【ラジオレコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO】25周年を迎えた中高生応援番組~広島FM『大窪シゲキの9ジラジ』大窪シゲキさん・竹下香織さん~
ラジオ レコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO 第89回
今回は広島FM『大窪シゲキの9ジラジ』のDJ、大窪シゲキさんとディレクターの竹下香織さんに話を伺いました。大窪さんは『大窪シゲキの9ジラジ』のパーソナリティとして第62回ギャラクシー賞(放送批評懇談会 主催)ラジオ部門 DJパーソナリティ賞を受賞しました。
大窪さんは番組で「『9ジラジ』の25年間に関わってくれたスタッフさん、出演者さん、スポンサーさん、アーティストさん、学校関係者の皆さん、そして『9ジラー』(『9ジラジ』のリスナーのこと)みんなで獲った賞だと思っています。皆さん、おめでとうございます!」と伝えました。

●大窪シゲキ・プロフィール
大阪生まれの46歳。今春25周年を迎えた広島FMの中高生応援番組『大窪シゲキの9ジラジ』(月曜〜木曜 20時〜22時)のメインDJ。 2004年、広島FM DJオーディションに応募し落選するも、人柄を買われて9ジラジADに採用。家族の事情により1年で地元大阪に戻り、トラックドライバーをしながらDJスクールに通う日々が2年続く。
2007年、先代(山口雅美)退任により、2代目9ジラジDJに就任する。 2022年5月には高校生をスタジオに招いて、1時間の生放送のDJを体験してもらう人気企画「高校生DJ」の企画がスタート。25年3月末までで、のべ451人が出演した。
内緒にしておくのが大変
やきそば 改めまして、この度はおめでとうございます!
大窪さん ありがとうございます。
やきそば 受賞の知らせを聞いた時はいかがでしたか?
大窪さん 驚きました。ある日突然、プロデューサーに呼ばれたので「何か悪いことをしたのかな?」と思って恐る恐る向かうと、笑顔で迎えてくださって「ギャラクシー賞を獲りました」と言われました。
早く「9ジラー」のみんなや応援してくださった先生たち、歴代のスタッフ、関係者の皆さん、スポンサーさんにも伝えたいと思いました。情報解禁日までは内緒だったので、言いたくて言いたくてしょうがなかったです。DJはおしゃべりだから隠せないんです。何かで匂わせるわけにもいかないし(笑)。
竹下さん その日はボックス(大窪さんの愛称)がカープ戦の始球式※ に出る日だったので別々に行動していて、朝から会っていなかったんです。球場で会った段階では、ボックスは知っているけど、私を含めてほかの人は知らない状態でした。
※広島対ヤクルト戦にて。大窪さんが投げたボールは大きく上にカーブを描き、撮影していた画面からボールが見えなくなったことから「消える魔球」とも呼ばれた。
大窪さん もしもギャラクシー賞の報告が始球式のあとだったら、直球のストレートをしっかり投げていたと思います(笑)。
竹下さん 私は始球式の様子をそのあと放送する『9ジラジ』で紹介するため、すぐに編集しないといけなくて、バタバタしている時にボックスに奥にある控え室に呼ばれました。
何か嫌な予感がしつつ向かうと「『9ジラジ』がギャラクシー賞を獲りました」と言われました。まわりには一切言えないので、その後、ボックスとふたりで熱い握手をしました。

▲広島FMの壁にはギャラクシー賞 受賞を祝う懸垂幕が登場
先代の背中を見て
ギャラクシー賞の受賞理由について「スタジオを飛び出し学校の放送室から届けるお昼の校内放送や、春に門出を祝うイベント『9ジラジ卒業式』も恒例に。
アシスタントに元リスナーを迎えるなど後進も育成。リスナーだけでなくスタッフや先生までをも巻き込む力は、若者向け番組を志すパーソナリティや制作者の目標です」とありました。
大窪さん 10代と向き合い続けたことが認められたのが嬉しかったです。滑舌が悪くて、話にオチがないようなラジオDJの番組なので、まさにみんなで獲りました。9ジラー以外からも、あたたかい言葉をたくさんかけていただきました。
『9ジラジ』の初代DJの山口雅美さん※ に報告した時も「続いていることだけでもすごいのに、竹下さんと長らくよく頑張ったね」と言ってもらえました。
