ドラマの記事一覧
記事数: 42件
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「石井ふく子」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第18回 「橋田さんがこの世からいなくなったなんて考えられません。」 急性リンパ腫のため4月4日、95歳で亡くなった橋田壽賀子さんの訃報に石井ふく子氏は辛い胸の内を吐露した。 「橋田さんとは60年のお付き合いです。年中喧嘩したり、相談したり、家族のように付き合ってきました。一日電話しないと『どうしたの?』と心配されることもありました。思い出があり
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「井塚英夫」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第15回 かつてテレビには「2時間ドラマ」という文化があった。いや、もちろん現在も2時間のドラマはつくられているが、いわゆる「2時間ドラマ」枠はほぼ消滅してしまった。 テレビ東京の『月曜プレミア8』がかろうじて残っているが、これはドラマ専門の枠ではなく、バラエティ特番も放送するもの。2019年3月にTBSの『月曜名作劇場』が終わったことで、2時間
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進化を続ける韓国エンタメと人気の理由 日本との違いはどこに?~ライター 西森 路代さん~
『パラサイト』『愛の不時着』『梨泰院クラス』など世界的に注目される韓国のエンターテインメント。映画、ドラマ、音楽、書籍など韓国のコンテンツが支持される理由は?韓国や日本のエンターテインメントに通暁するライターの西森路代さんにお話を伺いました。
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】生活行動を変えるほどの番組
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第29回 現在、ドラマ台本の執筆中です。テレビ朝日で10月31日より放送予定の「先生を消す方程式。」というドラマで田中圭君主演です。 東大進学率が結構高い高校があり、僕の知り合いのA君はそんな学校に通っていました。こういう学校の生徒は先生より勉強が出来てしまうので、先生を追い込むようなケースもあるらしいんです。授業中、間違いを指摘したり、授業を聞
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てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~「関口静夫」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第11回 関口静夫といえば、フジテレビで三谷幸喜と組んだ『振り返れば奴がいる』、『古畑任三郎』シリーズ、『王様のレストラン』、『総理と呼ばないで』、『HR』などを、企画の石原隆とのコンビで手掛けたプロデューサーとして有名だ。君塚良一と組んだ『TEAM』や『さよなら、小津先生』も印象深い。 現在は、FODで配信される純烈の4人を主人公にしたドラマ『
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「貴島誠一郎」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第9回 「株を売るより、夢を売りたいんです!」 山一證券の営業マンだった男がTBSの中途採用試験を受けた際、そう言い放った。 のちに『ずっとあなたが好きだった』(1992年)で「冬彦さん」ブームを巻き起こす名プロデューサー・貴島誠一郎氏である。 その後も『ダブル・キッチン』(1993年)、『誰にも言えない』(1993年)、『スウィート・ホーム』(
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VRデータでみるコロナ禍とメディア動向 vol.3 STAY HOME期間のテレビ視聴動向について〜ジャンル別視聴率の動向を振り返る〜
コロナ禍で外出自粛が長引く中、在宅率が上がるとともに総世帯視聴率(HUT)は2月末ごろから上昇し始め、前年比は約1.2倍ほどになりました。では、生活者が視聴していたのはどのようなテレビ番組だったのでしょうか。 4月時点では生活者が見たいジャンルとして「お笑い番組」「アニメ」「洋画」が挙げられ、バラエティーや映画といったコンテンツの需要が高まっていることがわかっていますが(※1)、 今回はこのような
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連載特別企画第三弾 新視聴率のスタートで変わること〜全国推計視聴数からみた朝ドラ「エール」〜
「新視聴率のスタートで変わること。」と題して、2020年4月にリニューアルした視聴率の理解を深めていただけるよう過去2号にわたって連載してきました。第一弾は、全地区「52週化・PM化」になることで、「毎日」「世帯・個人の両データ」が捉えられること、番組制作、編成上においてPDCAが迅速に行えるようになることをお伝えしました。第二弾では、「全地区でのタイムシフト測定開始」として、リアルタイム視聴率だ
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】『M 愛すべき人がいて』を通じて今のドラマへの思い
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第26回 テレビ朝日で土曜23時15分に放送されているドラマ『M 愛すべき人がいて』の脚本を書かせていただいてます。 コロナ禍で放送が始まり、第一話放送後、ネット上で総ツッコミをいただきました。ドラマ自体のいろんな危うさというか、台詞が大げさだったり、演技だったり、演出だったり、すべてにおいて。そして、ドラマに出てくる田中みな実さん演じる礼香とい
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Synapse海外調査部発!インドにおけるテレビの影響力〜ジェンダーの概念と教育から、家族のあり方まで〜
インドのテレビ業界をテーマにした記事で、テレビでの女性の描き方が変わってきていることをお伝えしました。女性の社会的役割が変化するとともに、テレビのコンテンツも旧来の男性目線のものではなく、女性が共感できるようなものが求められてきています。また、ジェンダーを始めとする、以前はタブー視されていた社会問題にあえて焦点を当てるようなコンテンツも増えてきているようです。視聴者にどのような変化が起きているので