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メディア
2022年01月20日

今、人気の深夜ラジオ!リスナーの特徴を調べてみた。

石井 里歩
メディア・コミュニケーション事業局 メディア企画部 メディア企画グループ
石井 里歩

今、人気の深夜ラジオ!リスナーの特徴を調べてみた。

【はじめに】

以前、こちらの記事で"若者の間でラジオが熱い" ということをお伝えしましたが、今回は深夜ラジオに注目して見ていきます。深夜ラジオの代表的な番組の一つである『オールナイトニッポン』に、2021年3月から新しいブランド『オールナイトニッポンX(クロス)』が加わるなど、いま深夜ラジオが盛り上がっています。そんな深夜ラジオを聴いている人々には一体どんな特徴があるのか、ACR/exのデータから紐解いていきたいと思います。

※以下、「ラジオリスナー全体」とは「1週間のうち、ラジオ総接触分数が30分以上の人」、「深夜ラジオリスナー」とは「1週間のうち、24時~29時のラジオ総接触分数が30分以上の人」とします。

記事の中でご紹介しているサービスはこちら 
【ACR/ex】   

もくじ

1.若く、ひとり時間を楽しむ深夜ラジオリスナー
2.深夜ラジオリスナーはTwitterを愛用!?
3.エンタメ大好きな深夜ラジオリスナー
4.まとめ

1. 若く、ひとり時間を楽しむ深夜ラジオリスナー

 まず男女比を見てみると、個人全体と比べて、ラジオリスナー全体・深夜ラジオリスナーともに男性の割合が高くなっています(図表1)。年齢別に見てみると、ラジオリスナー全体は個人全体と比べて、男女ともに40代~60代の占める割合が高いです。一方、深夜ラジオリスナーはラジオリスナー全体と比べて、10代~30代までの若年層の割合が大きくなっています。深夜ラジオは、ラジオリスナーの中でも若い層が多く聴いていることが分かります。

【図表1:性年代構成】

図表1:性年代構成

データソース:ACR/ex 2021年4-6月,東京50km圏

 次に、深夜ラジオリスナーの家族構成について見ていきます(図表2)。深夜ラジオリスナーは単身世帯の割合が25.8%であり、4人に1人が単身世帯となっています。また、未既婚の割合を見てみると、深夜ラジオリスナーは半数以上が未婚です(図表3)。一人暮らしの独身の人々にとって、人の声の温もりを感じられる深夜ラジオは、ひとり時間を楽しむパートナー的存在なのかもしれません。

【図表2:家族形態】

図表2:家族形態

データソース:ACR/ex 2021年4-6月,東京50km圏

【図表3:未婚・既婚の割合】

図表3:未婚・既婚の割合

データソース:ACR/ex 2021年4-6月,東京50km圏

2. 深夜ラジオリスナーはTwitterを愛用!?

 続いて、深夜ラジオリスナーはどのようにSNSを利用しているのか、見ていきます(図表4)。深夜ラジオリスナーの半数以上がTwitterを利用しており、約4割がInstagramを利用しています。個人全体と比較すると特にこの2サービスの利用率が高くなっていることが分かります。

 実際、Twitterのトレンドには、深夜ラジオ番組に関連したハッシュタグが入っていることが多くあります。TBSラジオ「ハライチのターン!」では、ハライチの岩井さんが好きだという冷凍ポテト「マイクロマジック」を店頭で見つけて購入し、その写真をTwitterに投稿しようという企画がありました。多くのリスナーが"天然マイクロマジック(※1)"を買って投稿し、見事Twitter上でのトレンド二位、三位に番組由来のハッシュタグがランクインしたそうです。こういった事例からも深夜ラジオリスナーがTwitterを積極的に利用していることが想像されます。

※1:スポンサーからの送付ではなく、店頭にならぶものを"天然マイクロマジック"と表現

【図表4:SNSの利用経験(最近1週間)】

図表4:SNSの利用経験(最近1週間)

