例をベースに解説いたします。

たとえばこんなシーンがあったとします

たとえば、当社ビデオリサーチが、自社のHPのアクセス数をあげるために、「サマーキャンペーン」と題し、以下の3つのバナー広告をYahoo!JAPANの各種ページに出稿したとします。

④差し替え用画像.pngP、Q、Rではそれぞれ異なる内容のクリエイティブでビデオリサーチのHPへアクセスするよう誘導しているので、広告を出稿する側のビデオリサーチとしては「P~Rのどれが一番効果があったのか」を知りたくなるでしょう。

もし、P~Rそれぞれの広告のクリック先がそれぞれ別のウェブページなのであれば、各ウェブページのアクセス数を見ればP~Rのうち、どれが最も効果が高かったかが分かりますね。

ですが、上記の例ではP~Rいずれも、クリックすると同じ https://www.videor.co.jp/ に遷移します。

なので、 https://www.videor.co.jp/ というページのアクセス数を調べても、P~Rのどの効果が最も高かったかは分かりません。

では、どうやったら分かるのでしょうか? 効果を知る方法は2つあります。

1つは、媒体社であるYahoo!JAPANが報告する媒体社レポートを確認する方法、

もう1つが、ビデオリサーチのHP用に解析ツール(※2)を導入し、パラメータをセットしておく方法です。

※2 HP用の解析ツールとは、Google AnalyticsやAdobe Analyticsなどの「そのサイトのアクセス数はどれくらいか」「アクセスした人は、平均して何ページ見たか」「アクセスした人は平均して何分サイトに滞在したか」などが調べられるツールです。

・・「パラメータをセットしておく」とはどういうことなのでしょうか?

URLにおけるパラメータ=URLの後ろにつく「?」以降の文字列のこと

実際にウェブ広告の出稿に携わったことがある方ならご承知のことかと思いますが、バナー広告のようなウェブ広告を出稿する際には、以下の2つが必ず必要です。

・クリエイティブ(画像や動画)のファイル

・その広告をクリックした先に見せたい、遷移先のURL

クリエイティブは、上記の事例で言うと、バナー広告P~Rのjpgファイルです。

では、URLは何が良いでしょうか?

たとえば以下のURL①②は、いずれもバナー広告Pの「クリック先のURL」として用意できるものです。

⑦差し替え用画像.png

緑の部分は同じですが、②については、「?」から後ろに文字列がいろいろ並んでいます。

そして、②における「?」から後ろの文字列が、このURLにおける「パラメータ」です。

①②は、一見すると「違うURL」に見えるのですが、実は、クリックすると両方とも同じ『ビデオリサーチHPのトップページ』に飛ぶようなつくりになっています。

※②は本説明用にダミーの文字列を含めて作成しています。こちらはクリックしてもアクセスできません。

なぜでしょうか?

それは、皆さんがインターネットをご覧になるブラウザでは、「?」以降に記載された文字列は「URLではない」とみなす仕組みがとられているからです。

⑧差し替え用画像.png

※実際には、ブラウザはある特定のURLを表示させるよう指示を受けると、そのURLに関する情報が格納されているWebサーバーと呼ばれる"情報置き場"に情報提供を求めます。
この際、Webサーバー側では「?」以降のパラメータは無視し、「?」以前のURLのみを読み取って、そのURLに関する情報をブラウザに提供するのが一般的です。
(一部のWebサーバーでは、「?」以降の文字も読み取り、その結果に応じてブラウザに提供する情報を変えるという高度な処理を行うものもあります。)

チェック1.jpg

チェック2.jpg

「?」以降の文字列は、URLと一緒にのっけることができる『お知らせ』

では、「?」以降の文字列は、なんのために②のURLにくっつけられているのでしょうか?

URLに付与するパラメータとは、URLと一緒にのっけることができる「お知らせ」のようなものです。

この「お知らせ」(パラメータ)は、それ単体では意味をなしません。

この「お知らせ」(パラメータ)を受け取ったソフトウェアやシステム側が「お知らせ内容」を理解し、その内容に沿ってソフトウェアやシステムを動かすために存在します。

そして「お知らせ」(パラメータ)である「?」以降の文字列をどのように記載するかは、各ソフトウェアやシステムごとに自由にルール付けしています。

たとえば②はHP用の解析ツールの1つであるGoogleAnalyticsが推奨するパラメータ(お知らせ)の一部なのですが、はGoogleAnalyticsが「こういう風に文字列記載してね」とルール付けしている入力フォーマット、うち、赤字部分はビデオリサーチ側で自由に入力できる箇所です。

⑨差し替え用画像.png

では、GoogleAnalyticsではどんな風にルール付けしているのでしょうか。

文章であらわすと、以下のようになります。

⑩差し替え用画像.png

ということは、②のパラメータ(お知らせ)部分を文章に直すと、以下のようになります。

⑪差し替え用画像.png

チェック3.jpgチェック4.jpg

「お知らせ」(パラメータ)を伝えられたソフトウェアは、何をする?

もし、バナー広告PのURLを、以下のお知らせ(パラメータ)をのっけたものにしたとすると、バナー広告PをクリックしてビデオリサーチのHPにアクセスした人の情報は、単なる「ビデオリサーチのHPへのアクセス者」ではなく

・【お知らせ】Yahooに出した広告経由でビデオリサーチのHPに来た

・【お知らせ】「バナー広告P」経由でビデオリサーチのHPに来た

という2つの「お知らせ」が追加されたアクセス者としてGoogleAnalytics上に記録されます。

同様に、バナー広告Q、バナー広告Rでもそれぞれの「お知らせ」(パラメータ)をURLにのっけておけば、

GoogleAnalytics上ではビデオリサーチのHPにアクセスした人の情報は

・「バナー広告P」経由でビデオリサーチのHPに来た、というお知らせがついていた人

・「バナー広告Q」経由でビデオリサーチのHPに来た、というお知らせがついていた人

・「バナー広告R」経由でビデオリサーチのHPに来た、というお知らせがついていた人

分けてグルーピングすることができるようになりますね。

分けてグルーピングすることができるようになれば、あとはカンタン、それぞれの数がどれくらいあったのかを調べればよいのです。

⑭差し替え用画像.png

さいごに

GoogleAnalyticsで広告の「サイトへの誘導効果」を確認するには上記のような「お知らせ」(パラメータ)の使われ方がなされますが、GoogleAnalyticsの他の機能はもちろん、皆さんの身近にあるさまざまなソフトウェアやシステムでお知らせ(パラメータ)は活用されています。

特に、GoogleAnalytics以外のツールも含め、通常、ウェブサイトや広告のアクセス者数やクリック数などを『計測タグ』を用いて計測する際には

計測に必要な情報をパラメータによって収集することで初めて計測が成立する・・と言っていいほど、パラメータは不可欠な存在です。

【計測タグって何?】「タグ」について詳しく知りたい方はコチラ

身近に触れる機会のあるソフトウェアやシステムがあれば、「これにはどんなパラメータが使われているのだろう」と考えてみると

そのソフトウェアやシステムの理解がさらに進むかもしれませんね。

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