山口さんに育ててもらったことはとても大きいです。中高生と向き合って番組を作ることは楽しくも難しいことで、自分たちなりにやってきたので、山口さんに褒めていただいたのは本当に嬉しかったです。
竹下さん 山口さんは中途半端なことは絶対にしない方で、誰よりも熱心に仕事をしていました。私はその姿を20代前半でずっと見ていたので、あの時に教えてもらった山口イズムを今も受け継いでいます。山口さんは私たちの"恩師"です。
※『9ジラジ』がスタートした2000年4月から7年間担当した。ほかの番組を担当することになり『9ジラジ』を卒業。

▲「9ジラジ卒業式」の様子
学校にリクエストボックスを
やきそば 『9ジラジ』は今まで数々の企画をやってきましたが、なかでも私はコロナ禍に行っていた「リクエストボックス」の企画が好きです。
とある学校に『9ジラジ』専用のリクエストボックス(愛称「リクボックスくん」)を置いて、届いたメッセージを番組で紹介するという。アナログだけど、スタジオと直接繋がっている感じがとても良いですよね。
大窪さん コロナ禍の時に取材ができなくて「何かできないだろうか」と思って生み出しました。
やきそば 勇気がなくてボックスさんに話しかけづらい人でも、リクエストボックスを通じてコミュニケーションが取れるのはいいですね。
大窪さん 最初は心配だったんです。箱に描かれている僕のイラストに鼻毛とか落書きされるんじゃないかと。
竹下さん それはそれで可愛いですね(笑)。
大人になった9ジラーが帰る場所
やきそば 最近は番組開始25周年を記念して、大人になった9ジラーに出てもらう「おかえりバンバン」のコーナーもありますよね。
大窪さん 9ジラーの中には卒業して教師になった人とか、障害者施設で働いている人とかいろんな方がいます。学生時代にしんどいことがあった人も、今は元気に働いています。
大人になってからも「出たい」と言ってくれる人も多いけど、やっぱり気を使うそうで、このコーナーができたことで『9ジラジ』に出られるのが嬉しいみたいです。
やきそば 大人になった9ジラーが帰る場所ですね。
大窪さん 本人が喜ぶだけではなく、親御さん、おじいちゃん、おばあちゃんも聴いて泣いちゃうらしいです。家族までも繋げられる企画です。僕たちは卒業した9ジラーの人生を聞きたいけど、家族や親戚が喜んでくださるのは本当に心にくるものがあります。
やきそば 先日は障害者施設で働いている9ジラーが出演していましたが、とても明るくて優しそうな方ですね。
大窪さん 中学生の時からすごく優しい性格で、そのまま大人になりました。当時は声変わりをする前だったから、すっかり大人になって、青年の声になって成長が分かるのもラジオの面白さですね。
名物9ジラーのひとり「だるまボーイ」
やきそば 先日、私が担当しているラジオ番組『ラジオコンシェルジュ』(渋谷のラジオ)に、ラジオネーム「だるまボーイ」※ さんに出演していただきました。『9ジラジ』では電話出演をしてものまねをしたり、大窪さんがだるまボーイさんの家で収録をしたり、「9ジラジ卒業式」では答辞を読んだりしたそうですね。
大窪さん 答辞の内容が素晴らしかったんです。
竹下さん ものまねも入れてきたし、スタッフいじりもあって、9ジラジ卒業式史上最長の長さでしたね(笑)。
※「だるまボーイ」こと前田知礼さん。学生の頃からラジオが大好きで、さまざまな番組を聴いている。現在は放送作家として活躍。『僕たちの校内放送』『スチブラハウス』『本日も絶体絶命。』『崖』などの脚本、ダウ90000の構成などに関わる。
大窪さん この前会った時に「僕も『9ジラジ』を聞きながら東京で頑張ります」と言ってくれて、嬉しかったです。
竹下さん 彼が中学の時に初めて『9ジラジ』に出た時は「『劇団だるま座』を作って人気になって、そのあとは映画を作ってみたい」と言ってました。この子はすごい人になるかも!と思って出演した時の音源をしっかり保存しているんです!(笑)。
やきそば いつかだるまボーイさんがもっと有名になったら、その音源を流したいですね。それにスポンサーを連れてきてもらいましょう(笑)。
大窪さん ほかにもいろいろな人が、さまざまなところで活躍しているんです!