データソース:ACR/ex 2021年4-6月,東京50km圏

 では、深夜ラジオリスナーはTwitterをどのように使っているのでしょうか。まず、Twitterの閲覧頻度を見たところ、毎日見る人が7割を超えています(図表5)。また、毎日Twitterを見る人の中でも、ほぼ毎日数回見ている人が大半を占めていて、深夜ラジオリスナーは日常的にTwitterを見ていることが分かります。一方、Twitterでつぶやく頻度としては、「毎日」つぶやく人が25%と、4人に1人が日常的に自ら発信しています。投稿はせず「見る専門」の人も36%いるものの、自ら発信もする人は6割強を占めます。深夜ラジオリスナーは、Twitterを通して情報収集、発信ともに日常的に行っているといえそうです。

【図表5:Twitterの利用状況】

<Twitterの閲覧頻度>

<Twitterの閲覧頻度> 

<Twitterでつぶやく頻度>

<Twitterでつぶやく頻度>

データソース:ACR/ex 2021年4-6月,東京50km圏

 では深夜ラジオリスナーは、Twitterのどんなところに魅力を感じているのでしょうか(図表6)。一番多かった魅力としては、「好きなジャンルの情報を知ることができる」でした。他にも、「有名人や友人の様子を知ることができる」「流行を知ることができる」というように、Twitterで"情報収集"ができることを魅力に感じている人が多いことが分かります。一方、「情報の拡散ができる」ことに魅力を感じている人が多いのも特徴で、個人全体の平均値の倍以上と、発信にも前向きな様子がうかがえます。また、「多くの人と繋がり、コミュニケーションがとれる」という魅力を感じている人も2割ほどいました。

【図表6:Twitterの魅力】

図表6:Twitterの魅力

データソース:ACR/ex 2021年4-6月,東京50km圏

3. エンタメ大好きな深夜ラジオリスナー

 そんな彼らの趣味を見てみると、「読書」「音楽鑑賞」「映画鑑賞」「演劇鑑賞」「お笑いライブ」など、ラジオのみならず、あらゆるジャンルのエンタメが好きで楽しんでいることがうかがえます(図表7)。

【図表7:最近1年間にした趣味・レジャー活動】

図表7:最近1年間にした趣味・レジャー活動

データソース:ACR/ex 2021年4-6月,東京50km圏

 ほかにも、この数年で利用者が増えている有料動画配信サービスについて、深夜ラジオリスナーの利用状況をみてみましょう(図表8)。有料動画配信サービスを2つ以上掛け持ちしている人は、個人全体と比べても多く、深夜ラジオリスナーの約4人に1人という割合になっています。
 このことからも深夜ラジオリスナーは幅広くエンタメを楽しんでいることが分かります。

【図表8:2つ以上動画配信サービスを有料で利用】

図表8:2つ以上動画配信サービスを有料で利用

データソース:ACR/ex 2021年4-6月,東京50km圏

4.まとめ

ACR/exから、深夜ラジオリスナーの以下のような特徴が見えてきました。

1. 若者も多く、一人暮らしで独身率が高い
2. 半数以上がTwitterを利用。積極的に情報収集・情報発信を行う
3. ラジオ以外のエンタメも大好き。有料のサービスも含め幅広くエンタメを楽しむ

 深夜ラジオもTwitterも「人と繋がる」ことができるという共通点があります。一人暮らしで独身の深夜ラジオリスナーにとって、ラジオやTwitterはゆるく人と繋がっていることのできる大事なツールなのではないでしょうか。

 また、深夜ラジオリスナーはジャンルを問わずエンタメが好きだということが分かりました。多種多様なジャンルのエンタメに関わる人がパーソナリティーを務めており、番組のイベントやライブが行われることもしばしばある深夜ラジオ。深夜ラジオが、様々なエンタメの「架け橋」的存在になっているのかもしれません。

ゆるく人と繋がっていたい人や、新たなエンタメに出会いたい人は、一度深夜ラジオを聞いてみてはいかがでしょうか。

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