「1st party Cookieと3rd party Cookieの違い」 今さら聞けない!基本の『キ』

データ統合ソリューション【VR LINC】推進チーム
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日々急速な進化を遂げるデジタルマーケティング業界。
皆さんも、毎日のように各社から発信されるニュースで最新情報をキャッチアップしたり、実務上デジタルマーケティングに関わることも多いかと思います。
このコーナーでは、皆さんがニュースや業務で触れるデジタルマーケティングに関する多くのサービスで頻繁に目にする・・・けれども、"基本"であるがゆえ、詳しく説明されることが少ない「単語」や「仕組み」について、初心者にもわかりやすく説明していきます。

冒頭「こんな方にオススメ」.png

今回のテーマは「1st party Cookieと3rd party Cookieの違い」です。

※「そもそも、Cookieって何?」という方は、本記事をお読みいただく前に
  コチラの記事をご覧下さい→Cookieとは?

もくじ

【1】 「1st」=今接している相手、「3rd」=外部の第三者

【2】 そもそも、ウェブページは誰がどう作っているのか?

【3】 1つのウェブページから2つ以上のCookieが作成されるまで

【4】 1st party Cookieと3rd party Cookieの違い

「1st」=今接している相手、「3rd」=外部の第三者

先日公開した「Cookieとは?」では、Cookie=訪問管理表のようなものであり、あるページを訪れるとブラウザから発行・管理されるものだと解説しました。
この"訪問管理表"を、発行している企業ドメイン(*)の違いで分けたのが1st party Cookie
と3rd party Cookie です。
もう少しざっくり言うと、以下の2つに大別されます。

画像4.png

*~ちょっと応用~ドメインとは?*

ドメインとは、各企業が運営するサイトの"住所"のようなものです。たとえばビデオリサーチが運営するサイトはいくつかありますが、
■当社の企業ホームページでいうと、URLのhttps://www.videor.co.jp/ ←赤字部分、
■当社が発行するWEBマガジン「Synapse」のホームページでいうと、
 URLのhttps://synapse-magazine.jp/ ←赤字部分

がドメイン="住所"になります。また、1つのドメインを、用途の違い等にあわせて分割して使うこともあります(分割したものをサブドメインと呼びます)。 Cookieは、多くはドメイン単位で発行されますが、サブドメイン単位で発行されることもあります。

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「今接している相手」と「外部の第三者」・・・ちょっと分かりづらいですね。
もう少し詳しく見ていきましょう。

そもそも、ウェブページは誰がどう作っているのか?

以下の図で「りさ子さん」という女性がパソコンで見ているのは、ビデオリサーチのHPです。
緑の枠内には、ビデオリサーチに関する情報が載っています。そして、画面右下に洗剤のバナー広告Aが出ていたと仮定します。

このとき、以下のブラウザに映っているページは、HTMLファイル(※1)
上に記載されたタグ(※2)からの命令によって、ブラウザ上に表現されています。

そしてさらに細かく見ると

■緑の枠内を表示させるためのHTMLファイルをブラウザに送付しているのは
 ・・・ビデオリサーチ
■洗剤のバナー広告Aを表示させるためのHTMLファイルをブラウザに送付しているのは
 ・・・洗剤のバナー広告Aを配信している広告配信事業会社B

と2社によってページが作られているということがわかります。

皆さんがインターネット上である特定のページを開こうとすると、そのページの運営側から、皆さんのブラウザに「そのページ用のHTMLファイル」が送付されます。 皆さんのブラウザが、そのHTMLファイル上のタグ・・・たとえば「この画像はここに配置する」「最下部には、この文言を掲載する」など、ページを構成するために必要な命令文を実行し、ブラウザ上に可視化させることで皆さんはウェブページを目で見て、理解することができるようになります。

※正確には「ビデオリサーチが保有するドメイン」ですが、ここでは説明を簡略化させるために企業名のみを示しています。

画像1.png

※1 「HTMLファイル」とは、
・何を、どこに表示するのか  (例:ビデオリサーチのロゴ画像は、ページのこの場所に配置する)
・それを、どんな色やサイズで/どんな文字・画像で表示するか  (例:ビデオリサーチのロゴ画像の大きさは、幅●×高さ●で表示する) の命令文が書かれたファイルです。
※2 「タグ」とは、HTMLファイルに記載された"命令文"を意味します。
    詳しくはこちらの記事をご覧下さい→「タグとは?」

1つのウェブページから2つ以上のCookieが作成されるまで

この例でいうと、りさ子さんは『ビデオリサーチのHP』を見に行っているので、運営会社である『ビデオリサーチ』と、今、ブラウザを通して接していると例えることができます。
そして今、りさ子さんが接している『ビデオリサーチ』から、HTMLファイルの提供とあわせてりさ子さんのブラウザ宛てに発行されるCookieが1st party cookieとなります。

一方で、りさ子さんが見ている『ビデオリサーチのHP』の運営企業ではない"第三者"である「広告配信事業会社B」が、りさ子さんのブラウザ宛てに発行するCookieが3rd party cookieとなります。

この2種類のCookieは、ビデオリサーチ/広告配信事業会社Bによりそれぞれ別個に発行・管理するので、当然ながら、それぞれのCookie(訪問管理表)の中身はまったく異なりますし、ビデオリサーチ⇔広告配信事業者Bの間で、お互いのCookie(訪問管理表)の中身を確認しあうこともありません

正確に言うと、前述の通り、Cookieはドメイン単位で発行されるので、異なるドメイン間で発行したCookieは別個のものとなり、お互いに中身を見ることはできません。
たとえば、
■当社の企業ホームページ:https://www.videor.co.jp/ 
■当社が発行するWEBマガジン「Synapse」:https://synapse-magazine.jp/ 
 では、それぞれ別個にCookieが発行されます。

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1st party Cookieと3rd party Cookieの違い

ここからは、両者の違いを見ていきましょう。
では、2つのCookieにはどのような違いがあるのでしょうか?
以下にまとめてみました。

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ポイントは、3rd party Cookieが使われる「理由」です。

3rd party Cookieの活躍により、皆さんにより合った(パーソナライズドされた)広告が見れるようになりますが、一方で「気づかないうちに」「今見ているサイトとは関係ない企業から」Cookieを発行・管理されるということを好ましいと思わない方もいるかもしれません。

実際、このような3rd party Cookieの使われ方に対し、ブラウザ「Safari」を提供する米Apple社はSafariの機能として「ITP(Intelligent Tracking Prevention)」を2017年9月に搭載スタートし、 3rd party Cookieの活用に厳しい制限をつけるなど、世の中的に3rd party Cookieの利用には変化が起きつつあります。

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