やきそば ラジオネーム「さくらんぼのみなみん」(のち「みなみん」)さんは、現在は東京でラジオに関する仕事をしてますよね。
竹下さん そうなんです!中学生の頃から知ってますけど、昔から明るいし、ラジオ大好きっ子なんです!昔は大きなさくらんぼのイヤリングをして公開録音イベントに来てくれていました。だからすごくよく覚えています。
味方をつけることが大切
やきそば 学生を応援する番組は、手間がかかって続けるのが大変と言われているので、全国各地で作られている、学生を応援している番組にエールを送っていただけたら...。
大窪さん やっぱり仲間を探すことです。スタッフもリスナーも一緒になって10代を応援しようという気持ちが大事です。だから、収録番組でも、放送時間が遅い番組でも、学校に取材に行って、生徒の皆さんと楽しい時間を過ごして、それが放送で流れることになれば、みんな楽しみにしてくれるんじゃないかと思います。
竹下さん 確かに仲間づくりは大事です。学生向けの番組は、楽しい反面、考えることも多くて難しい部分もあります。なので私たちは『9ジラジ』を作っていくうえで、先生や子どもたちによく相談をします。
例えば先生には「今度、こういう企画をやろうと思うんですけど、どう思われますか?」といったような感じで聞きます。すると、より良い企画にするためのヒントをいただくことがあるんです。同様に学生の皆さんの反応もみます。
いろいろな人に意見を聞くのはすごく大事です。『9ジラジ』は番組ターゲットである中高生を仲間にして巻き込んじゃってます!
子どもに無理をさせないこと
やきそば 企画の内容を考えるうえで心がけていることは何ですか?
竹下さん 子どもたちに無理をさせない企画であること。番組側が "させている企画" にしないことです。子どもたちが本当に興味を持ってくれるかどうか、しっかり判断して実行します。
大窪さん 「高校生DJ」のコーナーは親御さんから応募があることがあります。息子(娘)を放送に出したいとメールを送っていただくんですが、本人がやりたいと思って応募していない場合は丁重にお断りすることがあります。
本人が9ジラーだったら良いけど、聴いていない人だったら会ったことがない人と喋ることになるから嫌だと思うんです。
竹下さん 親御さんから子どもの出演希望のメールが届いた場合は、こちらから連絡をして事情を話してご本人の気持ちを聞きます。お子さんの温度感を確認します。
やきそば ものすごく繊細ですね。
竹下さん 出たくないのに出てしまうと嫌な記憶として残ってしまうし、うまくできなかった自分を責めてしまうと思うんです。
大窪さん 失敗体験をラジオでして欲しくないんです。嫌な思いをするとラジオを聴いてくれなくなるかもしれないし、逆に少しでも成功体験ができて自信に繋がったり、楽しい思い出を作ってもらえたら、大人になってもラジオを聴いてくれるかもしれません。未来のためにやっているところはあります。
10代の話題は共有する
やきそば 『9ジラジ』はアシスタントDJの活躍も大きいですよね。
大窪さん すごく頑張ってくれています。スタッフ業務もしてくれるアシスタントDJの永谷治香(はるちゃん)は高校生と打ち合わせをして、丁寧な台本にしてくれますし、10代の大会や文化祭にもひとりで見に行ってくれて番組でレポートしてくれます!
あとは、新聞やネットの記事などを読んで、10代に関する話題をグループLINEで共有しあっています。
竹下さん 気になる話題を共有するなかで、HAPPYなニュースも心配なニュースも情報だけではなくそのニュースを見た感情の共有もしています。
大窪さん 放送でニュースをそのまま使うと二次利用になってしまうので、学校に改めて取材をして伝えるようにしています。あとは学校のInstagramもチェックしています。いろんな話題が上がってるんです。
竹下さん 例えば、○○高校が遠足に行ったとか、修学旅行に行ったとか。知っておくことで先生とのコミュニケーションのきっかけになります。
やきそば その信頼関係があるから、番組作りがしやすくなるんですよね。
大窪さん ちなみに、広島の学生に関する話題だけで1週間で多いと20本ぐらいはあります。
竹下さん 広島のメディアって積極的に学生にまつわる話題を取り上げてるんです。学校もプレスリリースを出しているので、広島が街ぐるみで10代を応援しているのを感じます。
やきそば すごいですね!
大窪さん ニュース以外にも、鑑賞した映画や足を運んだライブの話も共有します。アシスタントDJには「この作品について放送で喋りたい」といったアピールもしてもらっています。
9ジラーのみんなからメッセージが届いた時に、DJが「知らなかった」と言うよりは「知ってる!」って言ったほうが9ジラーも嬉しいじゃないですか。何かコメントができるようにしています。
やきそば 以前、『9ジラジ』を見学させていただきましたが、スタッフの皆さんの動きが素晴らしかったです。
大窪さん スタッフのみんながガッチリと固めてくれるんです。たとえ僕が番組が始まる1分前にスタジオに入ったとしても、何の問題もなくできる状態にしてくれています。
台本を作ったり、構成もしっかりと考えてくれているので、僕は外に出て『9ジラジ』をもっと広く知ってもらうために、講演会やイベントなどに積極的に行っています。
週末でも呼ばれたらすぐに行って『9ジラジ』をアピールします。僕にとってはそれも役割のひとつで、『9ジラジ』に還元できるようにしようと思ってます。

▲インタビュー時のひとコマ
『9ジラジ』立ち上げ時の苦悩
やきそば 特に番組の開始当初は大変だったそうですね。
竹下さん 当時は20校に連絡をして1校取材させていただけるかどうかでした。「『9ジラジ』ってなんですか?」とか「なぜラジオが学校にくるんですか?」と聞かれて、番組の趣旨を丁寧に説明して学校の会議にかけてもらうこともありました。でも、学校が慎重になるのは子どもの安全を守るためには正しいジャッジなんです。
「関係者以外の人間を校内に入れていいのだろうか」という問題にもなるでしょうし、出演する子どもの親御さんも心配するでしょうから、むしろその対応は正しいですよね。取材の回数や番組の年数を重ね、その苦労はおかげ様でなくなり『9ジラジ』よく聞いとるよ」って声をかけられるほどです。
大窪さん 学校に取材に行ってラジオの楽しさを知ってくれた子は喜んでくれます。広島は中学3年生の時に「自己表現」という授業があって自分の好きなことをPRしたり、高校では「探求」の授業があって外の社会と繋がることが増えています。
学校としても生徒たちにいろんなところで発信してほしいし、ラジオに出ると自己表現の勉強になるので、レベルアップにも繋がりますから。今は学生時代に『9ジラジ』を聴いていた先生も多いので、先生に出演してもらう「先生DJ」という企画も始まりました。まさに繋がりです。
やきそば 「ラジオだから学校に取材しやすい」というところありますよね。映像がなくていいから実は生徒の皆さんにも出てもらいやすいという。
大窪さん フットワークが軽いのも良いところです。ひとりで取材してくることもあります。そういう意味ではローカル局の良さを生かしていると思います。
やきそば イベントを開催した時に9ジラーが参加しやすいのも良いですよね。遠くの番組だったら新幹線代とか宿泊代とかもいるから、どうしても行けないじゃないすか。
大窪さん とても良い距離感なんです。
好きだからこそ続けられる
やきそば では以前にもチラッと伺いましたが、改めて学生を応援する番組を続けていく秘訣は何でしょう?
大窪さん 究極は「好き」だということでしょうね。仕事が充実していなかったらサッカーやゲームをやったり、友達と飲みに行ったりと、そちらで楽しみを作っちゃうと思うけど、やっぱりラジオが楽しいから、仕事をどう充実させるかということを一番に考えています。
あとは共感してくれるスタッフがいることです。もしもラジオに面白さを見出せなかったら続かないでしょうね。
やきそば やはり、信頼できる人の存在は大きいということですね。
大窪さん あとは先ほどの話と少し重複しますが、積極的に番組を広めること。中高生向けの番組は、早ければ1年のスパンぐらいでリスナーががらっと変わります。ほかに興味が出てくるとラジオから離れてしまうので、常に新しいリスナーを入れていく必要があります。
ラジオは放送しているだけでは聴いてもらえないので、自分たちから歩み寄ってラジオに興味を持ってもらうようにします。それで聴いてくれるようになって、その子の友達や兄弟、先生も聴いてくださることもあります。
「さようなら」ではなく「またあした!」
やきそば では、特に大きなターニングポイントとなった出来事は何ですか?
竹下さん 一時期、自ら命を絶ちたいという相談のメールが増えたことがありました。私たちはどう向かい合うべきなのか、かなり悩みました。そういうメールは敢えて番組では紹介しないという手もあるけど、私は読んだほうがいいと思いました。
でも、やっぱり読むのは怖いんです。どんな言葉をかけるのが正しいのかも分からないし。そんななかで私たちができることを考えました。
※『9ジラジ』は自ら命を断つ中高生がいなくなるよう、番組として最善を尽くすことを明確な目標にしたそうです。
竹下さん 相談を送ってくれた本人は、今の自分の状態を知ってほしいんじゃないかと思うんです。メールを読んで私たちなりの全力で言葉と音楽を届けたあと、翌日に悲しいニュースが出ていないか、とても不安になります。
その不安はその翌日も、その翌日も続きます。そしてメールがくると涙が出るほど嬉しいんです。あまりにも心配で過去には警察に相談したこともありました。
やきそば エンディングの挨拶を意図的に変えたということもありましたよね。
大窪さん 「さようなら」「バイバイ!」ではなく「またあした!」とか「またね!」にしました。「さようなら」とか「バイバイ」と言うと、ギリギリの精神状態にいる子が聴くと「自分に言われたんだ」と思ってしまうかもしれません。
「またあした!」「またね!」と聴いて「明日も生きてみようかな」と思ってほしいんです。明日に楽しみがあるだけで、生きたいと思うじゃないですか。「またあした」の繰り返しで楽しいことや、自分の居場所が見つかってほしいです。
僕は講演会でも「頑張れ」ではなく「頑張ってるね!」と言っています。昔、悩んでいる9ジラーに「頑張ってね!」と言ったら「これ以上、何を頑張ればいいんですか?」と言われたことがあります。
竹下さん これは深い問題で、9ジラーによっては私たちが普通に使う言葉が凶器になるんです。そういった細かいところを子どもたちが教えてくれます。
大窪さん 想像力が必要です。元気な時はいいけど、ラジオはどんな状態で聴いているか分からないので、なるべく選択肢を減らしていかないと。
「最近、太った」ということを話したら、それが僕の話だったとしても太っていることを気にしている子は「自分のことを言われたかもしれない」と思うかもしれないから、こちらも想像力を働かせながら放送しています。

皆さんのおかげ
やきそば 大窪さんも竹下さんも『9ジラジ』を長く続けているのは本当にすごいです。
大窪さん やっぱり広島FMが続けさせてくれたからですよ(笑)。思うようにリスナーが増えなかったり、スポンサーがつかなったりで不遇の時代が長くて、恩返しができない時期が長かったんです。
あとは「9ジラー」のみんなはもちろん、サポートしてくださっている企業の皆さんや学校関係者の皆さんも本当にありがたいです。ギャラクシー賞をみんなで獲ったというのはそういうことです。皆さんが応援してくれたおかげです!
(あわせてどうぞ)
<了>